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大豆ミートってなに?

近年人気が高まっている大豆ミート。食べたことがなくとも、名前を聞いたことがある人が多いと思います。大豆ミートの何が凄いのか、何故需要が伸びているのか。この記事では大豆ミートの魅力を紹介したいと思います。


大豆ミートが環境負担を減らす?!

実はお肉を生産するのにたくさんの資源が使われているのです。
主に消費されているものは水、穀物、土地です。
皆さんは肉生産にどれほどの資源が必要だと思いますか?

牛肉1kgを作るのに水約20,600L(お風呂200L×103)。

世界の穀物の50%は家畜の餌となっており、

地球上の1/3の土地は家畜、または家畜の飼料を育てるために利用されています。

このように、大量の資源が消費されている結果、いくつもの環境問題を引き起こしているのです。

畜産が引き起こす環境問題

  • 地球温暖化

 畜産業で排出される温室効果ガスは世界の14%を占めています。

  • 森林破壊

 アマゾン破壊の90%以上の原因が畜産。
1980年〜2000年にかけて世界で約1億ヘクタールの熱帯雨林が失われました。 

  • 水質汚染

 毎年約5億トンの糞尿を放置、放流。
糞尿には大量の抗生物質やホルモン剤などが含まれており、それらの糞尿が水路から川や海を汚染しています。

  • 種の絶滅

 森林破壊により動植物の生息地が制限された結果、種の絶滅が進んでいます。

これを見ると、お肉の生産が環境にかける負担は相当大きいといえます。
環境負担を軽減できる、よりサステナブルな食べ物はないのでしょうか?

キーワードは大豆ミート?

そこで注目されているのが食肉の代替品、大豆ミートです。
大豆が一体どうやって環境を改善させるのか。

水資源を節約
先ほど、牛肉1kgを生産するには約20,600Lの水が必要だと言いました。これを、大豆1kgに置き換えると…
なんと、必要な水は約2,500L
牛肉の1/8です!

食品ロスの削減
大豆は保存しやすい食材です。大豆の賞味期限は2〜3年と長期間ストックすることができます。その日の調理に必要な分だけ湯戻しをして使うことでお肉よりも無駄なく使うことができます。

森林を守る
家畜の餌を栽培するために多くの土地が使われています。
プラントベースの食事に移行することで大豆を餌としてではなく食べ物として育てることで、より効率的にタンパク源を確保することができます。

将来的な食糧危機を救う
地球の人口は2050年までに97億人にまで上ると予想されています。
現在の人口は約78億7500万人なので、30年で20億人増えることになります。
このままでは人口爆発により主にお肉などのタンパク源が足りなくなってしまいす。

これ以上は食肉の生産が追いつかない!

でも、大豆ミートがあれば大丈夫!大豆は食肉より少ない資源で栽培できるうえ、「畑の肉」と呼ばれているだけあって、肉や魚に負けないほどタンパク質をたく
ん含んでいます。

最後に
この記事を読んだ後、大豆ミートへの認識は変わりましたでしょうか。
食肉よりも少ない資源で栽培でき、長期保存可能で、しかもタンパク質が豊富。
これほどサステナブルな食材が他にあるのでしょうか?

このアカウントでは大豆ミートを使った料理や関連情報を掲載していくのでぜひ読んでみてください。



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