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表メッセージ

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もう裏だなんて思わない。堂々と、幸せのニュースをお伝えします。日曜日の礼拝ごとに、一週間の生きる力を、人生を変える力を、神の言葉がもっていると確信していますから、それを指し示す取…
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2022年6月の記事一覧

共にいること (マタイ28:16-20; 創世記9:8-17)

共にいること (マタイ28:16-20; 創世記9:8-17)

◆大宣教命令
 
ここは、よく「大宣教命令」と言われる箇所です。マタイによる福音書のラストシーンであり、復活したイエスが、弟子たちに最後の命令を下します。読者は、それを聞いて、今度は自分自身で歩んでいくという、門出になるわけです。尤も、そこには「私は世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」(20)という、強い支えがあります。主がいつも共にいる。キリスト者にとり、大きな慰めを覚えます。
 
先月

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父になる (ルカ6:27-36)

父になる (ルカ6:27-36)

◆父の日
 
父の日は、母の日だけではよくないというので、付け加えられるようになった。そのような話を聞いたことがある人がいると思います。しかしどうやら、一年か二年くらいの間に、別々に母の日、父の日が始まったというのが本当のようです。母の日は、アンナ・ジャービスの母の亡くなったのが5月だったことに由来し、父の日は、ソノラ・スマート・ドッドが、父の誕生月の6月に記念の礼拝を開いてもらったことに由来する

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王 (サムエル上8:1-22, ルカ19:11-27)

王 (サムエル上8:1-22, ルカ19:11-27)

◆王とは
 
ひところ「王様ゲーム」なるミステリーが流行ったことがあります。また、「王殺し」と言って、弱くなった王を殺す風習があることがセンセーショナルに知らされたこと(フレイザー『金枝篇』)もあります。もう少し平和にいくならば、絵本の中の「王様」は、えてして威張っている割には知恵がなく、知恵や勇気のある者に最後に褒美を出すか、王位を奪われるかといった、西洋風の昔話が、私の頭には浮かんできます。さ

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聖霊についての二重の経験 (使徒2:14,22-24,32-33,36-40) 【ペンテコステ】

聖霊についての二重の経験 (使徒2:14,22-24,32-33,36-40) 【ペンテコステ】

◆聖霊降臨
 
キリスト教信仰には、神の出来事としてのポイントがあります。いまそれを、十字架・復活・聖霊という三つとして押さえてみることにします。十字架と復活については、言うまでもないことです。イエス・キリストが十字架にかかり、罪の赦しを成し遂げたことを、私たちは信じています。それは復活という形で、ただの死に終わらない永遠の命、復活の命をもたらすこととなりました。神も、神の言葉も、生きているという

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