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【Amazon商品ページ】売れるカタログの作り方解説

【2024年11月5日 更新】

こんにちは、たつみん∣ECモール研究家です。

Xで拡散いただき皆さまありがとうございます
@tatsumin_ec

多くの方が知りたい「売れる商品ページ(カタログ)の作り方」について解説したいと思います。

Amazon検索アルゴリズムのポイントを押さえ商品ページを作成することで、ページを育成し長期的に販売ができるようになります。

これからAmazonで商品登録を行うつもりの方は、本noteで商品ページ作成の基礎を学んでください。


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Amazon商品ページに出品する



⒈Amazon商品ページ(カタログ)の特徴

Amazonで商品を販売するためには、商品ページ(カタログ)に商品を出品をする必要があります。お客様が商品ページを訪れ「買っても良い」と購買の意思決定を行った結果、カートボタンを押していただけます。

商品をより多くのお客様にお買い求めいただくために、商品ページはお客様に欲しい!と感じてもらえるつくりにすることが大切です。

商品ページはAmazonに決められたフォーマット(ルール)のなかで、画像や動画、それぞれの配置や構成を考えます。

⒉「新規出品」と「相乗出品」の違い

Amazonで商品を販売するには3種類の方法が存在します。

商品ページを新しく作ることができるのは、新規出品する場合です。これまでAmazonで販売されたことがない商品で、新しく商品ページをつくる必要がある商品がそれに当たります。

そして、すでにAmazonに商品ページ(カタログ)が存在しており、そのページに相乗りするかたちで出品することを相乗出品といいます。

相乗出品では、一からページを作らなくてよいかわりに、別の出品者が作成したページを基本的に変更することができず、そのまま流用するかたちを取ります。

最後に紹介するのは、ベンダーといってAmazonが出品者の代わりに商品を販売する方法です。

さきほど述べた新規出品と相乗出品は出品者が直接お客様に販売するセラーとなりますが、ベンダーはAmazonに商品を卸して販売をAmazon(本体)に委託するスタイルです。

売れる商品ページの条件


⒈AmazonSEOを意識した商品名

商品ページをつくり新規出品する際にまず押さえておかなくてはいけないのが、Amazonの検索アルゴリズムです。

商品を必要としているお客様に商品ページを見つけてもらうためにも、AmazonSEOの基本に則ったキーワード対策をすることが大切です。

AmazonSEO対策についてはこちらで解説しています。


お客様がAmazonで商品を探すときに、真っ先に目にするのが商品名そしてメイン画像(サムネイル)です。この商品名はAmazonSEOに影響を与えるキーワードを盛り込むことに加えて、その見やすさも大事な要素です。

「水」と検索すると画面いっぱいに情報が溢れる

ここでは敢えて「読みやすさ」ではなく「見やすさ」と述べました。商品検索画面では視界いっぱいに情報が敷き詰められており、お客様は一品一品丁寧に確認することはしません。

そこで商品名の設定には「AmazonSEO」「見やすさ」を意識した作りが求められます。これが商品ページのクリック率を高めます


⒉転換率を高める構成

商品ページは、「AmazonSEOを意識したキーワード対策」と「魅力的なクリエイティブ(画像・動画)」を用意すれば問題ないと語られることがありますが、これは間違いです。

たしかにこの2つの要素が不足しては、お客様にページを見つけてもらうことも商品情報を伝えることは難しいでしょう。

しかし、商品ページを作成する目的がお客様にカートボタンを押していただくという行動にあるのであれば、大切なことはお客様に快適にお買い物をしていただくという視点です。

欲しい商品をすぐに見つけられ、求めている商品情報をわかりやすく得ることで、お客様は快適にお買い物ができます。

あなたもAmazonで買い物をするときには、調べたり深く考えることなく手早く買い物を済ませたいと思った経験はありませんか?

