ブロックメモ1枚に学びを1つ書く「アトミック読書術」
まず本をバーっと最初から最後まで読み、気になったところに付箋を貼ります。そして、付箋を貼ったところを読みながら、本からの学びをメモしていきます。
その時のメモの仕方。読書メモの残し方が、最近いい感じになってきたので、今日はそのメモ術、「アトミック読書術」について共有したいと思います。
Atomic Notesがベースの読書術
「アトミック読書術」の基盤となっているのは、Atomic Notesです。
ZettelkastenやEvergreen notesなど、PKM(Personal・Knowledge・Management)の代表的な手法で、Atomic Notesは重要な役割を果たしています。
簡単に説明すると、「知識を文脈から切り離し、最小単位にしてノートに書くこと」です。
本という構造から知識を切り離し、別の本から得た知識と連結させることで新たな知識をつける。それがZettelkastenやEvergreen notesなどのPKM手法の基本的な考え方です。
今回は「読書」という面だけにフォーカスするため、Zettelkastenについての説明は省きます。
ダンボール(本)から、自分が美味しいと思う食材(知識)を取り出す。そのための手法がAtomic Notes。そんなイメージを理解してもらえれば十分です。
無印良品のブロックメモを活用する
本から知識を取り出すための方法として、僕は無印良品のブロックメモを活用しています。
100mm×100mmの無地の薄い紙。それが400枚束になっているものです。(ちなみに価格は190円)
このブロックメモを用いて、本という構造・文脈を切り離して知識を取り出しています。
そして、複数のメモをまとめるためのクリップもあると便利です。
メモする時は、無印のブロックメモ、クリップ、この二つがあれば十分です。
僕の読んでから、メモするまでのルーティン
最後にブロックメモを活用した、読書ルーティンについてご紹介していこうと思います。
①目次を読む
まず最初に目次を読みます。
目次を読んだ時点で、読みたくなるような見出しがない場合は読まないようにしています。
この世には数多くの本があり、今手にとった本の目次の時点で魅力がなかったら、それは僕と縁のない本です。
そういう本は読まないようにしています。
逆に、読みたくなるような見出しがあった本は大歓迎です!すぐに読み始めます。
②通読
次に本を一通り読んでみます。
基本的に本は2回読んでおり、バーっと読む通読と、知識部分を抽出するための深読をおこなっています。
そして通読の際には基本的に、見出し部分と段落のある数行しか読みません。
見出し部分で書かれている内容の概要を把握し、段落でそれが具体例を書いているページなのかそれとも結論を書いているページなのかを判断します。
見出し部分と段落部分を読んで、「いいな」と思ったものには付箋を張り、あとでじっくり読みます。
本から自分の関連のあるもの、興味を抱いたものを探すのが、通読の目的です。なので、通読ってよりかは探読ですかね。
③再読&メモ
通読が終わったら、付箋を張った部分を読み返します。
この時に使うのが、先程紹介した無印のブロックメモです。
付箋を張ったところを読み、学びになったことをブロックメモに書いていきます。
この際に注意点が二つあります。
①1枚のメモには1つの学びしか書かない
②必ず自分言葉で書き換える
学びを最小単位にしてメモをするのが、ブロックメモの真髄です。メモする時は必ず内容は1つだけにしています。
そして、必ず自分の言葉で書き換えています。本に書かれた文章を複写するだけでは意味がありません。自分の理解を痕跡を残すことで、いつ見てもわかるようになります。
この2点は必ず守りましょう。
実際に自分はこんな感じでメモをとっています。
<>で簡単にタイトルを付けて、それの説明・補足として簡単にメモをする。裏面には本のタイトルとページするを記載しています。
ここまでが「アトミック読書術」です。
本から最小単位の知識を吸収する。この方法を用いてから、インプットの精度が高まって、以前よりも学びを多く吸収できるようになりました。
④Notionに保存
そして最後に、メモした内容をNotionに保存しています。
トグルをうまく活用して、擬似的にブロックメモを再現しています。
【関連】Notionのトグルの活用方法について
ここからさらにZettelkastenを用いて知識を最大化していくのですが、長くなりそうなので今回はここまでにしておきます。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
色々説明しきれていないところがあって、分かりづらかったかも知れません。
Atomic Notesの考え方は僕のインプットの仕方を、ガラリを変えました。
ぜひ参考にしてみてください!
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