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国内初!炭酸飲料を冷たいまま持ち運べる断熱真空炭酸ボトルが気になる話
こんばんは、福田達也です。
皆さんビールはお好きでしょうか。私は一番好きな飲み物がビールです。特にクラフトビールには目がなく、新しいものを見つけるとついつい手が伸びてしまいます。
ただ、ビールは美味しいのですが、炭酸飲料ということもあり、持ち運びをするには少々難がありました…。そんな中、魔法瓶で有名なタイガー魔法瓶株式会社から、炭酸を持ち運べるボトルが出た!という話を聞き、大変気になったので調べてみました。
国内初!炭酸を持ち運べるボトル
今回のボトルの発売が発表されたのは2022年1月11日。タイガー魔法瓶株式会社のプレスリリースでした。
冷たい炭酸飲料を持ち運べる真空断熱ボトルは、なんと今回が日本初!ビールももちろんですが、アウトドアにおけるコーラなどの炭酸飲料を持ち運ぶという時にも、役に立ちそうです。
ちなみに、「国内初」と書きましたが、実は海外では炭酸を持ち運び可能なボトルは既に発売されています。特にアメリカにおいては、グラウラー(量り売り)という単位でビールを買って帰る人が多いため、沢山の専用のボトルが製造されているようです。
何度も再利用可能ということは、瓶や缶の製造/廃棄量を減らすことにもつながるので、SDGsの観点からもとても良い活動ですね。
炭酸ボトルはどうやって実現した?
真空断熱ボトルによって、瓶内の温度を一定に保つことに長けているタイガーであっても、今回の炭酸ボトルはチャレンジングな課題でした。
従来の保冷技術に加え、炭酸の気化によってボトル内の圧力が高まることで、開栓時の吹き出しや、蓋が開かなくなる、更にはキャップやフタの破損・破裂といった危険があり、これを防ぐ栓の構造は確立できていなかったためです。
特に真空断熱ボトルは、持ち運ぶ際の振動や外気による液温上昇により、突破のアイデアはペットボトルから生まれたとのこと。今回の突破点は大きく2つで、1つ目は栓の構造自体を変えて炭酸ガスを抜けやすくした(「炭酸ガス抜き機構」)こと、もう1つは圧力が高まった場合に備えて「安全弁」を設けたそうです。
炭酸飲料のペットボトルからヒントを得て、栓のねじ部分2カ所に縦の溝を入れました。すると栓を回した時、栓が外れる前に内部の炭酸ガスが抜けます。
炭酸でボトル内の圧力が高まった場合を考慮して栓に安全弁も設けた。普段は塞がっているが、異常な圧力がかかると“つまようじ”ほどの小さな穴となり、圧力を逃がす仕組み。液体が漏れることはないという。中井さんは「この構造を開発するまでに500回を超える実験を行いました。試験では担当者が吹き出す炭酸水を何度も浴びました」と振り返る。
夏場のビールや仕事中のモンスターエナジーに最適!
このような経緯で発売された、炭酸ボトルですが、実際使い勝手はどうなのでしょうか。炭酸や冷たさがどれぐらい持続するのか、持ち運びで揺れても大丈夫なのか…。この使い勝手についてはレビューしている記事をいくつか見てみました。
せっかくなので、外出し出先で飲んでみることに。冷たいのはもちろんのこと、 炭酸が気化しにくい加工がされているだけあってか想像以上に炭酸が生きていて美味しい。なお、万が一ボトル内の圧力が高まった場合は、炭酸ガスが自動的に抜けるというので安心だ。
8時間後に炭酸水を飲んてみたけど、十分に炭酸感があって驚きました(中身はほぼ口までの状態)。炭酸水を持ち歩くというのも、かなり現実的な気がしますし、これならハイボールやチューハイも美味しく作れます!
炭酸ペットボトル飲料であったとしても、すぐ移し替えた方が炭酸も保冷効果も長持ちするそうで…是非使ってみたいものです。また、モンスターエナジーを入れて長時間仕事するアイデアも魅力的です。
まとめ
今回は最近の気になるアイテム、タイガー魔法瓶株式会社から新発売された真空断熱炭酸ボトルについて調べてみました。今回は調査ばかりでしたが、購入することがあればレビューもしたいですね。
ユーザーからの炭酸飲料を持ち運びたいというニーズを叶えようと何百回もテストをして開発したというした努力には頭が下がる思いです。瓶や缶、ペットボトルの廃棄を減らすという観点からも、地球環境に優しい製品であり、SDGsを推進していこうという会社の思いも感じることができました。
本日も記事を読んでいただき、ありがとうございました。
また次の記事でお会いできるのを楽しみにしています。
参考文献
公式HP:
開発秘話:
使用レビュー: