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「好きなことで生きろ」と言うけれど…
column vol.285
昨日は「45歳危機一髪」をテーマに「変態する中年」についての道筋を書かせていただきました。
しかし、そもそもこれからの時代は、どんな生き方が望ましいのでしょうか?
「好きなことで、生きていく」
2014年、YouTubeが発したキャッチコピーは今、多くの人の心に響き、市民権を得ています。
この考え方を世に広めている一人が堀江貴文さんでしょう。
宇宙ビジネスに和牛ビジネス、コメンテーターなど、自分のやりたいことにどんどん向かっていく姿は圧巻です。
そんな堀江さんの頭の中を少し覗いてみましょう。
遊び尽くすと人生は好転する?
大切にしているのは「人生を遊び尽くす」こと
実に、堀江さんらしい言葉です。
〈PRESIDENT Online / 2021年4月22日〉
「テクノロジーの進化で、社会からつらい労働が減っていき、食糧は余りまくっている。また格差拡大の問題に対処すべく、世界中でベーシックインカムなど、『働かなくても生きられる』システムの実装が進んでいる」
だからこそ、自分のやりたいことに挑戦し、情熱をもって毎日を遊ぶ(遊ぶように働く)人にビジネスチャンスや、人やお金が、自然に集まってくるというのが堀江さんの持論です。
私のような凡人からすると、「それは、堀江さんだからできるのではないだろうか…?」と思ってしまうのですが、そういった意見に対しても
「僕だからできることなんて、ほんの少ししかない。」
と、きっぱり断言します。
好きなことは失敗の向こう側にある
よくよく堀江さんのこと思い出すと、たくさんの失敗を積み重ねており、時には収監され、時には炎上・袋叩きに合うなど、大変な人生を送っていることに気づきます。
でも、「堀江さん」と言われてパッと思い出すのは、人生を楽しんでいる姿。
大抵の人は、やりたいことが見つかったとしても、その手前にある「失敗という急流の川」を渡るのが怖くて立ち止まってしまう。
そして、もう1つ。堀江さんほどのスケールのでかいことはできないと思ってしまうことではないでしょうか?
しかし、よくよく考えてみれば、自分らしく生きることと、スケールがでかいことは違うはずです。
「ナンバーワンではなくオンリーワン」
『世界に一つだけの花』が発売されて約20年経ちますが、未だ多くの人たちが他人と自分を比較しながら生きている。私もその中の一人かもしれません(笑)。
なぜ、何者かになりたいのか?
広告業界のみならず、さまざまな分野で活躍するThe Breakthrough Company GO代表の三浦崇宏さんがBusiness Insider Japanのエグゼクティブアドバイザー、浜田敬子さんと対談した記事が面白かったのでご紹介します。
〈Business Insider Japan / 2021年4月20日〉
三浦さんは「『何者』かになりたい」という新刊を出されましたが、書籍を通じてこのように望んでいます。
「『何者』かになろうとしている人や、実際何者かになった人も、それなりにしんどい」ってことが伝わればいいと思ってるんですよ。読者が自分の足元を見るきっかけになってほしいんです」
「足元の青い鳥」。自分の幸せの源泉は何なのか。
結構、私の周りには「好きなことが見つからない」という方がいますが、もしかしたら、自分が一番幸福を感じることって何だろうって考えると一番早いのかもしれません。
野球好きの人がプロ野球選手になっても、お笑い好きの人が芸人になっても、仕事が辛いのは同じ。あとは、仕事に情熱を注げるかどうかの差なのではないかなぁと思ったりします。
逆に言うと、野球を通してどんな幸福を得たいかを追求しないと、結局は好きなものが好きではなくなり、苦しいだけになってしまうのではないでしょうか?
迷ったら険しい道を選ぶ
私は自分なりの幸せを突き詰めた結果、「成長」と「自己の必要性」に集約できました。
それが分かってからは、今の職場で最大限成長するためにはどうすれば良いか?「働かないおじさん」に陥らず「必要とされるおじさん」であるためにはどうすれば良いか?
そのことだけを追求しています。
そうすると、自ずと険しい道を選ばざるを得なくなり、毎日結構しんどく感じています、、、(汗)。
険しいけど、達成すれば「成長」と「自己の必要性」を実感できる。特に「よくやった」「ありがとう」なんて言われると逆に深酒してしまうほど、気持ちが高ぶります。
結果、その喜びが得られる今の職業は「好き」になっている。
これも、好きなことで生きて行くための方策かと思います。
私はとてつもなく凡人で、普通の人生を送っています。
恐らく私の人生に憧れる人はいないと思います(笑)。しかし、自分の中では意外と豊かで充実している。
とりあえず、私一人でも幸せならそれで良いと感じています。
好きなことが見つからない人は、まずは自分なりの幸福論が見つかると良いかもしれないですね。