共感力って必要でしょうか
インプルーブマネジメントの辰田です。
今日は「共感力」とはなんだろう?経営者にそれは必要か?という議題について話す機会があったのでこちらでも共有します。
共感力とは「異なる相手の状況や気持ちに寄り添える感情の高低」と僕なりに定義して考えます。
人に対する思いやり、愛情、心の幅みたいな要素とは切り分けて考えないと難しいのでこれでいきます。
まず、経営者に「共感力」は必要か?
人として一定の共感力は必要だと思ってます。しかし自分の考えや理想を実現する、形にしたいという想いが人一倍強いであろう経営者という生き物は共感力によって組織を作るよりも、組織を前進させる良好なエネルギーのようなものの方が大切であり、共感力の優先順位は相対的に低いと思います。
共感力の感度が敏感すぎると相手の気持ちに寄り添うあまり、自分の考えを封印してしまう傾向も否定できません。あくまでも個人的な見解ですが。
そこをミックスして相手にとってのベストアンサー出せるといいですが、そんな単純な話でもないので人の感情に関わる共感力の発揮は状況次第です。
話の中身によりますが人の見方によっては共感力が強いと、自分の軸があまりない人だと映ってしまったり、妥協や方向性のブレを感じさたり、優しい人だと思ってもらえたりと様々。
感じ方、見られ方は人によってバラバラです。
結論は、経営者には人として最低限の共感力があればいいと思います。が、必要以上にその感度が高いと組織を迷わせることにも繋がるのでさほど重要ではないとも思います。
なんでもそうですが偏りなく幅を持ってコミュニケーションの頻度を高めていくことが、そもそものスタートラインだと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?