アイデア思考法(シナジーで問題解決)
今日もご覧頂きありがとうございます。
今回のテーマは
「シナジーを思考してみる」です。
私自身過も最近知った単語ですが
この方法を知っていると
相手と意見が対立した場合の
解決方法の幅が大きく広がります。
コロナ禍は、思ってもいない出来事が
次々と世間で起こりました。
その為対立という構図が
あちこちで起きたような気がします。
当時の出来事ですと
オリンピックが良い例でしたね。
開催する、しない。
観客を入れる、入れない。
ワクチンを打つ、打たない。
お酒を持ち込む、持ち込ませない。
外出制限をする、しない。
等々、対立軸は数えたら
きりがありませんでした。
これらの問題点も
シナジーを取り入れるという
考え方をすれば、白か黒かという
両極端な意見で対立するのではなく
お互いが納得できる方法が
きっとあるはずでした。
シナジーの考え方が広がれば
色々な困難を乗り越えられると
思いますので是非参考にして頂ければと思います。
シナジーの意味
シナジーとは、一般的には
「相乗効果」という意味です。
たとえば、2つ以上の企業が
お互い持っているもの以上の価値を
生み出すという意味でも使われているようです
お互いの得意分野を出し合い
新たな価値を生み出すという意味でも
使われるので
合併や統合により企業同士が
生き残る手段としてもシナジーの
考え方は大きな企業ほど
浸透しているようです。
私達のような個人経営でも
これからは生き残りの為に
意識すべき事なのかもしれません。
自分の強みで相手の弱点を補い
相手の強みで自分の弱点を補う
という考え方をすれば
コラボレーションの定義にも
当てはまります。
シナジーをうまく活用するには
まずは下記の図をご覧ください。
この図は
Aさんの意見とBさんの意見が
対立していた場合、妥協点を
見つける時の方法を表したものです。
国会等でも法案を通す時に
よく与党・野党で使われる手法です。
赤い三角形は
お互いの妥協点とも言えます。
ご覧のように妥協点が少ない場合
赤い三角形は
もともとの三角形よりもかなり
小さくなってしまうので、大胆な
方法とは言えません。
お互いの意見が大きく違う場合は
どうしても妥協点を見つける作業に
なりがちなので
このような
こじんまりした三角形に
なってしまうわけです。
では、次の図をご覧ください。
この図には赤い部分がありません。
つまり妥協点がないという意味です。
妥協点がなければ
意見がまとまらないと考えがちですが
新しい第三の手法を考え出す
やり方なので、こじんまりした
三角形にはなりません。
この場合白い部分が第3の意見
という事になります。
赤い三角形の数倍の面積になるので
かなり大胆な価値を生み出す
可能性がある訳です。
これは、コラボレーションにも
同じことが言えるので、お互いの
弱みを補う為の協力関係だけではなく
この図のように
新しい価値を生み出す方法を
お互いが考えて協力する
コラボレーションの方が
価値が大きくなり
新たなマーケットを生み出す
可能性も高くなってきます。
抽象的ですかね。
では少しわかりやすい事例を出してみます。
コロナ禍、多くの人が集まるのが
感染リスクと言われていましたので
町内会の会合を例にとってみますね。
Aさんの意見は
会合はやりたいのですが
密になるような
リスクは避けたいのでしばらくは
不要不急といえる会合は
お休みにしたらどうでしょうか
という提案です。
かたや会長のBさんは
出席者の人数は減らさず
部屋を大きな場所に変えて何とか
開催したいと言っています。
2人の意見は真っ向から対立しています。
ここで妥協点を考えると
密を避けるため出席者の人数を
大幅に減らしたうえで
部屋を大きくするという意見が
赤い三角形の部分という事になります。
では、密を避けたうえで
大人数の会合を開くには
どのような方法があるのかというのが第3の意見。
つまりシナジーです。
答えを言ってしまえば
コロナ禍流行った
ZOOM等を利用したリモートワークです。
この方法なら出席者が
直接会う事はないので
密を避ける事が出来ます。
その為コロナ対策にもなりますし
人数制限をしないで会合を
開くことも出来ます。
Aさんの意見もBさんの意見も
取り入れる事が出来るので
こじんまりした解決方法ではない
やり方となるわけです。
(多くの方がリモートワーク出来るという設定です。)
たとえ話なので
このようにすんなりいくとは
限りませんが簡単に妥協点を
さぐるのではなく
お互いの意見を出来るだけ
取り入れる第3のやり方を
模索するという手法です。
このように
シナジーを意識すると
妥協点のようなこじんまりした
意見ではなく、今までにない
価値のある方法が見つかる事があります。
今回はシナジーに付いて
書かせて頂きました。
今日の情報はいかがでしたか?
では、今日も良い一日をお過ごしください。