20年使用しても壊れない傘「前原光榮商店のトンボ洋傘」
私の愛用する傘は↓こちらの前原光榮商店の洋傘です。
すでに10年以上使っていますが、全く壊れていません。不具合もゼロです。こちらの傘を買って以降、ビニール傘や他の傘も一切買わなくなりました。壊れたとしても前原光榮商店で修理をしてくれるので、一生使える傘だと私は思います。
購入したきっかけは、大量消費社会に疑問を感じながら、何も自分の力ではできないもどかしさを抱いていた事でした。そんな中、1つずつ自分の中で改善していこうと傘は一生ものを使うことにしました。
想像してみてください。
もし、自分が家をお願いする建築家や、例えばオーダーメイドの結婚指輪をお願いするデザイナー、オーダースーツの仕立て屋などがビニール傘を使っているとしたら……
また、建築家として常に社会の問題について意識しつつ、建築にこだわりを持てと言いながら、他の事には無関心というのでは、建築家としてどうかと思います。
私はそんな方には不安を覚えるし、依頼は絶対にしません。
デザインとは、見た目のカッコ良さだけではなく、そのデザイナーの生き方や考え方が自分と共感できるものでなければなりません。
前原光榮商店の傘の良さ
● 16本の骨で構成され、丈夫で軽く、傘を開けば直径110cmのたっぷりとした広さがある傘。手作業で組まれた工芸的な骨組み。中心の棒は、樫を何度も丁寧に磨き、日本的な奥ゆかしいツヤがある。
● 伝統的なハタにより丹念に織られた高級感のある色合いと生地。雨音が心地よく響き、雨の日が楽しみになる傘。
● 天然素材の手元のバリエーションは様々で、厳選されたそれぞれの材料にあった方法で丁寧に曲げていく。
傘に限らずですが、まずは傘から消費するという意識を無くしていきませんか?
デザインから入っても良し、エコの観点から入っても良し、機能性から入っても良し、贈り物から始めても良し。
とにかく、日本人の古き良き意識や文化が少しでも修復できればと願います。
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