#16 「ずーっとずっとだいすきだよ」今日も私はあなたに伝える
我が子に絵本を読んであげるのが夢だった
大人になった今でも、
母と父に絵本をたくさん読んでもらった幸せな時間は、
心の中に残っていて、
灯りみたいに、心の中を温かくぽかぽかと照らしてくれています。
子どものとき、たくさん絵本を読んでもらったことは、親に感謝していることトップスリーに入ります。
だから、我が子に絵本をよんであげることは、私の夢のひとつでした。
さまざまな本との出会い
そのため、私は子どもがまだ話せない赤ちゃんのときから、子どもたちに絵本を読み、一緒に楽しんできました。
本は、私が自分で図書館や本屋さんで探し出すという形に加え、
それだけでは大変だったので、
童話館の「ぶっくくらぶ」という絵本定期便のサービスを利用してきました。
自分では見つけ出せない素敵な本にたくさん出会うことができ、親子ともども楽しんでいます。
そうして、たくさんの本との出会いを通して、
母である私が好きな本と、子どもの好きな本は違うということに気が付きました。
今日はあえて、子どもより母が大好きな一冊を紹介します。
読むたびに涙が出そうになるくらい、心が動く一冊です。
残念ながら、子どもから「読んで」とはあまり言われません。
逆に、私から「ママが好きな本だから読んでいい?」と言う一冊です。
基本的には、子どもが読んでほしい本を読んでいます。
でも、時にはこんな日もあっていよね。
だって、ママも本がだいすきなんだもの。
母が大好きな一冊「ずーっとずっとだいすきだよ」
主人公の男の子は、エルフィーという犬を飼っています。
エルフィーは世界で一番すばらしい犬です。男の子とエルフィーは一緒に大きくなりました。
でも、エルフィーのほうが先にとしをとっていって、
ある日死んでしまいます。
私はアトピーで哺乳類の毛にふれると痒くなってしまうこともあり、犬や猫を飼ったことがありません。
それなのに、この本を初めて読んだとき、涙があふれてきました。
今でも読むたびに涙が出そうになります。
私にとってのエルフィーは、私の子どもたちです。
私の子どもたちは、世界でいちばん可愛いんです。
私は子どもたちのことが、世界でいちばん大好きなんです。
だから、私はこどもたちに毎日伝えています。
今日も伝えました。
ずーっとずっとだいすきだよ、って。
今日も怒ってしまったけど、
ママは◯◯のことが大好きなんだよ。
だけど、◯◯のしたことについて怒っているだけで、
〇〇のことが大好きなんだよ、って伝えました。
後悔したくないから。
一緒にいられる時間を大切にしたいから。
これからも伝えていこう。