お客様がAmazonで商品を購入する理由は、商品が必要だからです。購買意欲を喚起されて衝動的に欲しいということが無いというわけではありませんが、ユーザーの大多数は必要だから購入するのです。

そこで商品ページを作るうえで知っておかなくてはいけないのが、どういった文脈で商品を購入する必要があるのかといった、お客様の課題の理解です。

例えばハンマーを購入しようとしている人がAmazonで「ハンマー」と検索するとき、その人がハンマーそのものを欲していることはほとんどありません。

ハンマーが欲しいという人はごくわずか

その方が欲しているのは、釘を打ち付けて棚をつくりたいであったり、錆びた釘を引き抜くだったりの課題の解決です。

そのため、ハンマーの商品ページをつくるときには、「軽くて打ちやすいから楽々DIYができる」や「片側に釘抜きが付いていて一石二鳥」のような表現が正解となります。

このようなお客様の課題(インサイト)を理解し、課題の解消ができることを説得できる構成にすることで、購入ボタンを押していただける確率を高めることができます。

転換率を上げる方法についてはこちらで解説しています。


⒊魅力を伝えるクリエイティブ(画像・動画)

最後の大事な要素が、画像や動画などのクリエイティブです。1番がAmazonSEO、2番が転換率を高める構成そして最後がクリエイティブと覚えてください。

商品ページ作成の優先順位

⒈ 商品を見つけてもらうAmazonSEO
⒉ 転換率を高める構成
⒊ 画像と動画のクリエイティブ

つまり、最高のクリエイティブを作成する技術やリソースが無くても、お客様に見つけていただいて、お客様の課題を解消する構成を用意することができれば商品を販売することが可能ということです。

もちろんクリエイティブのクオリティが高ければそれだけ転換率を高めることはできますが、質の高いクリエイティブを作ることが難しく不格好なものしかできなくても販売にさほど支障はありません。

お客様の課題を解消することを証明できる画像・動画をつくることは大前提ですが、商品の用途は1つとは限らないため、幅広いユーザーに興味を持ってもらえるよう情報を網羅性を高める必要があります。

さきほどのハンマーの例の続きですが、釘を打つ抜くをするのは自宅で日曜大工で使用する人が思い浮かびます。それ以外にもアウトドアでテントのペグを打つ人や車に入れて脱出用として常備したい人も候補で考えられるでしょう。

このような使う人により課題が複数あることを想定し、商品ページ内で多くの需要に対応できる説得材料を用意しておくことで、売上の最大化を図ることができます。

網羅性を高めるためには、同一カテゴリの売れ筋トップの商品ページを確認するようにしてください。特に力を入れる自社オリジナルのような商品であれば、検索画面の並び替え「おすすめ順」上位3ページ分くらい競合分析が求められます。

売れている商品ページを確認することで、商品によってどのような課題があるかが浮き彫りとなります。それぞれメモをしてクリエイティブ作りに役立ててください。

事前準備


売れる商品ページの条件がわかったところで、次は商品登録を行うための準備をしていきます。

本来であればキーワードボリュームを調べたり競合商品ページをチェックし構成や画像を分析しますが、本noteではリサーチ法については割愛します。

商標とブランド登録

新規商品登録を行うブランドを長期的に育てていくなら、ブランドの商標を取得してください。商標を取得することでできることの幅が広がり、競合からブランドを守る壁(参入障壁)として機能します。

商標とは?

自社ブランドを他社ブランドと区別するための識別標識です。
商標を取得したブランドは自社で独占的に使用が可能で、他社は使用することができません。
万が一、勝手に使用されてしまった際には使用の差し止めや損害賠償請求をすることで使用を中止させることができます。
詳しくはこちら↓
知っておかなきゃ、商標のこと!商標をわかりやすく解説!

政府広報オンライン

ブランドの商標を取得したうえで、次はAmazonにブランドの登録を行います。必ずしもブランド登録を行わないと商品ページを作成できないというわけではないですが、ブランド登録することで得られるメリットが多いため、やらないという選択肢がありません。

ブランド登録のメリット一覧

・Amazonストアページの利用
・Amazonブランド分析の利用
・SB/SD広告の利用
・製品コードを免除して商品ページ作成可能
・競合からの権利侵害対策

ブランド登録の方法

⒈ Amazon Brandページに入る
⒉ 「Brand Registryの開始」からログイン
⒊ 必要情報の入力
⒋ Amazon審査が終了すればブランド登録完了

