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底上げ。否。盛り上げる。

 拝啓

 外は曇り空で暗い日。
 心を明るくしたい日は、似合う服を着よ。
 この国では、たくさんの道を歩きました。
 どの道も、冬の間は道が硬いです。

 今わたしは毎日封筒に、書いた文を入れて、部屋に保管しています。
 この手紙を手に入れた人に驚く幸福があるまで、ここに保管しておきます。
 恥じらいというものと同時に、失敗を恐れない強い気持ちが大切でした。

作るのでも、自分の心を書くでも、人と関わってはいけないと思っていました。ありがとうございます。
ここからはみんなを盛り上げることします。

 物語を紡ぐことがあります。
 自分ひとりで自分を支えなければならない時間が
 わたしたちにもあります。

 詩や音楽や物語が
 わたしに力をくれました。
 わたしに似た何処かの誰かに
 またお話をします。

 封筒は、あと十九通分です。
 今日は字も凝ってみましたよ。 草々

 令和4年2月8日(火)付
 Y.J



11.729光年彼方へ枯渇しても愛を湧かす


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愛群(あいぐん)
難しいです……。