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【祝】連続投稿100日!



あなたは最初にフォローした人を覚えていますか?




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私が最初にフォローした人は、今は note をお休みしている。
だから名前は伏せて話させてもらう。

私がその人をフォローしたのは note を始めたその日。

その人はうつ病でとても苦しんでいた。

「療養」が難しいと、
罪悪感に苛まれると、
それでも日常を愛したいと書いていた。

その人の note は『100日後に死ぬワニ』をオマージュしていた。
普段は日常のことを語りつつ、100日後の「死」に向けて書き進めていた。

その人は「自死」のことを「おでかけ」と呼んでいた。
おでかけに向かう note は、それでも悲壮感はなくて・・・

料理したこと。
本を読んだこと。
猫を飼い始めたこと。
そんな日常がつづられていた。

私がその人の note を読み始めたのは、おでかけまで85日くらいの頃から。
初期のその人のことは分からない。
もっと暗く、辛いことが書かれていたのかも知れない。

でも、もう知るすべはない。
note 休止にともなって、過去の記事を全て消去しているから。

その人の100日目の記事は「さようなら」で終わっていたような気がする。
記憶違いかもしれないけれど。
とにかく、希死念慮が復活した状態で100日目を迎えていた。

大丈夫だろうか?
日々の目標がなくなって、本当に「おでかけ」したりしてないだろうか?
そんな不安が頭をよぎる。

過去記事の消去が、その不安をさらに煽った。
心のどこかに引っかかり続けていた。

********

話は変わって、私の話。

連続投稿100日記念に何か特別な記事を書こうと思った。
飽き性な私が100日も note を続けたのだ。
祝わなければ。

どんな記事がいいだろう?

例の「100日後におでかけする noter さん」のことがすぐに思い浮かんだ。

ただの「100日」つながり。
うっすい連想ゲームのようだけど・・・

あの人は今どうしているだろう?
生きているのだろうか?

恐る恐るその人のアカウントを訪ねた。

やはり記事は残っておらず、空っぽのアカウントが表示された。
でも・・・

訳あって下書きに戻しましたが、生きています。

100日後におでかけする人のプロフィールから

プロフィールにこんな一文が書き足されていた。

あぁ、生きている!
あの人はまだ生きているんだ!

ただただ嬉しかった。

会ったことも、声を聴いたこともない。
見ず知らずの人の生存が嬉しかった。

やっぱり note ってすごい。

ただ創作するだけじゃなく、人と人をつないでくれる。
こんな素敵な場所と巡り合えた幸運に感謝した。

ちょっと尻切れトンボ感は否めないけれど・・・こんな100日目記念もいいだろう。



読んでくれた皆さまに特大のスキをこめて、

ありがとうございました。



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あららら
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