なっちゃん聞いて~!#3「私はお仕事が嫌いです」
いろんなお悩みやちょっと聞いてほしいことを募って気まぐれでお答えする「なっちゃん聞いて~」第3弾です!
前回に引き続き、こちらのお答えも、大変長らくお待たせいたしました‥すみません‥
ではさっそく本題に入りましょう!今回の「聞いて~!」はこちら。
私はお仕事が嫌いです。お仕事はお金を稼ぐためのものだと割り切っているのですが、できることなら楽しく稼げたらいいなあと思います。「好きを仕事にする」という言葉はよく聞きますが、自分の好きをお金を稼ぐことに繋げることが難しく感じてしまいます。無理に好きをお金に繋げようとして、好きが嫌いになってしまったら嫌だなあ、とも思います。ちなみに今のお仕事は特に楽しいとも思いませんが、条件が良いのでめちゃめちゃ嫌というほどでもないです。なっちゃんさんがお仕事を楽しいと思えるようになったきっかけ、楽しいと思えるお仕事を見つけたきっかけを教えてもらえたら嬉しいです。
Oさんからいただいたお仕事のお悩みです。Oさんに限らず、今のお仕事が好きになれないとか、好きなお仕事を見つけるにはどうしたらいいか分からないといったお悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。このnoteが、Oさんと、お仕事に悩むみなさんの参考になれば嬉しいです。
私のお仕事について
まずは私がお仕事を楽しいと思えるようになったきっかけと、どうやってそのお仕事を見つけたかについてゆるっと振り返ってみたいと思います。
大学卒業後の社会をなんにも知らない私は、サクッとブラック企業に入ってしまいます。大学生活を満喫しまくっており、ろくに就活というものをしなかったので、いわゆる自己分析とか業界研究もせずに、ご縁があった小さな会社に入ったら見事にブラックだったというわけです。
業務内容はスクールの運営兼講師という感じでそこそこ楽しかったのですが、なんにしろ労働環境が悪く、心身がもたないと思ったので転職しました。入社後半年のことです、早い‥🥺
転職の際に重視していたのは、とにかくブラックじゃないところ。あとはちょっとでも前職の知識を活かせたらいいなぁくらいでした。言うなれば逃げの転職なわけです。
幸いホワイトな会社に転職が決まりました。IT周りのサポートなんかをやる会社で、案件をいただいているお客様のところで一緒に働くような働き方です。(なので実質ひとつの会社にいながらいろんな会社を転々とできちゃうイメージ)
これまで4社の案件を担当してきたのですが、いま思うと1社目が一番退屈で楽しくなかったです。会社辞めちゃおうかなとも思いました。楽しくなかった原因を考えてみたところ、以下のような「こんなお仕事は嫌だ」リストがでてきました。
毎日同じようなことでつまんない、忖度が多くて嫌だ、飲み会に付き合わなきゃいけなくて嫌だ、頑張っても特に感謝されない、周りの人たちあんまりお仕事に対してやる気ない、その割に付き合い残業が多い、びっくりするほど暇なときがあって時間が全然進まない、自分の仕事がちゃんと評価されてるのかわかんない、朝早くて嫌だ、、、
え、我ながら嫌なこと多すぎでは‥?🤔
この頃はまだ入社して日も浅く、まだまだ社会とはなんたるかがよくわかってなかったのかもしれません。今となって思うのは、この案件から学んだことが今の仕事に活きているということ。当時は「ここでの知識なんて絶対他で活かせない」なんて勝手に思ってました。それも嫌だったのかも。
当時はとにかくスキルを身に付けたい焦りがすごかったので、社内副業という形でメインの案件以外にもいろんなことをやってました。社内副業ではいろいろと感謝されることも多く、比較的自分のペースで仕事もできたし、飲み会もないし、おうちで作業できたのが嬉しかったのです。社内副業が楽しかったのも相まって、メインの案件への不満が募ってゆきました。
その頃は、「もっといろんなことができて、スキルも身に付くような案件に回してほしい!」という気持ちをことあるごとに上司にほのめかしまくっていました。そうしてなんだかんだあり、ちょこっと難易度の高いお仕事を任されるように。恐らく社内副業でそこそこ評判がよかったのも後押しとなったみたいです。
こんな感じで、今は割と自由に働けて、かつ自分のスキルを高められるような適度な難しさのあるお仕事をさせてもらえるようになりました。
実はこのnote書くまで私のキャリアはなりゆきでゆるゆると進んできたと思ってたのですが、振り返ってみると意外と行動してたみたいですね‥びっくりした‥えらいじゃん私‥
