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20卒休職者が新たに身につけた習慣⑤【おいしく食べるという考え方】

おいしい食べ物よりおいしく食べるという考え方

こんにちは。
たつ/日本一の教育者を目指して と申します。

今回は、20卒@銀行員が休職中に身につけた新たな習慣シリーズの最終パートです。
私は、20卒として銀行に就職しましたが、様々なストレスから体調を崩し、現在休職中の23歳です。私と同じような境遇にある方に届けばと思い、20卒@銀行員が休職中に幾つかの習慣を身につけたので紹介していきます。前回の記事では「読書をすることで心を豊かにする」ということを記しましたが、今回は「おいしい食べ物よりおいしく食べる」という考え方を身につけたことについて紹介します。

前回の記事をまだご覧になっていない方はこちら↓

「おいしい食べ物」

世の中に「おいしい食べ物」は数多く存在すると考えます。
それは、自分自身がおいしいと感じる料理かもしれませんし、好きな料理かもしれません。お気に入りのお店で提供される料理かもしれません。
あるいは、世間一般的なSNSや口コミサイトで紹介されているものかもしれませんし、行列のできるお店で提供される料理かもしれません。
※この記事では「おいしい食べ物」というものを料理ベースに思い浮かべるものと定義して考えます。

ここで1つの問いを提起します。
1週間あるいは1ヶ月のうちにあなたが「おいしい食べ物」をいただけるのは何回あるでしょう?

1週間という単位であれば、1日3食で合計21食(3食×7日)
1ヶ月という単位であれば、30日間で合計90食(3食×30日)

多くの場合、定型の朝食に、ありきたりの昼食や夕食、そして、時々、自分の食べたいものを食べて腹を満たすというサイクルが生じているのではないでしょうか。1週間という単位であれば合計21回の食事の機会があるものの、合計21回「おいしい食べ物」をいただけることを意味しないと思うのです。むしろ、合計21回の食事の機会のうちのほとんどが定型の朝食であったり、ありきたりの昼食や夕食だと思うのです。つまり、食生活が形式化(作業化)している可能性を指摘しておきたいのです。

1日3食を「おいしい食べ物」で彩ることができる生活は非常に充実した生活と言えるのではないでしょうか。
ところが、料理ベースで「おいしい食べ物」を定義してしまうと、その料理に何回ありつけたかで充実感が変動してしまうことが想定されます。その解決策として、毎食、好きな料理を食べ、好きなお店で食事をするという生活スタイルが考えられます。しかし、多くの場合、健康的にも時間的にも経済的にもそのような選択は好ましくないとされるでしょう。毎食、好きな料理を食べ、好きなお店で食事をするという生活スタイルは理想的ではあるが、現実的ではないというのが正直なところでしょう。
加えて、新型コロナウイルスの影響により、外出自粛や飲食店の営業時間短縮が要請される時代になりました。自由が制限され、行きたくても行けないお店、食べたくても食べることができない料理が増えたのではないでしょうか。むしろ多くの人にとって、このダメージは大きいものだと考えます。

「おいしく食べる」

そのような時代だからこそ「おいしく食べる」という考え方を大切にしたいと思うのです。
では、私が考える「おいしく食べる」とは一体どのような食のあり方なのか?

・料理を眺める
・姿勢を整える
・よく噛んで味わう

この3点を踏まえて食事をするということです。これらを踏まえずに食事をすることは、食事という行為を形式的(作業的)に捉えることに繋がりかねないと考えます。すなわち、食生活が形式化(作業化)している可能性があるということです。

そのような事態を回避し、よりよい生活を確立するために普段の食事において「おいしく食べる」という考え方を大切にしたいのです。

料理を眺めるという行為に時間をとってみたいと思います。
料理からは香りを感じられます。色を感じられます。湯気がのぼっているかもしれません。
嗅覚や視覚、触覚を働かせながら料理を眺めると実に様々な発見があります。

姿勢を整えて食事をすることに時間をとってみたいと思います。
足を組みながら食事をしていませんか?
テレビやスマホをみながら食事をしていませんか?
どれも以前の私に当てはまるものです。
目の前の料理に向き合い、食事に集中することで、食にまつわる感覚が研ぎ澄まされていくように感じられます。

よく噛んで味わうという行為に時間をとってみたいと思います。
時間に追われ、掻き込むように食事を済ませるということがあるでしょう。
よく噛んで味わって食べると様々な感覚があります。舌触りや歯の状態、のみこむ感覚…
余談ではありますが、よく噛んで味わうということに意識を傾けるようになって、私は噛むときに右の歯ではなく左の歯を多用しながら食事をしていることに気が付きました。
様々なことを感じながら食べていると、次第に「おいしい」という感覚も出てくるでしょう。その感覚こそ、「おいしく食べる」ということなのだと思うのです。

つまり、「おいしく食べる」という意識が軌道の乗り始めると、1日3食を「おいしい食べ物」で彩られる生活に近づき、非常に充実した生活を送れるようになると言えるのではないでしょうか。料理ベースではなく感覚ベースの食生活です。

人間は、生きるために「食」ということは避けて通ることができません。いずれにせよ毎日3食に時間をとるならのであれば、より充実した時間になった方がよいに決まっています。だから私は、「おいしい食べ物よりおいしく食べる」という考え方を大切にし、習慣にしたいと思うのです。

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さて、今回は「おいしい食べ物よりおいしく食べる」という考え方を身につけたことを紹介させていただきました。よりよい人生にしていくためにも参考にしていただければと思います。

全5回に渡り紹介してきた20卒@銀行員が休職中に身につけた習慣シリーズはいかがだったでしょうか。

1:睡眠の質を高める
2:オリジナルのモーニングルーティーン
3:テレビをみない
4:読書をすることで心を豊かにする
5:おいしい食べ物よりおいしく食べるという考え方

参考になった方、素敵な考え方だと思っていただけた方、ぜひ「スキ」を押していただけると嬉しいです。

次回は「20卒休職者が休職という事態から得た教訓」というテーマを予定しています。最後までお読みいただいたこと、感謝申し上げます。


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