変化を楽しむ
人間というのは、変化を嫌がる生き物で、例えば引っ越しをして新しい生活をスタートする、新しい職場で働き始めるなどの場合には、ストレスを感じやすい。逆に、以前と同じ行動が取れるような場合には踏襲すれば良いだけなので、余計なストレスを感じず、楽に感じる。
日常生活に目を向けると、毎日、同じ時間帯に同じ行動をすることで、前日からの変化が少なく、リズムが整っていく。
勉強、料理、散歩、筋トレ、読書など、事前に時間帯を決めておくことで、リズムが整い、無意識のうちに最大限のパフォーマンスが発揮されるようになる。
何事も「いつも通りが1番」と言われる所以(ゆえん)は、このあたりに起因するのかもしれない。(聞いたことがない人がいるかもしれないが・・・)
私自身、リズムを整え、安定して物事に取り組むこともあれば、逆手にとって行動することもある。
逆手にとるのは、どういうときか。
それは、アイデアを出したいときだ。
私の体感でいうと、いつも通りの安定した生活リズムを送っているときは、斬新なアイデアが出にくく、誰もがすぐに思いつくようなキレのない考えばかりが思い浮かぶ。
一方で、あえて生活リズムをいつもに比べてズラしたときなんかは、次々と自分でもワクワクするようなアイデアが思い浮かぶ。
斬新なアイデア、オリジナリティーの求められるアイデアが求められるタイミングで、私は就寝時間、起床時間、食事の時間をいつもより早めるように意識している。
その結果、過去には常識を疑うような発想が思い浮かび、物事の前提から考えなおすことになり、最終は1つの形とする経験ができた。(具体的に説明したいところではあるが、諸事情によりあえて抽象的な表現にしている)
生活リズムを狂わすメリットは他にもある。
それは、安定志向の思考が頭の中から消えていき、チャレンジしてみたいという気持ちが芽生えてくることだ。
いつも通りの生活リズムでは、わざわざ負荷のかかるチャレンジをしようなどとは、なかなか思わない。
実際、私は普段のリズムを変化させることで、noteを始めてみようと決意するに至り、今がある。
時代の変化とともに、自分自身も変化しようと意識していなければ、気がついた頃には自分だけ感覚が古いままなんてこともあり得る。
変化することは、新しい自分に出会うことを意味するので、本来は楽しい行為のはずだ。
変化に対する「こわい」「面倒」「しんどい」といった考えを払拭し、日々少しづつ変化していくことを楽しんでいきたいと思う。