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『ビジョンクエスト』の儀式に参加した話

ビジョンクエストについて

2022年10月4日〜10月7日の4日間で「ビジョンクエスト」というものに参加させて頂きました。

「ビジョンクエスト」というのはネイティブアメリカンの儀式の一つ。

部族などによってやり方は様々あるようですが、4日の間、食や水を完全に断って、夢(ビジョン)から啓示を受けるために独り自然に籠るものです。

半径2mほどの場所を聖域として選び、そこから出ることなくひたすらビジョンを待つ。その間に嵐や地震や動物が来ようとも決して出ない。

もちろん電子機器は持ち込めないですし、本や書くものも持っていくことはできません。

そんなビジョンクエスト、今回は普段からめちゃくちゃお世話になっている、僕の師匠というか事業パートナーというか兄弟というか友人というか家族というか伊藤研人さんが開催してくれた、千葉の山で行った儀式に参加してきました。

研ちゃん(伊藤研人)は着物で世界を2周以上巡り、ネイティブアメリカンのいくつかの部族の元でも滞在。「サンダンス」や「スウェットロッジ」、「ビジョンクエスト」など物凄い体験をしている方で、わざわざ現地のシャーマンから許可を得て開催をしてくれました。

神聖な儀式なので、気軽には執り行えないもの。

本当にありがたいです。

参考は伊藤研人著『第七の旅』やブログに詳しくあります。
僕の記事なんかよりもよほど読む価値がありますのでぜひにご一読を。http://www.kentoitoh.com/archives/category/unitedstate/american-indian

前談にはなりますが、彼とは4年前の就活をしていた大学時代に出会い、たくさんのことを学ばせていただいています。
ここ2年ほどは一緒に”UMIKAZE”という場所作りを千葉の南房総で行っていて、身に余る機会をいただきすぎている感覚は強いです。

本筋に戻ると、この「ビジョンクエスト」ですが、実はUMIKAZE近くの山をお借りして過去にも何度か開催しています。
毎回参加していた方の気づきや感想などを聞くと素敵なものばかりで、

「いつかは…!」

という気持ちは強かったのですが、業務などもあってなかなか機会がなく、個人的には歯痒く思っていました。

そんな中で今回は業務も一旦停止して参加させてもらうことに。
都合も合わせてもらっての開催で本当に感謝しかありません。

儀式の始まり


10月4日の朝。今回の参加者は7名で、なんとそのうちの5名が女性でした(男はひ弱になっていっているのかもしれない…)。個人的には見知った顔ぶればかりでしたが、4日間過ごすための装備を整えた後に軽く自己紹介。

ちなみに僕の装備としてはこんな感じ。

  • バックパック

  • ブルーシート

  • 寝袋

  • 蚊取り線香2まき

  • マッチ2箱

  • ランサーズのTシャツ(前職の思い出でなんとなく着ていきました)

  • ユニクロのストレッチパンツ

  • 浴衣(インドで買ったシルクの布を帯にして)

  • 羽織

  • ポンチョ(雨用のではないです)

  • 結界用の麻紐

  • パロサント(聖なる香木)とホワイトセージ


正直この4日間は気温差も激しく、雨も降る予報だったのでもっと暖かい装備は必要だったなとは軽く反省しております(ブルーシートや寝袋も持たない猛者もいたので、僕はかなり充実していたかもしてませんが)。

それぞれが自分なりに装備を整え自己紹介を終えるといよいよ儀式の始まり。

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