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“JLDS_CS”コラムのご紹介_5

column vol.706

先月の第一週からスタートした「会社note」ですが、2ヵ月目に突入しました。

今回も、もう一人の副社長の石川が、私たちの会社の出版部「Life Design Books」についてご紹介しております。

今回、石川が取り上げた本は当社代表・谷口正和の最新刊、『エンパワーメント・プログラム』です。

サブタイトルが「あなたが変われば、世界が変わる」

昨年の夏に発売されました。

「エンパワーメント」とは、「権限委譲」「能力開花」という意味。

昨年度は私と石川が副社長になって3年目だった年。

谷口がほぼほぼ私たちに経営を任せた年でもあったので、その頃の決意だったりをこの本を見ると思い出します。

そして、「あなたが変われば、世界が変わる」という言葉については、谷口正和の経営哲学が色濃く表されています。

私は30代になったばかりの頃、社長の右腕だったHさんから評価のフィードバックの際、「社長と話し合って決めたのだけど、俺たちは今日からお前を一切甘やかさないから」と宣言されたのを覚えています。

その時は具体的に「何をどうする」ということは言われなかったのですが、いくつか課せられた厳しさの中の1つ「言い訳をしない」「人のせいにしない」ということでした。

何か上手くいかないことがあって、それが明らかに誰かのせいであっても、社長もHさんも

「お前に何かできなかったことは無かったのか?」

と私に問いました。

誰が悪いかはどうでも良い。お前は何かできなかったのか?

その答えを求められてきたのです。

当時は「何で自分だけ、こんなに厳しくされるのだろう…?」と思っていましたが、経営を代行するようになって、全てはリーダー(経営者)が負わなくてはならないことを痛感しました。

会社の中で起こる全てを自分事化しろ

…とは言われたことはないのですが、そういうことを二人は私に教え込もうとしていたのではないかと推測しています。

そうして、私のリーダーとしての資質を推し量っていたのではないかと。

社長は自分でも「口から生まれた男」と形容するぐらいよく話す人ではあるのですが、こういった教育についてはほとんど説明しません

それは、社長が常に「気づく力」を重要視していたからということもあります。

強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ。

これはダーウィンの進化論の有名な一節ですが、変化の源泉は「気づき」にあると社長は考えており、学び洞察考察を重ねながら、いかに気づく力を高められるかを私たちに求めているのです。

そして、気づき力を高めるための心構えとして重要なのが「ニュートラル」でいること。石川の文章では「中間」と表現されています。

物事を見聞きする時は、必ず自分が「透明の箱」になるようにイメージする。

そうやって柔軟に多様な視点を内包していく。その多様な視点を重ね合い、化学反応を生み出し、新しい気づきを手にしていく。

そういった「自己変革(自己変容)」できる人こそがリーダーとして理想であると考えているのです。

社長のそんな教えは、VUCA時代の昨今は特に大切なのではないかと感じています。

石川の書く文章を読みながら、久しぶりに社長のエッセンスに触れ、背筋が伸びる思いになりました。

ということで、VUCA時代にも最適な時代のヒント経営のヒントが詰まった一冊になっておりますので、興味を持っていただいた方は、ぜひ読んでいただけると幸いです!

よろしくお願いいたします。

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