詳細な方法はこちらから↓
Amazon ブランド登録とは

Amazon公式ブランド登録紹介

ちなみに、自社ブランド商品を登録すること前提で話を進めていきますが、他社ブランド商品をAmazonに登録する場合はもうひと手間を必要とします。

Amazonは1商品1カタログの原則となっているため、同じ商品で複数の商品ページをつくることは許可されていません。この点は楽天やYahoo!と明らかに異なります。

他社の商品を登録する際には、既にAmazonに商品ページが存在しているかどうかセラーセントラルで確かめるようにしてください。Amazon内に存在が確認されなければ晴れて登録を行うことができます。

商品ページが存在するか確認する方法

⒈調べたい商品のJAN・EANを準備
⒉Amazonセラーセントラルにログイン
⒊「商品登録」で商品情報(JAN・EAN)を入力して検索


JAN・EAN(GS1事業者コード)

先ほども登場しましたが、ブランド登録のためのJAN・EANを取得する準備を行います。多くの方には聞きなれないコードの名称かもしれませんが、Amazon商品登録では大事な識別コードなので、この機会に知っておくようにしましょう。

JANコードとは?

「どの事業者の、どの商品か」を表す国際標準の商品識別コードです。13桁の数字で構成される標準タイプと、8桁の数字で構成される短縮タイプの2種類があります。
国によっても呼び方は違っており、日本ではJANコード(Japanese Article Number)と呼ばれています。海外ではEANコード(European Article Number)、GTIN-13、GTIN-8と呼ばれます。

GS1 Japan HP

JANコードを取得するには、GS1事業者コードを申請します。申請の登録料と年間の管理費は申請する会社の事業規模により変化しますが、一番安価な1億円未満の売上規模なら初期申請料が11,000円、登録管理費が6,050円です。

GS1事業者コードの申請方法

⒈GS1 Japanのウェブページに入る
⒉GS1事業者コードの新規登録手続きを行う
⒊登録申請料を支払う
⒋入金後約7営業日で書類が届いて終了

詳しくはこちら↓
GS1事業者コードの新規登録手続き

GS1 Japan HP


出品カテゴリ選定

商品をどのカテゴリに出品するかは商品ページを育てていく方向性に影響を及ぼします。商品を探しているお客様がすぐに商品ページを見つけられるよう、お客様が検索する可能性が最も高いカテゴリを選定します。

カテゴリが違うものが紛れている

例えば検索画面で「ペン」と打ち込んだとき、表示される商品を見てみると「文房具・オフィス用品」のカテゴリに設定されるものが大多数の中、「パソコン・周辺機器」のカテゴリも含まれています。

仮にあなたがタブレットで使用するタイプのタッチペンを取り扱っていたとします。新規商品登録を行う際に、大多数のペンは「文房具・オフィス用品」のカテゴリだからと自社もそれに習おうとするのは間違いです。

Amazonユーザーは、検索窓に固有名詞を打ち込み指名検索する方法商品のカテゴリから探す方法の2つを使い分けて商品探しをします。

自社商品の固有名詞で指名検索してもらえるケースでは出品カテゴリの影響をそれほど受けません。その一方で、購入する商品が定まっておらず特定カテゴリ内のなかで妥当なものを選ぼうと考えられているケースでは、需要を取りこぼしてしまう可能性があります。

ちなみに、あえてお客様が検索するであろうカテゴリをずらし、小さなカテゴリでシェアを伸ばすといった戦略もあります。

それにしてもお客様に最も見つけてもらえるようにするという方針に違いはないので、これを基準にカテゴリ選定を行うようにしてください。

商品ページの作り方



ここからは売れる商品ページの作り方を具体的に解説します。Amazonで売れている商品ページはすべて必ずやっていることことなので、1つも漏らさず確実に行ってください。

検索アルゴリズムに効果的なキーワード配置

AmazonにはA10という検索アルゴリズムが、どの商品をお客様に表示するかを決めています。この検索アルゴリズムが商品を探しているお客様に確実に提案するよう、検索されるキーワードを商品ページに盛り込んでいきます。

