前回は幼少期から小学校時代について書きました。
今回は、中学生時代です。
よろしければお付き合いください。

中学時代

中学では野球部に入りました。
小学生の時から、日曜日はいつも友達とキャッチボールや野球をして遊んでいて、その頃から好きでした。
僕らが小学校4、5年生の頃、当時の甲子園ではPL学園のKK(桑田・清原)コンビが大活躍していたのを見て、とても憧れていました。
僕も高校は野球の強豪校に行って、甲子園に出場して、プロに注目されて、ドラフトにかかる。。みたいな夢を見ていました。
それと、年頃で女の子にモテたかった僕には、野球をやっていればモテるんじゃないか、という不順な動機もありました。笑

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そんなわけで中学では野球部には入っていたんですけど、僕が通っていた中学校は、市内屈指のヤンキー校でもあり、かなり荒れていました。。
授業中に校庭に暴走族のバイクが数台乗り込んできて、爆音で授業を妨害したり、卒業式にはお礼参りに備えてパトカーが5台くらい正門の前で待機しているという、そんなビーバップな学校でした。笑

小学校から仲の良かった友達も同じ中学に通っていたのですが、その彼が所謂不良と呼ばれるヤンキーの同級生や先輩たちと付き合うようになって、
髪を染めたり、ズボンが太くなったり、学ランが短くなったり、身なりが「そちらより」になっていきました。
でも彼の性格が変わったわけではないし、根はとてもいい奴で好きだったので、僕も変わらず彼とつるんで遊んだりしていました。

ある日、生活指導の先生が僕を呼び出して、
「あいつらの付き合うのをやめろ」
と言ってきました。
僕は
「何でですか?」
と聞き返しましたが、先生は
「お前のためにならない」
と言い、さらに、
「お前はこのまままともにやっていれば、高校に行く時は、勉強でもスポーツでも推薦が狙えるんだから。あいつらといるとろくなことがないし、内申点にも影響するぞ。」
と一方的に話してきました。

僕の友達は、たしかに身なりは大きく変わったけど、特段中身が変わったわけではない。それは僕がよく知っている。。
見た目で人格否定をする大人に猛烈にムカつきました。
これを機に、僕の態度も日に日に反抗的になっていきました。
制服も着崩すようになりました。
でも野球部で坊主頭だったし、あまりやり過ぎると野球部のおっかない先輩にシメられるという恐怖もあったので程々に。笑
それに「身なりはわりと普通でめちゃくちゃ強い」のがいちばんカッコいいと思っていたので、いかにもという見た目ではなく、「チョイワル」くらいにしていました。苦笑

中学に入ったばかりの未熟すぎる僕は、大人に限らず「見た目で判断する奴」がとにかく嫌いで、そういう人たちを相手に突っ張っていくようになりました。
だんだん目つきも鋭く(というか悪くなり)、体もどんどん大きくなっていったので、周りからも怖がられるようになっていくのがわかりました。
自分では「何にムカついているのか」わかっていたのですが、この年頃は、とにかくエネルギーも有り余ってるし、常にイライラしていて、そんなオーラが出ているものですから、元々仲が良かったのに、僕に近寄らなくなった人もいました。
もちろんそれは自分が悪いんですけど、
「お前らもそうやって見た目で判断すんのかよ!」
と、いちいち突っかかっては喧嘩をするということを繰り返していました。

さらに、この中一の夏に、祖母が他界してしまいます。
家族は母と僕の2人だけになり、母は夜遅くまで仕事をしていて、日付が変わってから帰ってくるということも多かったので、僕が学校から帰っても、家には誰もいないという環境になります。
僕はそれをいいことに、夜な夜な遊びに出歩くようになります。
夜に出歩ける中学生の仲間なんて限られてますから、そういったアウトローな友達との親交が益々深まっていくわけです。
夜のゲームセンターや、パチンコ屋に行ったり、タバコを吸ったり、原付バイクを直結にして乗ってみたり。
さらに、ここでは言えないようなことも色々とやらかしましたが、ネット上に残ってしまうとアレなので、これくらいにしておきます。笑

野球部の練習が終わって帰ってきてから、夜遊びに出ていってたわけですから、授業中は居眠りしたり、バックレたりで、成績はダダ下がりです。
それでも中学校までの勉強は、小学校までで培った読解力や計算力といった基礎力でどうにか切り抜けることができました。

今でも僕は、「最初は近寄り難かった」とか「オラオラ系の怖い人かと思った」と言われてしまうことがあるし、仏頂面で街を歩いていると道が開けていきます、マジで。
DHでティッシュを配っている人も、僕には差し出してくれなかったりということがよくあります。笑
この多感な年頃の時に、人に対して構えているのが常態化していたので、その名残が消えていないのかもしれませんね。。

この中学の3年間で、小学校の頃の面影はすっかりなくなってしまいました。街で小学校の時の同級生とすれ違っても、こちらから声をかけなければ気づいてもらえないくらい。
それでも野球は続けていましたが、中3の夏の大会を最後に引退してからは、髪を伸ばし始めて、ジェルをつけて立たせてみたり、少し伸ばしてサラサラにしてみたり、色々な髪形を楽しんでいました。
髪を伸ばす喜びを覚えた僕は、
「高校でも野球をやるなら、また坊主にしなきゃならないんだよな。嫌だなあ、なんで野球だけ坊主なんだよ!」
と、高校で野球を続けようか迷っていました。
そして、体育の授業や球技大会でバスケをやる機会が多くなり、僕は素人ながらシュートもよく入り、結構活躍しました。
バスケ部の友達にも
「お前バスケめっちゃセンスあるよ!」
なんて言われておだてられて、その気になってしまい、
「高校に行ったらバスケやろう!」
と決めました。(そんな理由かよ!)
それに、何よりモテたかった僕は、これからは野球より、髪をなびかせながらやるバスケの方がモテるんじゃないかと思っていました。(またそれか!)

何かと生傷の絶えない中学生時代でしたが、警察官が警備する厳戒体制の卒業式を終え、無事に高校へ進学します。

ということで、次回はバスケ三昧の高校時代についてお話をしたいと思います。
今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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