![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113086855/rectangle_large_type_2_1b31085dfdbb5a495c1a851f1d544cc0.png?width=1200)
Photo by
ayaka_okt
140字『ビードロのキス』
ぺこぺこぽこぽこ。
「……ビードロ?」
先輩が聞いてくる。
「はい。実家の」
私の手には、紺碧のビードロ。
「私もいい?」
「ええ」
ぺこぺこぽこぽこ
「いい音ね」
先輩はすぐに返してくれる。
私はまた音を鳴らす。けど、途中でやめてしまった。顔が熱い。
先輩はお茶目な笑みを浮かべていた。
ぺこぺこぽこぽこ。
「……ビードロ?」
先輩が聞いてくる。
「はい。実家の」
私の手には、紺碧のビードロ。
「私もいい?」
「ええ」
ぺこぺこぽこぽこ
「いい音ね」
先輩はすぐに返してくれる。
私はまた音を鳴らす。けど、途中でやめてしまった。顔が熱い。
先輩はお茶目な笑みを浮かべていた。