「商品名(タイトル)」

検索で上位表示されるために最も重要なのは商品名(タイトル)です。商品名をつくるときに意識することが2点あります。

まずは検索アルゴリズム対策です。AmazonAIが商品ページの情報を正しく理解できるよう情報の整理を行います。

そのために、お客様が検索する可能性が特に高いキーワード候補を商品名に含めます。

ただ重要キーワードを散りばめたら良いということではなく、Amazon規約に則り検索アルゴリズムにおすすめされる形式に整える必要があります。

検索アルゴリズムに良い商品名の付け方

・50~80文字以内
・キーワードの並び順は「ブランド 商品名 特徴 スペック」のように規約に則る
・重要度の高いキーワードを左から順に配置する

詳しくはこちら↓
わかりやすい商品タイトル

Amazon出品大学

そしてもう一つ大事なことが、お客様がクリックしたくなる見せ方です。

お客様は商品検索画面で数多くの商品を比較検討しています。そのなかで自社商品ページを選んでいただくためには、読みやすく注目されるタイトルでなければいけません。

読みやすいとは、商品名を一瞬見ただけでもどんな商品なのか瞬時に理解できるわかりやすさです。

下の2つの商品名はどちらが読みやすいでしょうか?


【ハンマーA】 
ブランド名 商品名 ネイルハンマー ラバー付き ハンドル 250g

【ハンマーB】
ブランド名 商品名 ネイルハンマー ネールハンマートンカチ 釘抜き 日曜大工木工作業 耐衝撃 ラバー付き ハンドル 小型 全長270mm 重量250g



8~9割の方は【ハンマーA】の方を選ばれたはずです。【ハンマーA】は商品を探す方が認識しやすいよう必要最低限のキーワードを配置しています。

それに対して【ハンマーB】はキーワードの網羅性を意識しすぎて、情報過多の状態となっています。これではお客様が一瞬でどんな商品なのか認識をするのは困難です。

商品名の実例

キーワードの配置は完全に文章にすることは難しいですが、可能な限り文章として続くような形式でキーワードを配置することでクリックされる確率を高めることができます。

そして読みやすさに加え、注目されるという要素も商品名に盛り込むことができれば、さらに効果的です。

良くみかける例だと「Makuake〇〇万達成」「〇〇監修」「1秒に〇〇個売れてる」といったついつい注目してしまうキャッチーなコピーです。

Amazon規約的にはふさわしくないですし、検索アルゴリズムにもネガティブな影響を与えることになりますが、それを上回るほどアクセスが狙える場合は使用することも検討します。

商品説明の箇条書き(商品仕様)

商品名(タイトル)に次いで重要となる項目は、商品説明の箇条書き(商品仕様)です。

商品仕様の実例

商品ページ内で読み飛ばす人が多い箇所ではありますが、検索アルゴリズムに影響するので商品名に入れることができなかったキーワードを盛り込みます。

商品名よりも多くの情報を含めることができ、商品情報を5~7行(カテゴリによって変化)で商品説明をする項目です。

こちらも商品名と同様に検索アルゴリズムを意識したキーワード配置をしつつ、お客様にわかりやすい文章作成を心掛けます。

ただ、こちらは読み飛ばす方も多いため、商品名ほど読みやすさにこだわる必要はありません。読みやすさよりもキーワードを漏らさないことに注力してください。

おすすめは、最後の5行目に保証内容を説明する手法です。これも商品名の「注目される」と同じ意味合いです。検索アルゴリズムには影響を与えませんが、お客様の関心度が高い事柄のため、保証の説明があると購買に繋がりやすくなります。

保障の説明例

30日間の品質保証:初期不良対応期間は商品到着日から30日間です。初期不良対応期間内に、万一製品の不具合(故障、破損など)や部品不足などございましたら返金対応させていただきます。

そのまま使用可能です


検索キーワード

検索キーワードは商品ページを作成するときに入力する箇所ではありますが、お客様からは見ることができないものとなっています。

純粋に検索アルゴリズムにしか影響を与えないため、商品名(タイトル)と商品説明の箇条書きで入れられなかったキーワードをここで入れるようにします。

こちらは文字数ではなくキロバイトによって入力制限が設けられています。ファッションを除くすべてのカテゴリは500バイト未満まで入力でき、日本語入力であればおよそ160文字を使用できます。

Amazonの規約では、商品ページに含めるキーワードについて数多くのルールが存在します。Amazon出品大学を読み込み、こちらを把握したうえでキーワードを考えてください。

