いかんいかん

「いかんいかん。
やめてくださいよ。
君がどうしたら良いかは、君にしか考えてやれないことです。
いくらご厚意でも、君が喜びもなく生きる道へ導かれると感じるならば、それには沿ってはなりません。
決して沿うてはなりません。

自分がおかしいとか狂っているとか、そんなことばかり思わなくても、思わなくても、そんなことばかり先に考えて、準備しておくと、本当に何も思えないですから、思うのが楽しいのにね。いいです。今は何がまともで何が狂っているとかは置いといて、君は自然が予想外のことになるのをまともとか狂っているとか、判定するのですか。わたしは自然物よ。わたしも。

だからほら、尊敬する人の大真面目な表情でも見て、心を落ち着けて下さい。
あれは自分がどうしたら楽しいかと考えたり、自分の幸を自分で生み出そうと大真面目な顔ですよ。
他の誰にもそれはわからないと知っていて、自分の快を追求しています。邪魔しようとも従おうとも、何もしなくて結構です。同じく好きに考えてみるといい。」
※みるといいは、手書きの写真を撮ったあと書き直し。