②週末記録
春、どんどん暖かくなっていきますね。
自転車で通勤できるのがとても嬉しいです。しばらく晴れが続くといいな。
最近は『勉強の哲学』(2017/千葉雅也)を読んでます。とても読みやすくて、面白いです。
「破壊的なプロセス(アイロニーの過剰)」と「意味飽和のナンセンス(拡張的ユーモア)」。まるで自分が陥った状況に対する、詳細な診断書を読んでいるかのようです。
制作に限らず、生活においても、「何にでも言える話」になってしまう状況は無限地獄ですね。思考の成層圏を突き抜け、その先の宇宙を突き抜けた〜!と思ったら、宇宙の外には別の宇宙が広がっている、みたいな。
私のしばらくの目標は、脱「なんにでも言える状況」です。
「軸を見つけること」「差異に気づくこと」「アーカイブを見ること」「遊ぶこと」。縮減的ユーモアの獲得です。のんびりのんびり、時間をかけて蓄えるぞ〜。
とりあえず半分まで読んだので、読んでるよーということを記録しておきます。
あ、あと週末は、教養として「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」を見ました。
素子も「自分の脳を見た人間なんていやしないわ。しょせんは周囲の状況で、私らしきものがある、と判断しているだけよ」と言っている。これもある部分では、組み替え可能な自己についての話だ。
ていうか初見だったので、めちゃめちゃいい映画で興奮しました。
一緒に見てくれた友達(その子は5回は見ているらしい)、横で作画解説してくれてありがとう。色々考えることはあるけど、とにかく画面が綺麗で最高でした。
引っ越しの後片付けも少しずつ進み、絵もちょっと描けました。まずは良い週末を過ごすことができました。
明日からもがんばるぞ〜。