検索キーワードについて

効果的に検索キーワードを使用する

Amazon公式HP


画像と動画の挿入

画像や動画などのクリエイティブは、お客様が購入を決める意思決定に影響を与えます。

動画は制作する難易度が高いことからどうしても用意できないということもあるかもしれませんが、画像は必ず準備するようにしましょう。

☆メイン・サブ画像

商品ページの画像は、メイン画像サブ画像の2種類に分けられます。



メイン画像はサムネイルであり、検索画面で表示されているは背景白抜きの画像です。サブ画像は商品ページにアクセスした際に表示される2枚目以降の画像をそう呼びます。

メイン画像はお客様が商品検索で自身が求めている商品かどうか判別する際に利用されるので、アクセス数に影響を与えます。

サブ画像はすでに商品ページにアクセスしたお客様が商品を購入に値するかどうか吟味するのに用いられ、転換率に影響を与えます。

この2つの違いを理解したうえで、クリエイティブ改善をする際にアクセスを増やすならメイン画像。転換率を改善するならサブ画像。という判別の仕方をしてください。

クリエイティブ改善のポイント

アクセス数を増やす ➡ メイン画像を改善
転換率を上げる   ➡ サブ画像を改善

画像は9枚まで登録可能ですが、表示できるのは7枚までとなっています。動画を挿入する場合はそのうちの1枚分を消費してしまうため、画像は6枚までの表示となります。

スマホファースト

メイン・サブ画像ともにスマホで見られることを意識して作成してください。

画像の加工はPC上で行う方がほとんどです。そしてそのまま画像登録を行う流れとなりますが、PCとスマホで画像の見え方が違うことは注意しましょう。

現代では購入者の大半がスマホから商品を購入します。カテゴリによってもその差はありますが、特徴的なカテゴリでは購入の9割がスマホということもありえます。

PCとスマホでは商品ページの見え方は全く異なるため、画像を製作する際には売上最大化の観点からスマホファーストで行うようにしてください。

最近ではタブレットを利用する人も増えており、時代に合わせた画像の見せ方が求められます。

スマホファーストで気を付けたいのは以下の3点です。

スマホファーストで気を付ける点

・文字が視認できるか
・情報量を調整しシンプルに仕上げているか
・横×縦が1000px×1,500pxに近づけられているか

転換率を高める構成

画像の配置には意味を持たせてください。魅力的な画像一つ一つはそれだけではお客様が購入するという行動には結び付きません。

お客様の欲求や課題を理解していることを示しつつ、そのうえで数ある商品の中でも自社の商品がお客様に最も喜んでいただけるという証明をします。

カテゴリや商品によっても絶対の正解はありませんが、私がよく使用するテンプレートを紹介します。どうやって構成を作ってよいのかわからないという方は参考にしてください。

サブ画像構成
サブ1 映える画
サブ2 商品特徴
サブ3 差別化要素
サブ4 信頼・安心感
サブ5 スペック情報


☆商品紹介コンテンツ(A+)

さきほどメイン画像とサブ画像について述べましたが、余力がある方は商品紹介コンテンツ(A+)にも画像を登録してください。転換率の底上げができます。

商品紹介コンテンツ(A+)とは?

画像とテキストを組み合わせた商品詳細ページ。商品の訴求だけでなくブランドの紹介をすることもできるため、転換率の向上に役立てられる。メイン・サブ画像がスライド形式で固定されているのに対して、A+はモジュールを自由に組み合わせることで、自社独自のクリエイティブ表現が可能。

詳しくはこちら↓

Amazon公式HP


商品詳細情報の入力

新規商品登録では、可能な限り情報を入力するよう心掛けてください。

商品説明の箇条書きで説明済みであったり、画像で紹介した内容であっても重複を気にせず詳細に情報を入力しましょう。


気になるお客様は隅々までチェックしている

お客様は商品ページのどの箇所を注目するかはわかりません。画像しか見ない人もいるかもしれませんし、テキストしか読まないという人もいるかもしれません。

何度も同じ説明をする必要は無いと考えるかもしれませんが、お客様が探している情報をすぐに提供できた方が購買に繋がりやすいと思いませんか?

