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【推せる一品】アニメ「ルックバック」でハンカチを濡らした

先日、Amazonプライムのおすすめで上がってきた映画「ルックバック」を家族で観ました。

この作品、実は以前に原作を読んでいたのでストーリー自体は知っていましたが、映像化されたことでその感動がここまで深まるとは思いませんでした。特に私自身、物語の終盤ではハンカチを片手に涙を止められず、文字通り「ずるずる泣く」羽目になりました。

「ルックバック」は、ひたむきに何かに打ち込む子どもたちの姿を描いた作品。その描写の一つ一つが心に刺さり、大人になった今だからこそ感じるものがありました。また、舞台となっている田舎の風景の描写も、見たことがないはずがとても懐かしく感じました。

特に作中で印象的だったのが、「圧倒的な量はすべてを凌駕する」というテこと。子どもたちがただひたすらに時間を注ぎ込み、全力で取り組む姿は、純粋で力強く、まるで見ている私たちに問いかけてくるかのようでした。「大人になったあなたはどうなんだ?」と。

私自身、この映画を観ながら「そういえば、あの時諦めた何かって何だったんだろう?」と思わず振り返りました。

子どもの頃や若い頃には、自分なりに夢中で取り組んだことや、成し遂げたかった目標があったはずです。でも、いつしか日々の忙しさや現実に押し流され、諦めたり後回しにしたりしてきたものがいくつもあります。その存在に改めて気づかされ、ぎゅうと胸が痛みました。

一方で、この映画は「今からでも遅くない」というメッセージも強く感じました。あの時諦めた何かをもう一度始めてみる。あるいは、これからの人生で何か一つに全力を注いでみる。そのきっかけを与えてくれるような作品でした。

ふと立ち止まって考えてみました。「これからの人生で、ひたすらに時間を割いて突き詰めたいものやことって、いったいなんだろう?」と。

私にとってそれは家族との時間かもしれないし、自分自身が心から楽しめる趣味のマラソンや音楽かもしれません。日々の生活の中で見失いがちな「大切なもの」をもう一度見つめ直す良い機会をもらえたように思います。

そして、この約1時間、家族で一緒に「ルックバック」を観たという時間もまた、私にとっては貴重な思い出になりました。妻と子どもと感想を語り合い、彼らの率直な考え方に触れることで、自分の中の「純粋な部分」を少し取り戻せた気がします。

それにしてもすごくないですか、映画公開からまだ半年も経っていないのに家庭で最新の映画が観られるって。おすすめにあげてきてくれてありがとう、アマプラ。偶然でも再会できてよかった作品でした。

おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫

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