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白線の上をまっすぐ歩く▸1009-1031

季節の変わり目ってやつをもう何回経験しているのかわからないけれど、懲りずに毎年体調を崩してしまいます。
この時期の風邪って粘着質すぎるので勘弁してほしい、ガッと悪くなってガッと治ればいいのに。



10月9日  全回収の鬼

高校のときのお友達とお誕生日会をしてきました。

私、友達A、友達Bは、誕生日がそれぞれ6月7月8月と繋がっているので、いつもは9月にまとめてお祝いをしています。でも今年は私が四国に行っていたり、ふたりは就活があったりで中々時間が取れず、結果10月まで「おめでとう」を保管する形に。

去年作ったケーキ、なんでこんなにホラー調なのか

会うの1年ぶりじゃない!? みたいにしばらく盛り上がってたけど、全然友達Aとは2月に一緒に旅行いったし、友達Bとはバイト先が隣同士なのでちょこちょこ顔合わせてたや。記憶力の老いを感じる。

テンション上がりすぎていっぱいしゃべっちゃったし、私のしょうもないボケを当時から変わらず全部拾ってくれるので、もう好きが溢れちゃったな。
「本当に私のこと好きだよね、もう伝わってるから大丈夫だよ」ってちょけても「ねえうるさい」とは返すけど全然否定しないところ愛しいね。

今年は誕生日プレゼントのリクエストを互いに出し合っていたのですが、めちゃくちゃ難しくて。友達Aは「マットすぎもツヤすぎもしない暗めのリップ」、友達Bは「ピンクのマットアイシャドウ」とのことでしたが、会う前日にやっと用意ができるという悩み具合でした。
でも私は大切な人へのプレゼントを考えるのが超絶好き人間なので、リクエスト聞いてから購入してお渡しするまでの2か月間、ずっと楽しくて幸せだったな。嬉しい。

私からふたりには「書店に入ってふたりが一番面白そうだなと感じた本がほしい」っていう雑なリクエストをしたのだけど、想像以上に意味わからない本がきて若干困っています。絶対自分では買わない本であることは違いないので、これを読むことを機に世界が変わることを願うしかない。
読書感想文を書いてくれと言われたので、もちろん書きます。任せてほしい。

友達Aの運転、メチャクチャ荒くなっててウケちゃった。


10月13日  思い出はだいたい綺麗

佐藤(7月の備忘録参照)が文化祭で歌うとのことで、もうひとり小学生からのマブを引きつれて勇姿を見届けてきた。

初めて足を踏み入れた大学だったのだけど、広〜〜〜!!! 綺麗〜〜〜!!! とビビり倒してきました。自然と人工物の融合ってああいうことを言うのだろうな。人がたくさんいる空間なのに清潔な公共施設の匂い(美術館とか博物館独特のアレです)がしていて最高だった。

屋台の焼きそば、5割増でうまい

彼女のあんなに緊張している顔を初めて見たかもしれません。パブリックな場にいるときの佐藤をそもそもあまり見ないので、こんなこと言うと怒られちゃうかもしれないけれど、ちょっぴり新鮮味を感じておもしろかった。
ステージ下から通常より何歩か俯瞰して見る彼女はやっぱり綺麗だったし、歌声も素敵だった。好きなんだよな、佐藤の歌声。大学の文化祭クオリティの音響でもちゃんと聞こえてたよ。

っぱ、小学校からのマブよな! と思うことが最近多すぎてデッカイ愛を抱えています。素面でもずっと楽しいの最高すぎるでしょ、ありがとういつも。
この前は三人で練りキャンランドで遊びました。ウチらだけ時逆行してんのかな。



10月22日  タイムリミットゼロ

来年の教育実習の日程がついに決定してしまった。
内諾書を実習校から大学へ郵送していただいたので、もう辞退は出来ない。行くしかない。やるしかない。心にサンボマスターを宿しています。

実は初動から不穏な雰囲気があり、もしなにかあるようであったら大学側も介入するから言ってねと言われていたので、教職担当の先生からのメールには「受け入れていただけてよかったですね」と書き添えてあった。よかったです、本当に。

夜に社会人の方と1on1をさせていただいたとき、ふと就活の話になった。
もう教師一択なの? と聞かれて、すぐにハイと答えられなくて、唸って、濁して、少し先の話として今興味があるゼミは教職よりも表象文化論の方なのだとそっと話した。
そっちの方が面白そう、僕はいいと思う、あなたなら上手くいくと思う、と言われて余計に苦しくなったりしてね。何を言って欲しかったんだろうな、自分は。

教師になったとして、一生日本の公立または私立学校に勤務することは恐らくないのだろうなと最近考える。学校に通えている子どもよりも、学校に通えていない(通えない)子どもへの教育の方に自分の重心があるので。
国内でも国外でもどこにでも着いていくと言ってくれる人がいる時点で恵まれている。そのことを理解して励まなきゃなと思うなどしました。
え、私にしては前向きかつ真面目! 


