
お茶を作る
実家の山椒畑(元みかん畑)にお茶の木をが何本か植えてあり、毎年5月の連休頃に茶摘み、製茶して自家消費1年分のお茶を作っている。母はお茶と味噌なんて買ったことないわーって豪語していたが、今年は骨折して入院中なので、隣のおばちゃんをあてにして、お茶を作ってきた。


お茶の木は元みかん畑の段のところに植えてあるものの、全く手入れされておらず、大きい木は1.5m超えてる。栽培しているもののように全部新芽、という状態にもなっていないけど、上の方にたくさん新芽が出ている。


現場で枝を刈って、刈った枝から新芽を摘む。枝を持って帰れば家でもできるので、手分けしてひたすら摘む。僕は家で摘んで、呼ばれると刈った枝を取りに畑へ往復。朝の7時くらいから4時過ぎまでかけて、5人で上の写真の緑色の袋に2杯くらいの新芽を摘んだ。


製茶は釜炒り茶、になるんだろうか。新芽を鍋で炒って、ムシロの上で揉む。揉んで組織を壊して、葉を縮れさせる。揉んだらムシロの上に広げて天日で干すのだけど、夕方から製茶してるので、干すのは翌日に持ち越し。翌日は朝から干しておいて、また畑へ摘みにいく。家で摘む組は合間にムシロの上の茶葉をひっくり返したり、日陰になったムシロをひなたに動かしたり。

一日乾燥させて出来上がり。5人がかりで1日分がムシロ7枚、20Lの缶に2杯分くらい。これが3日続いた。、

こういう自家消費分の製茶、割と当たり前に行われていて、和歌山や奈良の茶粥文化を支えてるような気がする。
