見出し画像

地元のお茶から知る、地元の様子③~掛川市もうちょっと~「やぶきた」の由来

ここ数日、2か月ぶりのアルバイトを再開しました。
扶養内で働いていたら、ギリギリになってしまいました。
源泉徴収にて、金額を確認できたため再開。
この休みの2か月間運動不足を自覚しつつも寒さに負けて、こたつに寄り添っていました。

アルバイトの朝は、室温6度の中で着替えるときが一番覚悟が欲しく、ダウン2枚を羽織って、防寒対策ばっちりにして向かいます。
最近の作業は、果樹の苗木を植え付けしています。2時間動きっぱなしになるためか、ワークマンの性能の良さのためか、サウナ後のごとくになっています(笑)
久々の運動で、全身筋肉痛になって久々のnoteを書こうと思います。
皆さん仕事しながら記事を挙げていて、尊敬の念です!!

さて、本題に入っていこうと思います。


今回は、前回の掛川市と(森町)をみようと思います

手書きのためブレブレな〇と◇

掛川市はもうちょっとお茶の品種など掘り下げられるところがあったので、おかわりしました。
そして、森町も取り上げていきたいと思います。
森町にある、小國神社は年末年始の参拝で行く方々も多いところです。

掛川茶の一番いい茶葉を使った「天葉」

天葉は、掛川茶の未来創造のため、品質の管理・向上と掛川茶のPRを目的として組織された「掛川茶ブランド委員会」が企画・制作した最高級の深蒸し掛川茶です。

その名前には『その極上の香りが天空へと広がり、その名があまねく世界に知れ渡るように・・・』という願いが込められています。

 掛川市の推奨品種である「さえみどり」と「つゆひかり」、そして従来品種の「やぶきた」の3種の品種茶を使用し、掛川の茶師たちが熱い想いを込めて『百年愛されるお茶』を目指し、今までにない新しい香味の創造を続けています。

 芳醇な香りと、まろやかで上質な甘み、初夏の新緑を思わせる鮮やかな水色が特徴の天葉には、「天葉プレミアム」と「天葉」の2つのグレードがあります。新茶が全て出そろったころ、品評会が行われ、茶審査技術上位有段者によって選ばれた茶葉は、前年度の仕上げ技術を競う掛川仕上茶品評会において優勝した茶師によって火入れ仕上げ加工が行われ天葉となります。

掛川市公式ホームページ 掛川茶 掛川茶をもっと知る 
最高級深蒸し掛川茶『天葉(あまね)』から引用

掛川市が推している品種は、「さえみどり」、「つゆひかり」、「やぶきた」だそうです。


「やぶきた」は一番育てやすく、品質も安定しやすいため日本茶の約7割ほどは「やぶきた」です。
「やぶきた」という名前の由来を初めて知った時に、なんと安直なって思ったのを覚えています。お茶の子供用図鑑で載っていました。
名前の由来は、竹やぶの北側にあったから「やぶきた」だそうです。
こんなに普及するなら、「やぶきた」じゃないほうがいいのでは?と思ったほどです。

やぶきたを生み出したすごい方、杉山さんを知る

「やぶきた」を調べると、

やぶきた」の生みの親は杉山彦三郎(すぎやま ひこさぶろう、1857年〜1841年)という静岡県の人物。1908年(明治41年)、杉山は静岡県有渡郡有度村中吉田(現在の同県静岡市駿河区中吉田)の津嶋神社前にある所有地の竹藪を開拓して茶畑を造成します。

杉山は成長した茶の木の中から優良な2本を選抜しました。2本のうち1本はかつての竹藪だった地の北の方にあったので「やぶきた(藪北)」と名付け、もう1本は竹藪だった地の南の方にあったので「やぶみなみ(藪南)」と命名しました。その2本の実験と観察を続け、やがて「やぶきた」がとても優秀な茶の木であると気付きます。

その後も彼は「やぶきた」の品種改良を続け、杉山は「やぶきた」以外にもおよそ100種にもおよぶ優良品種を生みだし、この世を去ります。彼の死後、静岡県立農事試験場での茶の育成比較試験で「やぶきた」は高い評価を受け、1945年(昭和20年)に静岡県の奨励品種に指定されることになります。

煎茶堂東京 日本茶の品種「やぶきた」とは?日本茶の歴史や起源とあわせて紐解いてみる
なぜ「やぶきた」がポピュラーになったのか から引用

初めまして、子供図鑑に載っていたかもしれませんが知りませんでした。

杉山さんすごすぎじゃない!?
優良品種100種も生むって、茶の世界にとっては神様みたいな方ですね。
今まで知らなかったのですが、こんな試行錯誤の結果生まれたと思うと、やぶきたを飲むたびに杉山さんへ感謝を念じなければと思います。

杉山さんの実験により、「やぶきた」は優良品種になり、全国に広がったんですね。実験で愛着がわいて「やぶきた」のままでいたのでしょうか。
杉山さんに伺ってみたいものです。

杉山さんについて調べてみると、独学でとても研究熱心に茶栽培をされていたみたいです。そんな杉山さんについての記事はこちら▽
杉山さんの茶畑はどうなったんだと思ったら、衝撃の結果でした(´;ω;`)


杉山さんの「やぶきた」が見られる!!

見慣れている剪定されたチャの木とは対照的な原樹

きっと知らなければ、お茶に興味を持たなければ、目にも入らなかったと思います。
茶を通して杉山さんを知り、杉山さんが試行錯誤をした中でみつけた「やぶきた」と、杉山さんの半生を知った今では、このチャの木に手を合わせ感謝を伝えに行きたい気持ちでいっぱいです。

「やぶきた」を紹介して本日終了

衝撃的な「やぶきた」を知ったのは23時をすぎたところです。
ちなみに明日も農作業です(´;ω;`)
でも、杉山さんの茶栽培に比べたらとても楽なものでしょう。
こうすればいいって方法が分かっている上、機械も人手もあります。
ありがたいです。
筋肉痛や朝起きるのが嫌って泣き言は控えめにしようと思います。

掛川市じゃなくてもいいじゃんって言われるかもしれませんが、掛川市をきっかけに杉山さんを知ることができたので、掛川市にしちゃいます(笑)
品種を調べると、ずっと掛川市で話でまとめちゃうので、品種は後回しにして次は森町を調べるぞ!!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集