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実はひじきの鉄分が多くないという話【30分チャレンジ】

皆さんこんばんは、福田達也です。

先日友人と話していた時に教えてもらったことなのですが、昔に比べてひじきの鉄分が非常に少なくなっているそうです。軽く調べてみると、昔の1/9ぐらいになっているのだとか。

今回はそんな話の背景について調べてみました。

鉄分減少の原因は調理器具

「日本食品標準成分表」によると、成分表の初版が作られた1950年に比べ、2020年時点ではひじきの鉄分含有量は1/9以下になっています。

そして、この違いは調理器具によるものだといいます。昔は、下処理の加熱に用いる釜に鉄製品を使っていたため、鉄釜から溶け出した鉄分がひじきに吸収され、鉄分となっていたそうです。今日では、ステンレスの釜を使うことが一般的になったため、検出される鉄分が激減したといいます。

実際、2020年の成分表では、乾燥ひじき100gあたりに含まれる鉄分の量は、鉄釜が58mgであるに対して、ステンレス釜の場合は6.2mgとなっています。

ちなみに同様の影響を受けた食材として切り干し大根があります。こちらは、ステンレス製の包丁になったことで、100gあたりの鉄分含量が9.7 mgから3.1mgに減ったそうです。

体に良いと思って摂取していた鉄分が、実は釜や包丁から溶け出していたものだったと考えると、ちょっと不思議なような、怖いような気もしますね。

鉄分摂取するのによい食材は?

それでは、実際にどれぐらい鉄分が必要で、それを摂取するのに適した、ひじきのかわりになる食材は何が良いでしょうか。これについては、厚生労働省でまとめられていました。

日本人成人(20~49歳)が1日の食事から鉄を摂取する量は、成人男性では7.5mg、月経のある女性では10.5mg(月経のない女性:6.5mg)が推奨されています[1]。

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鉄分摂取に適した食材として、各種レバー(豚、鶏、牛)やマグロなど赤身の魚、また豆加工食品や、小松菜・ほうれん草などの食材が良いそうです。

終わりに

今回はひじきの鉄分が少なくなっているということについて、その原因を紹介しました。

鉄分が減っているということも驚きですが、何よりも調理器具から溶け出していたという話に驚きでした。

またひじき以外にも色々な作物の栄養素が少なくなっているという話を聞いたこともあります。こちらについては、別の機会に改めて調べてみたいと思います。

本日も読んでいただき、ありがとうございます。
また次の記事でお会いできることを楽しみにしています。


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