"アンチエイジング” 目指せ体内美人・いつまでも若く・アンチじゃなくてリバースエイジング
◼︎SHOWノート
◼︎エピソードの要約
Co-host:若山七美
◼︎対談中に話した話題
バイオハッカーセンターJapan> プレスリリース
干城と七美さんの法人向け日本初ウェルビーイング> セルフハック
七美さんが運営するショップ> 世界を旅するエシカルなセレクトショップSEPLUMO
EU進出したい企業募集してます> こちらからお問い合わせください
フィンランド・ヘルシンキにて10周年記念> バイオハッカーサミット2024ヘルシンキ
老化といえばこの人デビッド・A・シンクレア > LIFESPAN(ライフスパン): 老いなき世界
適度な飲酒は長寿につながる?> Biohacker's Podcast #34 "お酒はほどほどに” アルコールの代謝・NADとの関係・肝機能をバイオハック
飲酒に伴うリスクに関する知識の普及の推進を図る厚生労働省> 健康に配慮した飲酒に関するガイドライン
テロメアの参考動画
◼︎本エピソードで取り上げた記事や内容のリソース・文献・引用
長寿は遺伝じゃなくて。環境因子が大切!> ヒトの寿命と長寿に対する遺伝的影響
タバコは今すぐやめろ>米国における21世紀の喫煙の危険性と禁煙の利点
レズベラトールのヒトにおける決定的な証拠は限られている> 地域在住の高齢者におけるレスベラトロール値と全死因死亡率
本当に適度な飲酒って長寿につながるの?> 1日のアルコール摂取量と全死亡リスクとの関係
腹八分目医者いらず> カロリー制限がアカゲザルの健康と生存に及ぼす影響:NIA研究
満腹まで食べないことが病気の発症も防ぐ> カロリー制限はアカゲザルの疾病発症と死亡を遅らせる
8週間で2歳若返る方法> アンチエイジング:食事でエピジェネティックな時計を巻き戻せるのか?
8週間の低炭水化物・地中海式ダイエットが年齢を逆回転させる可能性があることを示唆する研究についての解説
研究内容
この研究では、被験者に対して以下の食事と生活習慣の介入を行いました。
食事
週に3食分のレバー
週に5~10個の放し飼いの卵
1日あたり2カップの葉物野菜、2カップのアブラナ科の野菜、3カップの色とりどりの野菜
最低でも6オンス(約1.6kg)の赤身の肉
大さじ2~3杯のカボチャの種またはヒマワリの種
1日あたり2カップの低グリセミックフルーツ
特定のメチル化サプリメント
特定の植物抽出物
プロバイオティクス
生活習慣
1日30分、週5日、60%から80%の最大強度で運動
最低7時間の睡眠
ローズマリー、ウコン、ニンニクの摂取
緑茶またはウーロン茶の摂取
結果
8週間後、被験者のエピジェネティックな年齢が2年間若返ったことが判明しました。
◼︎Q&A 質疑応答
質問1: 今打撲しています。細胞の回復を施すオススメのバイオハッキングを教えてください。
質問者さんはプロボクサーなので、一般の方とは違うアプローチになりますが、ここでは一般的な打撲に対する処置と打撲からの回復、および激しい頭部への打撃から回復(人によっては交通事故や脳震盪など)プロトコルをご紹介します。
アイシング: 打撲を受けた直後から、1時間おきに約20分間、患部に保冷剤またはタオルでくるんだ氷嚢を当てる。患部への血流を抑え、打撲や腫れを最小限に抑えます。
挙上: 可能であれば、打撲部位を心臓の高さより高くする。これにより、打撲部位の血流が減少し、打撲の程度が軽くなります。
安静にする: 打撲を悪化させたり、新たな傷害を引き起こす可能性のある行動は避け、治癒に時間をかけましょう。
アルニカ: アルニカクリームやジェルを打撲部に塗る。アルニカはホメオパシー療法で、打撲や腫れを抑えるために広く使われています。ほとんどの薬局で市販されています。
温める: 48時間後、冷湿布から温湿布に切り替える。温かいタオルを1日数回、10~20分間患部に当てます。血流がよくなり、あざの治りが早くなります。
パイナップルとパパイヤの摂取 パイナップルやパパイヤには酵素(それぞれブロメラインとパパイン)が含まれており、打撲の原因となる血液中のタンパク質の分解を助けます。
水分補給と栄養補給: 十分な水分補給と、ビタミンC(柑橘類、トマト、緑の野菜)とビタミンK(納豆など)を多く含むバランスのとれた食事を心がけることで、体の回復を早めることができます。ビタミンCは体組織の修復に、ビタミンKは血液凝固に不可欠です。
これらの方法は打撲の回復を早めるのに役立ちますが、打撲の状態を観察することも大切です。痛みが増したり、大きく腫れたり、数日経ってもあざが薄くならない場合は、より深刻な怪我でないことを確認するために、医療専門家に相談してください。
オメガ3脂肪酸は、魚や亜麻仁などの食品、および一部のサプリメント(フィッシュオイルなど)に含まれています。動物実験では、脳震盪の前にオメガ3脂肪酸を補給することで、脳震盪と脳損傷後の神経行動学的/認知的影響を防ぐことができることが示されています
トリメチルグリシンは神経保護として役立ちます。 TMGは体内でメチル供与体として働き、神経 伝達物質の合成や遺伝子発現の調節など、さまざま なメチル化プロセスに重要な役割を果たします。適切なメチル化は脳の健康を支え、TBIによる細胞損傷の修復を助けます。
クルクミンはスパイスのターメリックに含まれるファイトケミカルで、バランスを改善し、神経炎症(または脳の腫れ)を軽減するのに役立つ可能性があります
メラトニンは自然に体内で生成され、睡眠と覚醒のサイクルに関係しているホルモンであり、TBIでも神経保護の役割を果たしている可能性があります。具体的には、メラトニンは脳の腫れを軽減するだけでなく、認知と神経機能を改善する可能性があります。
クレアチンは、ウェイトリフターが筋肉量を増やすために最も一般的に摂取するサプリメントであり、TBI治療に役立つ神経保護効果もある可能性があります。現在、クレアチンは、中等度から重度の脳損傷のある子供を対象とした2つの人間ベースの研究で研究されています。その結果、クレアチンサプリメントを与えられた子供たちは、認知、行動、コミュニケーション、性格、セルフケアが大幅に改善され、倦怠感、頭痛、めまいが大幅に減少したことが示されました
コエンザイムQ10は、人体に天然に存在する抗酸化物質です。 TBI後のコエンザイムQ10の投与は、動物の脳の回復にプラスの効果をもたらしました–神経変性(脳細胞の死)を減らし、脳への血液供給を増やします
マグネシウムは人体や緑の野菜などに含まれるミネラルであるり、脳の健康に重要な役割を果たすことが示唆されています。具体的には、動物での研究により、マグネシウム療法がTBIからの機能回復を促進することが明らかになりました。一方、食事中のマグネシウムのレベルが低いと、結果が悪くなる可能性があります
質問2: リクエストで恐縮なのですが、農薬が具体的にどういけないかということをうまく説明できないので、農薬に関する回が聴きたいです。
エピソード40で深掘りましょう。引き続き番組のご感想やリクエスト、生収録時にオンラインスタジオへ気軽に遊びに来てください。リスナーの皆様のご参加をお待ちしております。