私の中で起こっている「健康」の話
column vol.49
前回、「世の中で起こっている健康の話」と題して、最新記事をご紹介いたしましたが、私自身が取り組んでいる健康法についても触れたいと思います。
なぜならば、実は私、マーケティング・コンサルタントの傍、運動指導者としても活動しているからです。
ちなみにメイン画像は、昨年10月に大正製薬さん主催で行なった「立川らく朝の健康落語」にゲスト出演した時の写真です(下の写真は会場の様子)。
江戸東京博物館のホールにて、立川らく朝師匠の落語を楽しんだお客さま対象に、鑑賞疲れの首をケアするコリとりメソッドを披露しました。
さて、なぜ私が本業があるにも関わらず、運動指導もやっているのか?今日はその話をしたいと思います。
マラソン中毒の30代に運命の出会い
30代の頃、とにかくマラソンにはまっていて、数々のレースに出場しました。仕事が忙しいので最初のうちは完走目的で走っていましたが、徐々に本気になり、サブ4(フルマラソンで4時間切りのタイム)を目指すようになってしまいました。
ところが、本気になってもなかなか達成できない…。何とか達成したいと思い、当社に出版部門があるので社長に頼み込み、ランニングの書籍を発行することに。仕事にかこつけて達成のための方法論を取材しました。
〈RUNjoy Style Diary 2014 / LIFE DESIGN BOOKS〉
この時出会ったのが体調改善運動の「コンディショニング」です。筋肉のコリ・ハリをとり、筋肉の正しい使い方を覚えることで100%のパフォーマンス発揮を目指すためのメソッドです。
日本コンディショニング協会(NCA)のメソッドは、東京五輪のメダル候補であるクライミングの野口啓代選手や楢崎智亜選手、メジャーリーガーの前田健太選手、スキージャンパーの髙梨沙羅選手などのトップアスリートが取り入れており、チームで言えばサッカーJ2の東京ヴェルディや、大学駅伝の黄金時代を築いている青山学院大学駅伝部などでも採用されています。
筋肉の状態と使い方を良くするメソッドなので、一般人の不調改善や美容にも取り入れられています。
例えば、背中が円背になるのは呼吸筋が上手く使えていないことが主な原因ですし、お尻が垂れるのは内転筋や大臀筋などの働きが悪いからと推測されます。
仕事が忙しく、これ以上練習量は増やせない。コンディショニングの本を読んだら、どこでも簡単にできるメソッドだったので、「これだ!」と思い、開発者の有吉与志恵先生を訪ね、取材をさせていただきました。
そして、半年間、コンディショニングに取り組んだ結果こうなりました。
25分タイムを縮めてサブ4達成!
サブ4をあっさりとクリアしてしまいました。しかも、タイムを25分も縮めることに成功。本当にウソみたいな本当の話です。
しかも、長年悩まされていた、首コリ、肩コリ、そして腰痛がいつの間にか改善。完全に健康体になっていました。
それで、コンディショニングにはまって、ちゃんとメソッドを身に付けたいと思い、日本コンディショニング協会(NCA)のインストラクター(CI)の資格を取得。ここで運動指導者の第一歩を踏むことになりました。
ちなみに、作った書籍は手帳タイプだったので、メソッド部分だけ抜き出し、さらにブラッシュアップした形で『ランディショニングブック』という名前で再発行し、協会や協会のメソッドを採用したコンディショニングスタジオで今も販売されています。
本格的に運動指導者になった「きっかけ」
その後、NCAの広報の仕事をお手伝いすることになったので、もう一段階学びを深めようと、ジュニア・コンディショニング・トレーナー(JCT)の資格を取得しました。
NCAではインストラクターはバーバル(口頭指導)のみ。トレーナーからコンタクト指導ができるようになります。JCTは基本の13メソッドのサポートコンタクトが可能に。
この後、自社の健康経営の取り組みで社員を対象にコンディショニング講座を開くようになり、当社に健康関連の企業がクライアントに多かったことから、企業主催のイベントに出演するようになりました。
もちろん、商業施設でも数々イベントをしてきました。
それで、お客さまから質問された時、きちんと説明ができるように勉強を重ねることになり、本格的にコンディショニング・トレーナー(CT)の資格を取得。気がつけば協会の最高資格であるプロフェッショナル・コンディショニング・トレーナーの資格まで取得していました。
ここまで来ると、有疾患者やアスリート、可動制限のある高齢者、キッズなどの特殊対象者のコンタクト指導もできるようになり、今ではグループレッスンだけではなく、パーソナルレッスンも行なっています。
パラレルキャリアを歩める人間に
今年はコロナの影響もあってイベントという形はできていませんが、やれる範囲で活動は続けています。
企業の健康経営での講演など、インナー向きの施策にも参加しているので、興味がある方はぜひご連絡くださいませ(笑)。
いずれにせよ、本業のマーケティング・コンサルともう1本、運動指導の方も続けられたらと思っています。
最近ではパラレルキャリアは当たり前の時代になってきましたが、やはり可能性が広がると仕事がますます楽しくなります。
ずっと裏方として企業のマーケティング&プロモーション活動を支えてきた私が、今では表舞台に立つこともある。10年前の自分からでは想像もつかない姿です。
今後はまた折を見て「筋肉」の話もしたいと思います。そんなわけで、今後も私の記事をご覧いただければ幸いです。それでは、本日も元気に良い一日を!