「浜松茶プラス」参加レポ④
11/3に参加した内容のレポを書き出したいと思います。
日本茶AWARDって?
20種類もの日本茶が飲めるということで、わくわくして向かいます。
試験と同じで途中入退室ができないだと!?
快晴で、とてもイベント日和でした。
台風の中帰省しましたが風邪もひかず、お茶日和となりました。
会場に入ると、今回の審査方法など説明がありました。
・指定された席に座ること
・お茶は1番目、2番目、と次々席に運ばれること
・1回のお茶の量は5~10mlほどで、2口ほどで飲みきれるほど
を提供されること
・飲んだ中から好きなお茶を1つ決めてほしいこと
・メモ用紙があるので、そこに感想を書いていいこと
・味のリセット用に500mlの水と干菓子を好きな時に食べられる
そして、他者の意見に惑わされず好きなお茶を決めてほしいため、
・途中の入退場ができず、退場した場合は再入場できないこと
・私語厳禁
・1番目のお茶を飲み残して、2番目のお茶と飲み比べをしてはいけない
とのこと
自分の中で一番心配だったのは、途中トイレに行けないことでした。
もし途中でトイレに行ったら、残りのお茶は飲めずに終わってしまう、
しかし漏らすのは嫌という葛藤と緊張感で、
心身ともに引き締めた中、審査とトイレ我慢レースが開幕されました。
(事前にトイレは行っていますが、行っちゃだめとなると・・・)
美味しいお茶と500mlの水と混乱
20種類のお茶は1番、2番と番号がついているのみで、
説明はなく色で緑茶かそれ以外かわかる程度でした。
審査員全員で1番のお茶を飲みきったら、全員に2番のお茶が渡されて飲んで、とイメージは「わんこそば」でした。(笑)
イメージとは裏腹に、内容はとても濃厚でした。
1杯1杯のお茶すべてはプロが厳選したお茶で
すべて日本茶インストラクターの方が淹れて提供してくれ、
マインドフルに茶を味わい、自分の好きと向き合います。
緊張しつつ味をリセットしながら試飲したのですが、
4回ほど緑茶が続いたところで味がよく分からなくなり、
どんな基準でお茶を選ぶのかが、迷走してしまいました。
メモにも「よくわからなくなってきた」と心情を吐露しました。
自分の中で「お茶の審査」に対し、変な先入観を持ってお茶をみていたことに気づき、やっと日本茶AWARD側から求められていることが違うことに
10杯飲んだところで気づき始めました。
「my best tea」ですから、いちばん好きなお茶であればいいんだ、と。
15杯分の茶と400mlほど水を飲み、膀胱を気にし始めたころには、
好きでもいいし、新しい発見があり面白いと感じたお茶でもいいし、と
「my best」への解釈も豊かになりました。
はんかちの「my best tea」
20杯飲み終わり、トイレ我慢レースが本格的になった中選びました。
はんかちの「my best tea」は、味わい豊かで優しい緑茶にしました。
1番目のお茶で、とても印象的でした。
優しいうまみ甘みで、苦味渋味も優しく、春のようなお茶でした。そして、その優しいうまみ甘みに惹かれたのです。
はんかちの好みとしてうまみ甘みが強い煎茶は苦手で、飲み慣れて美味しいと思っても苦手な印象を引きずっていました。
それが、苦手じゃないし、めっちゃ好き!と、好みが大逆転される感覚を味わい、その衝撃がずっとあったのです。
お茶を通して、まさか新しい自分が出てくるとは思わなかったため、うれしい驚きをくれたお茶にしました。
他にも候補があったのですが、それらのお茶も通して
「my best tea」に選ぶ理由は、やはり自分の固定概念を壊し、
新しい風を淹れてくれるお茶ばかりでした。
贅沢なお茶時間を、ありがとうございました!
審査が閉幕し、すぐさまトイレに駆け込み無事間に合いました。
(トイレ我慢レースはこれで終わりです(笑))
参加した後の感想として、
・自分がどんなお茶に惹かれるかを知ることができ、その理由も案外今までの活動を通して一貫していることなんだなって実感
・「お茶を飲んで、自分の好みを探っていく」時間は初めてだったのかも
の2つが挙がりました。
自分でもお茶を淹れて飲みますが、
イベント出店の時はそのお茶の味が正確に出ているかを気にしており、
普段ではこのお茶はこれがベストな淹れ方ではないだろうけど、まあこれで飲むかなと適当に飲むこともしばしばあります。
そして、味が気になるからと茶葉を買い貯め、
お茶の賞味期限を気にして飲む、というのが最近のはんかちの現状です。
好きなお茶だから淹れて、好きな味を堪能するって案外やっていなかったということに気づきました。
そんな自分が好きなものを探すことができ、なおかつ美味しいお茶を大盤振る舞いしてくれた日本茶AWARD様に感謝です!