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Kei
2024年4月10日 06:48
どうか・・わたしを、そして、あなたの息子とあなたが大事になさった嫁(わたしの母)をお見守り下さい。おじいちゃん、おじいちゃん、泣き言を言わず、静かに息を引き取ったあなたに似ても似つかぬあなたの息子、我が父は・・今日も今日とて、口角泡飛ばし、文句ばかり言っております。七夕の短冊・・毎年同じ願い事なの。*馬に乗って荒野を駆け巡りたいまぁ・・裸馬で高校に通った悪童たる父ですから・・さ
2024年4月8日 08:29
祖父よ 祖母よ大樹よ空よ草原よ山々よかの地は時隔てて遠くなりにけりそれでもわたしに かくあれと幼き心に教えて下さった温厚なる敬愛する祖父の魂が風に乗って聴こえてくるようです
2024年4月5日 07:32
お母さん、お誕生日おめでとう!ぇっと・・何歳になったんだっけ?”「38歳よ。わたしは、38歳から年を取らないの。」遠い昔の記憶、母の名言。洋装も和装も似合った母の並外れた美貌。小中学校の保護者会、校長先生筆頭に男性教師達が色めき立ち母を観に来ていたと、後に知る。そんな騒動を・・我が兄は恥じ入っていたのだった。昨日ホームで見た母の明朗さ、思いがけず観た闊達さー車椅
2024年3月5日 07:11
父が倒れる前のこの季節、母を連れ梅や桃、そして桜を観て愉しんだ。「土産はイラン、梅の一枝でも買って来い。」留守番を選ぶ父に、そう、母は常に思いっきり沢山買って帰るのだ。半分以上は彼女自身が食べる為にw花を愛でると共に、花とのショット、写真をねだる母を幾枚も写し、花の色に負けじと、紅ひき服装に気を配り唇はすこし口角上げて、決して、歯は見せずに微笑む人まだ3年前なのだ、と思
2024年2月15日 09:50
突出した誰もが振りかえらずに居られない美しき かんばせどの場面、どの人込みにも燦然と輝く圧倒的なる美しき かんばせ凡庸なるむしろ弱き性もつ かの人の憐れなるかな美しき かんばせ目立たずに密やかに溶け込みただ紛れ込めたなら年を重ねる毎にかの人の悲嘆の石は裡に積み上がらずに済んだでありませうに嗚呼我が母よその美しきかんばせの瞳は今
2024年2月22日 15:47
積乱雲を見るとわたしは、父思い父に畏怖し父に焦がれた既に巨大な体躯は見る影もなく半分ほどの痩躯となりし父のそのぎょろりとした眼を見出すときあぁ、まだ父は父なのだ、と思うのだ。