【Air Tag】実は子どもやペットの見守りに使えるのでは?を検証
Air Tagを購入しました。Air Tagとはなんぞや?という方のためにひとことで説明すると「見つける天才」です。iPhoneとペアリングすることによって探し物を見つけ出してくれるガジェット。
使用用途としてはカギや財布など「動かない物」に取り付けて紛失を防ぐものとされています。
小学一年生の子どもを持つ親としてまず思ったのが「子どもの見守りに使えるのでは?」ということ。
現在、見守り用のGPSを持たせていますが、バッテリー容量が小さく2~3日に1回充電しなければならないため非常に手間がかかる。
一方でAir Tagは1年間電池交換なしで利用できるとのことなので可能であればこちらに移行したいんですよね。価格も3,800円で月額通信料もかからないため経済的にも大助かり。(ちなみに購入した見守りGPSの価格は12,000円ほどで3年目からは月額料金がかかる)
【 Air Tag 】実は子どもやペットの見守りに使えるのでは?を検証
公式でも人や動物など動くものに対しての使用は推奨されていないとされていますが、機能を調べると場合によっては動く対象にも使用できるのではないかと感じました。
この製品はペアリングしたiPhoneとAir Tagが一定期間、離れた場所で違った動きを検知するとアラートを発したり、スマートフォンに警告文を表示させる仕組みとなっている。
これはストーキングなど悪意のある追跡を防止するための機能。ただ、建前上は使用できないとしているだけのように思えます。
その根拠はアラートを発するまでの期間が「離れてから3日間後」 というところ。
例えば子どものランドセルに入れて使用すると仮定した場合、わたしは3日以上家を空けることはなくペアリング圏内に入るため問題なく使用できるように思えます。
ただ、GW中のためまだ学校が始まっておらず、検証はできていないため現時点ではあくまで仮説ということだけご留意ください。そしてこの設定はアップデート、つまり企業の任意によって変更できるので、社会的な問題が発生した場合などに変更されるかもしれません。
感想
逆を言えばそういう使い方ができないと用途がかなり限定され、ニーズを満たすことができないように思えます。
例えば盗難用として自動車やマウンテンバイクに取り付けたとしても犯人のスマホに通知が来てしまう仕様であるためAir Tagの存在がバレてしまい、電池を抜かれるか捨てられてしまえば追跡できません。
つまり動くものに使えず盗難防止にも使えない。そうなると多くのひとにとっては不要の産物となってしまうのではないでしょうか。
テクノロジーの進歩、アップデートによって今後、利便性が高まる可能性は大いにあります。しかし現時点では役に立つの?といった感想。
開発者の意図としては「リーガルリスクをヘッジしつつグレーゾーンをあえて残したまま拡販しビッグデータを得たい」といったところでしょうか。
難しいかもしれませんが見守りに使えて犯罪に使われないようなガジェットになってくれることを願っています。
まもなくGWが明け学校が始まります。そしたらわたしの仮説が正しいのか否かを検証してみますね。結果はまた追記するので随時チェックしておいてください~
以上!ではまた!
追記:検証結果
お待たせしました。見守りとして数日間使用した結果を報告します。
まず結論からお話しすると、見守りとして使用できました。わたしの使用用途的には十分。ただ、いくつか注意点があります。
この商品はGPSではなくUWB(超広帯域無線)を利用して検知する仕組みとなっています。したがって他のひとが持っているiPhoneを介して位置情報を受信します。
検知はiPhoneユーザーが半径約9メートル以内に入らなければ行われません。これはつまり人通りのない山奥などに落としてしまうと正確な位置が表示されないということです。
(ちなみに、わたしは人口がそこまで多くない地方に住んでいますが、問題なく使用できています)
また、GPSではないためカーナビのように経路を追うことも出来ず、数十分おきに所在地がわかる程度です。
わたしが感じた注意点は以上。とはいえこれだけの注意点がありながらも利用価値は十分あります。
〇定期的にペアリング圏内に入ればアラートが鳴ることはない
〇どの辺にあるのかはおおよそわかる
〇電池の交換は1年に一回程度で良い
わたしは子どもに持たせる家の鍵につけて持たせています。うっかりカギを無くしたり、迷子になったときの対策などに利用しています。
例えば、ショッピングモールやテーマパークなど、混雑が予想される環境で子どもが複数人いる場合、1人を見ていたら他の子が迷子になってしまった!なんてこともあると思います。そういった場合にもAir Tagを持たせておけば安心できそうです。
ただ、序盤でも書きましたが、アップデートによって仕様が変更になる場合もあるので”現在はこういった使い方ができます”というくらいの認識でお願いしますね。
ではこれで以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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