自分語りはこの辺りにしておいて、ここからは私がお仕事をそこそこ楽しめるようになるためにやっていたことをお伝えしてゆきたいと思います。参考になるといいなぁ。
何が嫌なのかを書き出してみる
「このお仕事いやだ!」と思ったら、部署を変えるとか会社を変えるとか、そもそも会社勤めをやめるとか、いろんな道があると思います。そのままとどまるというのもひとつですね。
何が嫌なのか分からないままだと、どの道に進むべきなのかが分からなくて迷子になってしまいます。なので、まずは「私はこれが嫌だな」をノートなどに書き出してみることがオススメです。お仕事でイラっとした瞬間や、朝起きて「今日仕事いきたくないな~」って思った瞬間にノートやスマホにメモしておくとよきです。
嫌だなを明確にしておくことで、転職するにしても部署を変えるにしても、嫌なことを極力避けた選択ができるようになります。もしかすると、嫌だなと思っていることのいくつかは、ちょこっと上司に相談することで解決するかもしれません。
(ちなみに嫌だなぁの内容が、セクハラパワハラ過度な残業などどうしようもない場合は逃げるのもありです。というか心身が辛くならないうちに撤退しましょう。いのちだいじにです。)
いつもと違うお仕事をやってみる
私の場合は社内副業と、会社の外でもちょこっと副業をしていました。これは、「嫌なことリスト」をより明確にするのにとっても役に立ちます。
なんとなく「私はこれが得意だからこういう仕事をやりたいよ~」と思ったら、副業という形でやってみるのです。そうすると、「あれ?得意なこと活かせて楽しそうだなと思ったけど意外とこれあんまり好きじゃないな」って気づくことができるのです。そういった気づきも、先の「こんなお仕事がいやだ!」に書き足していくとよきですね。
一方でもちろん、「わぁ!このお仕事楽しい~!」に出会えたらそのお仕事に関われる時間をどうにか増やせないか考えてゆけると素敵です。
社内副業については会社によって制度が異なるので何とも言えないのですが、気になるプロジェクトが立ち上がっていたら手を上げてみるとか、同じ部署のいつもと違うお仕事を任せてもらえないか上司に相談してみるとか、そういった方法もよさそうです。
好きなことは120%、あんま好きじゃないことは最低限
これは賛否両論ありそうなのでふわっと聞いてもらえればと思います。
嫌だなぁって思うお仕事と、楽しいお仕事がハッキリしてきたら、楽しい!もっと関わりたい!と思うお仕事に全力で取り組んでみてほしいのです。もちろん嫌だなぁってお仕事をやらないわけにはいかないので、こちらは最低限で。
そうすると、楽しいお仕事の方で評価が上がってくるはずです。またOさんにこれ任せたいなって。うまくいけば、じわじわと楽しい方のお仕事をやる時間が増え、少しずつ嫌だなぁのお仕事が減ってくるはずです。
嫌だなぁのお仕事が減らないときは、マニュアルを作って他の人でもできるようにしてみるとか、なるべく自動でお仕事終わらせられないか考えてみるとか、「うまいことサボる仕組み」を作っちゃうのも一つの手かもしれません。サボる仕組みを作る=お仕事を効率化することだと思っているので、会社にとっても悪いお話じゃないはず。
これやりたい!をいろんな人に伝える
社内でも社外でも、「このお仕事楽しいからもっとやりたいなぁ」の気持ちが芽生えてきたら、なるべくいろんな人にその気持ちを伝えてみます。上記の働き方で、「なんとなく最近Oさんこういうこと頑張ってるんだな」っていうのは見えるのですが、そのお仕事をメインにしてみたい!ということは直接伝えておいた方がいいのかなと思います。
併せて、「これ嫌だなぁ」もちょっとずつ伝えていくと少しずつお仕事嫌だなぁが減るかもしれません。減らないかもしれませんが、やってみる価値はあります。
日々の自分の成長を感じる時間を作る
月に一回、半年に一回など期間を決めても良いですし、思い付いたときにやるのもオススメなのがこちら。自分これまで何やってきたんだっけなぁを振りかえるコーナーです。
私は時々「キャリアのかんがえごと」というタイトルで自分のノートにつらつらこれまで頑張ったことやお仕事で今嫌だなぁと思ってること、これからやってみたいことを書き出しています。
お仕事が楽しくない要因の一つとして、「毎日同じことばっかり。こんなことして時間が過ぎていくなんて嫌だなぁ」みたいな、漠然とした焦りがあると思うのです。
毎日同じことの繰り返し。だけど本当にそうでしょうか?そのお仕事をやり始めた最初の日は、誰にメールを送ればいいのかも分からないし、必要な情報はどこを見ればいいのかも知らない。いろいろやらかしちゃったり、怒られちゃったりしたこともあるでしょう。