また、商品情報を詳細に記載しておくことで、問い合わせ件数を減らすことができます。必要のない手間は極力減らす工夫をしましょう。

登録後の確認



商品ページを作成したら数日置いてから確認作業を行います。商品ページを登録したと思っても実は情報が反映されていなかったり、意図しない結果となってしまっている状態を未然に防ぐ目的があります。

出品カテゴリ

商品ページを作成するときに出品カテゴリを選択しているはずですが、日を空けてからカテゴリを確認してみると別のカテゴリになってしまっていることがよくあります。

これはAmazon内のAIが、商品ページ情報から最適なカテゴリに振り分け直しているため起きる現象です。

誤ったカテゴリに登録されているのを発見したら、Amazonテクニカルサポートに連絡し事情を説明してください。1~3日以内に修正を行ってくれるので、それで元のカテゴリに戻っているはずです。


画像・動画

画像や動画などのクリエイティブも1つ1つチェックが必要です。Amazonの規約に反したクリエイティブのみ反映されていないことがあります。

画像・動画の登録編集画面で理由が表示されているので、その部分を修正して再登録を行うことで正常に反映されるはずです。

もし何度修正してもクリエイティブが反映されなかったり、規約に反する内容の意味がわからなければ、Amazonテクニカルサポートに問い合わせてください。

問題の詳細と解決方法を具体的に教えてもらえます。

ASINインデックス

AmazonSEOにおいてはキーワードが重要だということを繰り返し述べてきました。狙ったキーワードが商品と紐づいていなければ、商品を探しているお客様に見つけてもらうことができないためです。

このように商品とキーワードを紐づけすることをインデクス化といいます。意図したキーワードが商品ページが正しく紐づけできているかも、商品ページ作成後に行いましょう。

インデクス化の確認方法

⒈ 検索窓に「商品ASIN」と「キーワード」をスペースをあけて入力
⒉ 検索を実行
⒊ 検索した商品ASINと同じ商品が表示されたらインデクス化成功


商品ASIN+スぺース+キーワード
表示されているためインでクス化成功

インデクス化ができていない場合、考えられる理由が2つあります。

1つ目は、狙ったキーワードが商品名(タイトル)の後方に位置している可能性です。商品名の左から5番目あたりまでのキーワードがインデクス化される傾向がありますが、それ以降に位置していると外れてしまう場合があります。

その際には、商品名におけるキーワードを自然な形で左から5番目までに配置してください。

2つ目は狙ったキーワードの数が多すぎる可能性です。およそ5個のキーワードしかインデクス化はなされないので、6個、7個目は含まれていないのが正常です。

ちなみに狙ったキーワードがインデクス化されていなくてもこれまで述べたキーワード対策を行っていれば、お客様に見つけてもらう分には問題ありません。

特定のキーワードがインデクス化されていた方が検索アリゴリズム上で有利というだけの話です。


まとめ


本noteでは、売れるAmazon商品ページの作り方について解説してきました。

商品ページの作成は総力戦です。Amazon検索アルゴリズムの理解に始まり、顧客心理を読み解くマーケティング知識、画像などのクリエイティブを制作するテクニック等々あらゆるテクニックを集結してはじめて売れる商品ページが完成します。

はじめからすべてができるという方はいませんので、まずは自身のできるところから着実に実行してください。

優先順位の高いAmazonSEO理解からはじめ、転換率を高める構成、そしてクリエイティブの順番での攻略をおすすめします。

各テクニックについては別noteで解説していますので、必要な個所を参照ください。

【参考リンク】

私のAmazonの知見を詰め込んでいるので、これらを読めば売上アップできる日がグッと近づきます。

■Amazonのアクセスを集めるためには?
【AmazonSEO】上位表示される検索アルゴリズムの理解

■Amazonの転換率(CVR)を上げるためには?
【Amazon転換率UP】CVRの見方と上げる方法解説

■Amazonの売れる商品ページ(カタログ)をつくるには?
【Amazon商品ページ】売れるカタログの作り方解説

■Amazonのカスタマーレビューを増やすには?
【Amazonカスタマーレビュー】評価を増やす方法と削除依頼の手順

■Amazon広告を運用するには?
【Amazon広告運用】広告の種類と出し方まで全体解説

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