『穏やかで考えがまとまらない』の話。
最近めっきり涼しくなった。
クーラーを付けずに過ごせる。
朝晩は肌寒いくらいだ。
こうなってくると秋が近づいている気がする。
むしろもう秋か。
日中はまだ日差しが強い。
しかし空気がカラッとしているため以前よりは断然快適だ。
会社の昼休みには外で秋風に吹かれながら昼寝をしている。
至福の時間である。
穏やかだ。
とても穏やかだ。
トラブルもなく急ぐ必要もなく淡々と業務をこなす。
凪のような時間。
ずっと続くものではないが今はこの時間を噛み締めよう。
…何かつまらないな。
人間は無い物ねだりの生き物だ。
忙しい時には暇を渇望するくせにいざ暇になるとそれはそれでつまらない。
結局どちらを願っても人間は満たされない。
いやそもそも満たされるとはなんだろう?
何を持ってして満たされるのだろう?
何か器のようなものがいっぱいになるのだろうか。
中々どうして厄介な生き物だ。
今に満足していると言い聞かせる事もできる。
言い聞かせているうちに本当にそう思えてくるかもしれない。
そうなればそれは満たされた状態に限りなく近づくのではないか?
…まぁどうでもいいか。
穏やかで暇で余裕があるとしょうもない事を考えてしまう。
直に忙しくなる。
そうなった時は「休みたい」と考えるだろう。
結局そういうものなのだ。
だからまぁ頭空っぽにしてその時を待とう。
『穏やかで考えがまとまらない』の話でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。