そんな日々を思えば、今はとってもスムーズにお仕事を回せているなんてことありませんか?あの頃は知らなかったけど今は知ってることを書き出してみると、「なんだ自分頑張ってるじゃんすごいじゃん」と思えてちょっぴり誇らしくなれるかも。嫌だなぁと思いつつも頑張ってきた自分を、いっぱい褒め称えてあげてください。
今すぐ転職などの新しいことはできないけど、お仕事をちょっと楽しく感じたいときにオススメです。
以上が、お仕事をちょっとでも楽しくするために私がやってみたことです。気になるものがあったらぜひ試してみてくださいませ。
お仕事が楽しめなくってもいい
ちなみに、Oさんの「聞いて~!」には続きがあるのです。
私の好きは、好きな人に喜んでもらうことです。今は大好きな旦那さんのためにお料理やお菓子を作るのが毎日楽しいです。じゃあお料理やお菓子作りが大好きでお店を出したいかというと、違います。旦那さんや友達ならともかく、知らないお客さんのためにお菓子を作る、ましてや売れそうな値段やメニューを考えるなんて、しんどいなと思ってしまいます。仮に旦那さんが「お店を出してほしいな!」と求めるなら話は別ですが、「お店を出せるくらい美味しいと思うし、やりたいなら手伝うけど、好きにしたらいいよ。」と言ってくれる人なので、やっぱり自分ではやりたいと思いません。
それでも、せっかくのスキルなのだからとお料理のブログを約半年間毎日投稿したこともあります。でも記事を書くのも見てもらうのも特に楽しいと思えなくて、すぐにお金に結びつかないこともあり、しんどくなってやめてしまいました。楽しかったはずのお菓子作りも、ネタ作りのためのタスクのように思えてしんどかったです。
本当は自分はお仕事をせず、旦那さんがお仕事に集中できる環境を作ることに集中したい気持ちもあります。でも家事だけだと時間も体力も余るので、やっぱり少しはお金を稼いで、旦那さんの力になりたいです。
そこで冒頭の相談に繋がるのでした。
「私の好きは、好きな人に喜んでもらうこと」こんなに好きが明確なのって、とっても素敵じゃないですか?読んでいて思わず頬がゆるんでしまいました。旦那様ととっても仲良しで、手作りの美味しいご飯やお菓子を一緒に食べることが大好き。素敵すぎるんじゃあ‥
仮にお仕事が楽しめなくても、このかけがえのない旦那様との幸せタイムを充実させるためにお仕事してお金をもらっていると考えると、それはそれで「まぁ悪くないかもな」と思えるのではないかしら。
もし仮に、Oさんがお仕事を辞めておうちのことに専念するとなると、恐らく今より生活水準を下げなくてはいけなくなると思うのです。そうすると、お菓子を作ったりお料理したりする時間は増えつつも、例えば食材に使える予算が減ってしまったり、「お菓子づくりにこの型ほしいな」と思っても買うのを躊躇したりしてしまうかもしれません。
もしかすると、収入の柱となった旦那様が張り切っちゃってバリバリ残業した結果、Oさんと過ごす時間が減ってしまう可能性すらありますね。さらに、この先旦那様に何かがあって、しばらくお仕事できなくなっちゃうなんてことも、ないとは言えないのです。
となると、Oさんも仰る通り、この先もお仕事をぼちぼち続けることが今の旦那様との素敵な日々を守る手段となりそう。お仕事そのものは楽しいと思えなくても、お給料をもらった先に守りたいものがあるのなら。それって十分素敵で立派な働く理由になるのではないでしょうか。
日々たんたんと自分ができることをして、自分と大切な家族を守るため、楽しい時間を過ごすために必要なお金を稼ぐ。それにプラスして、ちょこっとでも「今日お仕事でちょっといいことあったかも」と思えたら万々歳やな!🙌くらいの感じで過ごしていくのがいいのかもしれません。
また、お料理のブログをやってみたというのもとってもいいですね。半年間続けてみたけれど「なんかしんどい」と気づけたのであれば十分すぎる収穫です。「こんなお仕事はやだなぁ」リストに追加しておいて、次は別のことを試してみればいいのですから。
このnoteを通して、Oさんのモヤモヤがちょこっとでも晴れたならとっても嬉しいです。少しでも、お仕事楽しいかも?と思える瞬間が増えますように。そうでなくとも、旦那様との楽しい日常の思い出がこれからもたくさんできますように。
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ここまでお読みいただきありがとうございました!
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