10月25日  nanimono

後期に入ってからありがたいことに色々なことが充実していて常に時間に追われているのだけど、それにしては今月たくさん本が読めています。素敵な本や書店との出会いも多くてホクホク。

この前一個上の先輩に、先輩の最近のお気に入りらしい書店に連れて行ってもらいました。個人経営のお店なのだけど、なんと無人。書店員のいない本屋さん。ガラス張りで外から中が見える設計になっているお店の入り口にはいかつめのオートロックキーがかけられていて、URLを読み込んで会員登録すると鍵を解除するための個人パスワードが発行され、いつでもお店に入ることができるという仕組みでした。パスワードを入力するとき、なんか自分が秘密組織の人間になったみたいでソワソワワクワクしてしまった。聞いた話によると県内の大学生が運営しているみたい。是非お会いしてみたいですね。

この読書熱に背中を押してもらい、3年くらいぶりに読書垢兼日常垢をつくりました。前も持っていたのだけど、いつの間にかログアウトしてしまっていたのだよね。
先日からTLにしきりに流れてくる『禁忌の子』、『生殖記』あたりが気になっているので、絶対に購読してやろうと息巻いています。こういうところが読書垢の好きなところです。「昨日のあの番組見た!?」みたいな話をしていた小学生時代に戻ったみたいで。

自己開示がてらにタグにも使った画像を乗っけておきますね。

基本雑食で小説も詩集も新書も絵本もなんでも読むし、作家等に特にこだわりはなかったのだけど、最近小川糸さんが猛烈に好きです。この前久しぶりに小説を読んでぽろぽろと泣くということをしたのだけど、その時も小川糸さんの『つるかめ助産院』を読んでいました。
小川糸さんと言えばおいしいごはんの描写力が魅力ですが、ホカホカごはんのように温かみ溢れる文章が私は本当に好きです。心が落ち着く。文体が本当に好きなのだと思う、私。

プロフィールから飛べるようにしているので、仲良くしてくださる方がいたらぜひ。noteから来たよ〜というアピールしてくだされば多分すぐに懐きます。チョロ人(ちょろんちゅ)なので。


10月31日  有線イヤホンにしかない価値

メンタルの雲行きが怪しく、こういうときは毎回WANIMAやらサンボマスターやらを聴いて無理やり持ちあげるのだけど、今日は落ちるだけ落ちたらァ! という気持ちでEm Beiholdの『Numb little bug』を聴いている。

Do you ever get a little bit tired of life?
(人生にちょっと疲れることってある?)
Like you're not really happy, but you don't wanna die
(全然楽しくないけど死ぬほどでもない、みたいな)
Like you're hanging by a thread, but you gotta survive
'Cause you gotta survive
(細い糸にぶら下がっているけど生きなきゃいけないから生き抜いている、みたいな)
Like your body's in the room, but you're not really there
(体はここにあるけど自分自身はここにはいない、みたいな)
Like you have empathy inside, but you don't really care
(共感してるけど別にどうでもいい、みたいな)
Like you're fresh out of love, but it's been in the air
(愛は終わっちゃったのにまだ気配がする、みたいな)
Am I past repair?
(私ってもう修理不可能?)

若干意訳

本家のMVかわいくて好きよ。



以下、今月読了した本の記録です。
来月も同じだけ読めるのかはわからない(多分無理)けれど、今後は備忘録の最後に読書記録を残そうかなという気持ちでいます。

10月2日 『ツバキ文具店』小川糸
10月4日 『穢れた聖地巡礼について』背筋
10月6日 『口に関するアンケート』背筋
10月7日  『先生はえらい』内田樹
10月15日『君が手にするはずだった黄金について』小川哲
10月20日 『クワイエットルームにようこそ』松尾スズキ
10月22日 『ユートピア』湊かなえ
10月23日 『海の見える理髪店』荻原浩
10月26日『つるかめ助産院』小川糸
10月31日『プラネタリウムの外側』早瀬耕


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