精神疾患の元風俗嬢です。

私は現在、精神疾患により人生初めての引き篭もりになり、就活をしている元風俗嬢です。

風俗を辞めて2年が経ちました。もう戻る気はありません。

今思い返せば、他に方法を知っていれば「風俗嬢」という辛い選択をしなくて良かったのにと凄く後悔しています。

なので、今風俗嬢をしていて悩んでる女の子が居たら少しでもこのブログを通して力になれないかと思いました。

あと、自分の為。
感情を抑える癖がついているので、自分の思いを言葉に表す練習になればいいなと思います。

私が風俗を始めるきっかけになったのは、精神的な虐待を繰り返す母から逃げるように上京をして一人暮らしを始めてからです。お金のやりくりが出来なくて、生活が上手く出来ず、生活費を消費者金融に借りていました。誰かに相談したり、頼ったりする事も出来ませんでした。

もちろん罪悪感は、ものすごくありました。
ただ当時の私には、他に生きていく術がわからなかった。

精神疾患は思い返せば小学生の時からありました。
学校でいじめられていたので、登校拒否をしていました。
よく泣いたり、嘘をついたり、落ち込む小学生でした。

中学ではヤンキーの先輩に気に入られたことをきっかけに、グレてはいましたが、お陰でイジメがなくなったので、学校に行けるようになっていました。

高校は中退。バイトをしている方が楽しく「早く家を出て母から離れたい」と思っていました。

19歳から一人暮らしをして、それ以降実家には戻っていません。

20歳の時に大量の風邪薬でODをし、初めてメンタルクリニックに行きましたが主治医と合わず、すぐ行くのをやめました。

それからは自己啓発本にハマり、セミナーにも行きました。

自分のことが好きになれず、自分を変えたい一心でした。

でも、本当に変えないといけないところには気付いていませんでした。
それは、「自分を大切にする」ということだと思います。

「お金さえあれば」とか「自分でなんとかしなきゃ」という考えに縛られていたと思います。

「生活が安定したら風俗は辞めよう」と思っていたのもあり、普通のアルバイトを掛け持ちしてやっていたり。一時期は風俗を辞めて就職をしましたが、2年でまた生活出来なくなり、鬱病になり・・・頼る所がなくまた風俗に戻る・・・

結局、ズルズルと風俗を10年も続けてしまいました。

お金のやりくりが出来ないという問題以外にも、人間関係が上手くいかないということも、普通の生活を送れない要因でありました。

なんか感覚が他人と違う・・・何故みんなそんなに「気にしない」ということが出来るんだろう・・・何故私は「気にしない」ということが出来ないんだろう。
それは私にとって大きな課題であり、ストレス要因でした。

結局、鬱病の治療が思うように上手くいかず、お医者さんを信用できない時期もあり、通院しなかった時期もありました。
それでもなんとか「お金の力」で生活していました。
それで最大限「幸せ」を追求しているつもりでした。

でも2年前に、色々な人間関係などのトラブルが重なり、ストレスが限界を超え、外出が出来なく、人と関わることが苦痛で耐えられなくなりました。
風俗嬢でいることには、5年ほど前から限界を感じていました。

体に触れられると、虫唾が走る。

今思えばそれが正常な反応なのかもしれないです。

壊れ切った精神は引きこもりと言う形でしか生きていけなくなってしまいました。


今は、少し遠い、自立支援医療の受けられるクリニックでオンライン診療をしてもらい通院しています。
まだ、外出はできない状況だけど、就活をする意欲があるまで復活しました。

障害年金を受給しながら就労移行支援という福祉サービスで資格習得のため勉強しています。

就職先も在宅ワークで探す予定です。

私が風俗嬢だったことは、クリニックの主治医の先生と、カウンセラーの先生も知っています。
同じ様な境遇の患者さんも多いそうです。

もっと早く、障害年金、自立支援医療、就労移行支援のことを知っていたら、外出出来なくなるほど鬱が酷くならなかったのになと思います。

ちなみに、私の今の診断名は、強迫性障害(彼氏の監視をやめられない)・反復性鬱。
強迫性障害は、かなり落ち着き、彼氏とも仲良くしています。

親の虐待からの愛着障害・HSPもあるだろうと言われています。

親があまりにも非常識なところや、私の不器用さも踏まえて発達障害の傾向はあるだろうと最近言われたので近々、薬を変えてもらう予定です。


最後に、今、風俗嬢として働いていて苦しんでいる貴方へ・・・

助かる道はあります。メンタルクリニック等はハズレもあるので、良い先生が見つかるまで諦めないでください。

福祉サービスに相談して助けてもらうこともできます。

苦しくないわけがないと思う。

自分を大切にしてあげてください。

私も、もう一踏ん張りします。

最後まで読んでくれてありがとう。


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