240102_2:6:2の法則(※今日からAGIに食わせてMy Botを作成するためのログ開始)
📢所信表明
このnoteの記事作成補助機能として既に、トピック考案やら記事構成提案やら生成AIが組み込まれているのだが、主題の目的を達成するためにも、泥臭く無秩序に脳髄液垂れ流しでテキスト情報をこれから刻んでいきたい所存である。ログとして細く長く続けるためにも1投稿あたり1トピックとし、トピック同士の情報関連付けはURLリンク機能等を使って補完、をルールとする。
今回の内容を3行でまとめると
- 10年前に営業マンAさんと出会い、彼のアナロジーが自分のキャリア迷子の助けになった
- 「2:6:2の法則」によれば、エリートな集団でもリーダーと普通の人、結果が出ない人の3つのグループが存在する
- グループ②を理解し信頼関係を築くことが重要であり、変革を起こすためには効率的手法でムーブメントを作ることが肝要
📖「2:6:2の法則」とシャーデンフロイデ
およそ10年前、中小規模の印刷会社(ICカードなどの電子デバイス販売担当)で外勤営業をしていた頃、顧客先の専門商社に端正な顔立ちの営業マンがいた(仮にAさんとする)。Aさんは私の1つ歳上、キリッとした面持ちでありながら愛嬌のある長い睫毛とクッキリ二重瞼が特徴的で、学生時代は超体育会系ベースボールと女遊びに明け暮れた男だった。性の同異を問わず彼は誰に対しても丁寧な物腰と笑顔を絶やさない人誑しといった風情だ。
例に漏れず私も、そんな人誑しのAさんに絆されて、しばしば自社の”営業指示通りに動いてくれない”製造現場や管理部門に関しての愚痴を聞いてもらっていた。「そうなんだ、それはキツいよね😢」「そんな辛い状況で負け君(筆者)はよく耐えられたね。僕だったらできないかも😦」・・・こんな感じでとにかく聞き上手テクニックを弄していつも私を癒してくれていたが、時折、このままではコイツ(筆者)は独善性に溺れて暴走するな、と感じた際にはアナロジー(例え話)を交えて諭すような話をしてくれた。
そんなアナロジーのなかでも、ひときわ強い光となって暗中模索のキャリア遠泳の助けとなってきたフレーズが「たとえばものすごくエリートな集団でも、結局は”2:6:2の法則”に従って、①集団をリードするトップの人たち ②ごく普通の人たち ③結果が出ない・出したくない人たち の3つのグループ分布するんだよ」であった。
この法則が真に意味するところはリンク先(グロービズ経営大学院の用語集)に譲るとして、このnoteでは誤解を招かぬよう先んじてコメントしておきたいのだが、この言説の土台にあるのは、”わたしたちだけがトップ20%で、残りは愚鈍な中・下流80%である”というような選民思想では決して無いということだ。
Aさんが前述のパンチラインの後に平易に説明してくれたロジックは、至って数学・科学に基づいた次のような心の持ち様であった。
・確率論として大半の事象の平均値、たとえば筆記試験の平均点の区間ごとの分布は、サンプル数が増大するにつれ、つり鐘型の正規分布(左右対称)に近づく
→どんなにエリート集団でもバラツキがあり下位20%が存在する
・それはどの社会、どの組織、どの区間(レベル)をサンプルとして切り出してみても、自然にバラツキが出てそのうち正規分布に向かってしまう
→そのような自然現象に対して不平不満を言ったり抗ったりするのは効率が悪い
・何かの改善・変革に対する熱量や知識量を尺度(優秀さの尺度ではないことに留意したい)にしたとき、もしもその変革を大きなムーブメントにしたいのならばグループ②を狙うことで期待値を最大化できる
→グループ③を①へ引き上げるには、②のそれに対して2倍のエネルギーが必要となる可能性がある
・では、グループ②を①へ引き上げる時の位置関係として、自らはグループ①に属するのが最善か?答えはNOである
→中間層であるグループ②を深く理解し同じ視座を持つ。人間はロジックだけでは動かない。信頼の置ける人物から”いっしょに頑張りましょう”と情緒に訴えかけられて初めて彼らは行動変容を起こす
・また、インターネットを這いずりまわり、③の奈落から天空を見上げては①から闇堕ちする人間を待っているような、シャーデンフロイデ寄生虫にだけは成り果てたくないものである。この蟲はムラ社会を好んで生態分布を拡げ続けている
おわりに
以上が「2:6:2の法則」に関するAさんのエピソードである。当時私が幸運にも受けることができた薫陶とその感動について、少しでも伝わっていたら嬉しい。
しかしこれでTHE ENDではなく、むしろ私は、この法則・公式に変数を入れて解答を導くプロセスの途上にある。なぜか?
それは私がこのマイクロイデオロギーとでも呼ぶような思想を自ら実践し、更には後進の人々に伝えて彼らの行動変容を起こして初めて、自分なりの解答を導出したと言えるからである。
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