第1部-3 実践編:モチベーション理論って知ってどうする? ~やる気を操り、人生を動かす~
知識編では、様々なモチベーション理論を紹介しました。
「なるほど、人間のやる気って、こんなに奥が深いんだな…」
そう思った方もいるのではないでしょうか?
しかし、知識を身につけるだけでは、人生は変わりません。大切なのは
「学んだことを、どのように活かすか」です。
この章では、モチベーション理論を日々の生活に活かし、やる気を引き出し、目標を達成するための具体的な方法をステップ形式で解説していきます。
ステップ1:セルフモチベーション診断
まずは、自分の「やる気」の特性を知ることから
始めましょう。
あなたはどんな時にやる気が出て、
どんな時にやる気が下がるのでしょうか?
以下の質問に答えて、
自分自身のモチベーションタイプを分析してみましょう。
⚫︎あなたは、どんな時にやる気が出ますか?
・a. 目標を達成した時
・b. 人に褒められた時
・c. 新しいことに挑戦する時
・d. 誰かの役に立った時
⚫︎あなたは、どんな時にやる気が下がりますか?
・a. 失敗した時
・b. 批判された時
・c. 単調な作業が続く時
・d. 周りの人と意見が合わない時
⚫︎あなたは、目標を達成するために、どんな方法
を使いますか?
・a. 計画を立てて、着実に実行する
・b. 周りの人に協力を求める
・c. 柔軟に計画を変更しながら進める
・d. 直感に従って行動する
これらの質問への回答から、あなたのモチベーションの源泉や、やる気を維持するための方法が見えてきます。
参考資料:モチベーションタイプ診断結果
・a が多い人: 達成意欲が高いタイプ。
目標を明確にし、達成感を得られるように工夫
しましょう。
小さな目標を積み重ねていくことが得意です。
・b が多い人: 承認欲求が高いタイプ。
周りの人からのフィードバックを積極的に受け
取りましょう。
チームで協力して働くことが得意です。
・c が多い人: 好奇心旺盛なタイプ。
新しい挑戦を続け、刺激的な環境を作るように
しましょう。
変化を楽しみ、創造性を活かすことが得意です。
・d が多い人: 社会貢献意欲が高いタイプ。
人の役に立つことを意識し、貢献できる場を見
つけましょう。
共感力が高く、人をサポートすることが得意で
す。
ステップ2:価値観に基づいた目標設定
モチベーションを高く保つためには、
「なぜ、その目標を達成したいのか?」
という目的意識を持つことが重要です。
「痩せたい」
「お金持ちになりたい」
「スキルアップしたい」
…目標は人それぞれですが、その目標を達成することで、あなたはどんな未来を描いているのでしょうか?
あなたの価値観に基づいた目標を設定することで、intrinsic motivation(内発的動機づけ)を高めることができます。
目標設定シートを使って、以下の項目を明確化してみましょう。
| 目標 | なぜ、その目標を達成したいのか?
| 具体的な行動計画 | 達成期限
ステップ3:モチベーションを維持するための環境デザイン
モチベーションは、周りの環境に大きく影響されます。
あなたのモチベーションに影響を与える要素を特定し、改善できる点がないか考えてみましょう。
環境デザインチェックリスト
・作業スペース: 整理整頓されているか? 集中し
やすい環境か?
・人間関係: 周りの人に、目標達成をサポートし
てくれる人はいるか?
・情報: 目標達成に必要な情報は、すぐに入手可
能か?
・ツール: 目標達成をサポートしてくれるツール
はあるか?
・リフレッシュ: 気分転換できる場所や方法は確
保されているか?
ステップ4:モチベーションアップのためのテクニック
モチベーションをさらに高めるために、ちょっとした工夫を取り入れてみましょう。
・ご褒美: 目標を達成したら、自分にご褒美を与
えましょう。
・可視化: 目標達成シートやカレンダーなどを使
い、目標を可視化しましょう。
・アファメーション: 「私はできる!」「必ず目標
を達成する!」といった肯定的な言葉を、心の
中で繰り返しましょう。
・仲間: 目標を共有し、励まし合える仲間を見つ
けましょう。
・休息: 疲れている時は、無理せず休息を取りま
しょう。
まとめ
モチベーション理論を理解し、実践することで、
やる気を引き出し、目標達成に近づけることができます。
ご紹介した方法を参考に、あなた自身のモチベーションを高めるための方法を見つけてください。
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