1回4失点しても大阪桐蔭 森陽樹投手が来年ドラ1と思う理由
今日は、高校野球の秋季大阪大会の決勝がありましたので、舞洲にて試合を観てきました。
決勝は、大阪桐蔭vs履正社というライバル対決でした。
今日は、大阪桐蔭の森陽樹投手についてnoteを書きたいと思います。
試合は、履正社が集中打を2度も見せて、8得点を奪い優勝しました。(スコア)
森投手は、6回から登板。
しかし、いきなり6回の1イニングで4失点。。。
それでも僕は、この投手は来年(2025)のドラフトの一位となるだろうなと思いました。
その理由を書いてみたいと思います。
190センチでバランスのとれた体型
まずは見た目です。
マッチョや高身長の揃う大阪桐蔭vs履正社の試合のグランド上でも、際立って背が高く、またアスリートとしてバランスの取れた体型をしていたのが森選手です。身長190センチ、体重90キロとのこと。
グランドのどこにいても、一際目を引く存在です。
大谷翔平選手が193センチ、佐々木朗希選手が192センチだそうですね。きっと、ああいったスター選手と同じ程度のサイズ感だなと思うと、それだけで高いポテンシャルを感じる選手でした。
綺麗な投球フォーム
僕がフォローしている西尾典文さんは、ドラフトに向けてアマチュア野球をよく観ていることで著名な方です。
西尾さんがあるインタビューで、ドラフト候補選手のどういうところを見ているのか?と問われた時に、「投手ならばメカニクス的にスムーズな投球フォームかどうかをチェックしている」と仰っておられました。言い方を変えれば、投球フォームにぎこちない所が無いことが重要、とのこと。
僕は投球動作解析の専門家ではないですが、少なくとも野球経験者として、今日の大阪での試合を2試合観戦し、合計8投手を見ました。その範囲の中でも、森投手の投球フォームが最もスムーズで美しいと感じました。
森投手の動画は数々世の中に出ていますので、ぜひチェックしてみて下さい。僕のスマホで今日撮った極悪画質の動画も、一応共有させて頂きます。
つい最近、報徳学園の今朝丸投手の試合も生で観戦しましたが、メカニクス的な観点では、森投手の方がスムーズなフォームをされているなと、個人的には感じました。
圧倒的なスピード
今日観た2試合は、大阪学院vs近代付属、大阪桐蔭vs履正社という名門ばかりの試合です。
合計8投手の登板を観たのですが、森投手のスピードが圧倒的でした。
球場はスピードガンがなく、僕の体内のスピード眼(ガン。しょーもな)での体感計測ですが、森投手の球速だけ群を抜いていたのは間違い無いと思います。
履正社の各打者が森投手に対しては、先発した大阪桐蔭の中野投手に対しての空振りの質とは全く違う感じの、どうしようもない感じの空振りをしていましたね。
履正社の打者にヒットを打たれるシーンもあったのですが、そのヒットも、履正社の打者が上手くヤマを張って、それが当たったという雰囲気でした。履正社の打者のレベルになってくると、並の投手ならばどの球種にも対応できるて、崩されながらもヒットにできる、みたいなシーンをよく見かけます。
しかし、森投手に対しては、履正社打線はそもそもかなり球種を絞ってヤマを張らねば対応できない雰囲気の打撃でした。そして、ヤマが当たれば綺麗なヒット。ヤマが外れれば、どうしようも無い空振り。そんな打者が多かったです。
4点取られたのは?
とは言え、1イニングで4点も取られたのも事実。
ただあの状況は、キャッチャーによる守備妨害が無ければ、1失点で終わっていたようにも言える展開でした(たらればですが)。
三塁手のエラーもありましたし、報道によれば森選手の自責点は1らしいです。
こういった理由でしたので、生で観戦した身としては、スコア上のインパクトほど森投手が打たれたイメージは持ちませんでした。
変化球が決まると手をつけられない
失点した6回以降の7、8、9回は0点で抑えています。
明らかにリードが変わりまして、縦に大きく割れるカーブ(縦スラ?)のようなボールを多投するようになりました。
僕の動画を再掲しますが、履正社の3番の好打者 辻選手を打ち取った投球は典型的です。
初球、二球目と縦変化の大きいカーブで追い込み、ストレートでファール。最後はカーブを引っ掛けさせました。
そもそもストレートがめちゃくちゃ早いのに、かなり球速帯の異なる変化球でもストライクが取れて、縦横に加えて奥行きのストライクゾーンも使えていました。
この投球をされたら、強豪高校のスラッガーと言えども手も足も出ないでしょう。
ハマったときの森投手の凄さを生で見ると、超高校級だと感じました。
今朝丸投手との比較
僕が森投手がドラ1だろうと思う一番の理由はこれです。
最近、報徳学園の今朝丸投手の生の投球を観ましたが、正直言って、森投手は球質としては引けを取らないと思いました。
現時点では、森投手は荒削りな部分がありますので、投手としての完成度は今朝丸投手が間違いなく上でしょう。ただ、今朝丸投手はドラ1確実と言われているので、森投手が順調に成長すれば、間違いなくドラ1だろうと確信しました。思い返せば、今朝丸投手も2年生の頃はかなり荒削りな印象がありました。
余談ですが、大阪桐蔭の中野投手は、報徳の間木投手とタイプ的に重なります。間木・今朝丸コンビと、中野・森コンビを勝手に重ねていました。
と言ったところが、生観戦した感想です。
きっと、森投手はドラ1からプロ野球のスター選手になるんやろうなと、生で見て感じました。
今後の森投手の活躍が楽しみです。
今日も読んで頂いて有難う御座いました😃
#野球観戦
#大阪
#高校野球
#野球が好き
#大阪桐蔭
#森陽樹
#森投手
#甲子園
#投手
#プロ野球
#ドラフト
#ドラフト1位2025