歯歯歯。滲みても
歯磨きすると滲みるところがあって、歯医者に報告しに行くと、虫歯が始まっていて、歯医者さんが何度も磨いてすごく、北風より冷たくて強い風をシューッシューッと当てる度に歯を喰い縛ってしまう。目も細くなる。
「手を上げていいんですよ」と言ってもらっているのに、手を上げそびれてしまう。
そのうち滲みているのが普通になってしまったのか、滲みてなんかいないのか、不明になってきて、口を開けたまま「歯医者さんのライトの一つが虹色になっているな」と思っていたら「大丈夫ですか」と歯医者さんが言ったので「我慢してたら、たくさん磨いてもらったからですか、平気になりました」と返答すると、さっきまで無愛想だった歯医者さんが急に吹き出して笑った。
「(滲みたら)手を上げて下さい!」と言うので「はい」と言ったら「手加減しますから」と(面白そうに)言った。
そしてわたしは次に滲みたと感じたらすぐ上げようと思った。でも歯医者さんが真剣に滲みると言ったところを磨いてくれているので、手加減などせず思いっきり磨いてもらおうと思ったら手を上げそびれてしまった。
滲みているかいないかと考えたらきっと滲みているんだけれど、今日は笑わなそうな人が笑ったよ!と心の中であなたに報告していたことをここに書いています。
無駄に我慢しちゃったね。わたしちょっと、面白かったかなと思って、喜んだみたい。でも道を見失わないでいないと何も一つも叶えられないから、すぐ戻る。
次は何をしたら近付く?思い出して。嬉しくなっても忘れないで。本当は一刻を争って叶える自分になっていきたいけど、そう順調に出来てもいない時間がたくさんあること。
令和4年1月13日付
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難しいです……。