阪神居酒屋監督の独り言 エンジョイしてますか
ワールドシリーズ、日本シリーズと朝から晩まで野球三昧でファンとしては嬉しい日々が続いてます。
ベッツとフリーマンやっぱ凄いねえとか、近藤いないのかと思ったら出してきて、即刻敬遠されて小久保監督よくこれで勝ち上がってきたなとか、
単なるセカンドゴロをキャッチしただけなのに何でそんなに騒いでんの?って言うけど、いや違うんだよ、牧って巨体が横っ飛びしてるのがすごいんだよとか
あまり野球そのものを経験した事がない人の観察に対して阪神ファン流の返しで解説するのも一興になってます。
世間は朝からお仕事って中、生中継されると中々見られない。
そういう時は後からしっかり
(某局みたいにご贔屓の球団負けて時間余ったから大谷の部分以外カットして放送したりせず)
試合内容を配信で放送してくれるチャンネルもあるので、それを肴に飲みながらああでもないこうでもないとその場にいる名前も知らない人らと語らっているのですが。
野球理論というのはジャンケンみたいなとこがありまして、
例えば点を取る打撃にしても
先っぽか芯を食って必ず二塁打、三塁打、本塁打にする重打線パターン
とにかく先頭一塁が出たらそこから足で稼いで引っ掻き回して戦意喪失させる機動力パターン
単打を連続して繰り返し積み重ねて投手と捕手を混乱させる連続タイムリーパターン
と、監督やチームのカラーで戦略も変わってきて、好き嫌い好みはあれど、必ずこう!というのがないんですね。
なので登板する投手の持ち球とスキル、メンタルと体力を測りながらその場面勝負に行かせる駆け引きになるんですが、
過去この人なら絶対と切り抜けるエースなんて数えるほどしかいないんです。
幸い阪神には今季桐敷や石井くんがいまして、1イニング限定をいい事にずっと使い続けて来季心配してますけど、
「あー石井くんが9人いたらこんな楽な事ないんだけどなぁ」
「だったらベッツも9人いたら同じでしょ」
と言われるんですけど、違うんです。
先程も述べたスキルというのは、相手に合わせて工夫出来る力の事も指してるんです。
だから
「ファーストストライクしか投げてこんのに振らんのもおるしな」
って言われるのがウチにいるんです。
イチローが見限ったメジャーが今どれだけ凄い事をしているかというと、
最近になって地上波でも見る事が出来るようになってご覧になった方もいると思うんですが、
パンプアップ(筋肉増強)した大谷が打つだけに留まらず、そこから盗塁までして、三塁からホームに突撃してくる、なんて展開はもうジャンケン理論の次元じゃないんです。
打てるなら打て、走れるなら走れ、エラーを誘発する事は全部しろ、
守るにしても、この範囲とデータは見せた、その範囲は全力で守れ、イレギュラーなエラーは仕方ないけどポロポロこぼしたりトンネルとか落球なんかしたらわかってんな?
それだけだ、以上!の世界なんです。
つまり個性あるユーティリティプレイヤーしかスタメンに入れないわけで、
「打ちます打てます言うて、去年から全然やんか」
などと言われてしまうウチのでっかくて走らなくてポロポロこぼすのは全然通用しないんです。
ただ、イチローが見限った部分というのも、横一線みんな同じだったら単調でつまらないでしょ?って更に上の理想を言っていたのも感慨深い。
下克上と言われてますけど、番長の横浜はよくやってますよ。
投手陣にかなり不安はあっても結局そこを上手く料理して、ウィックや外国人選手にハングリーさを植え付けてるのも大きい。
ウチには出来ませんよ。
素材は良くても腐らせてしまうばっかりで、挙げ句
「神のお告げがあったので帰ります」
って金だけもらって帰国してしまう、今で言う反社詐欺みたいなのもいましたしね。
今年一度交流戦で横浜はソフトバンクに勝ってるんですよね。
相手は和田でしたけど。
それでも対戦成績、昨日だけでも同じ9安打は中々。
ただその点の取られ方がまあ……ええ、いつもの、というか。
ヤスアキが1イニング切って取るシーンもびっくりしましたし、
ソフトバンク、ベテラン揃えているけど、もう30代のおっちゃんら並べて喜んでる場合じゃないですよ小久保監督。
昨年穂高以外その戦力で満身創痍になってたの見てるもんですから、このチームで勝ちたいのはわかるんですけど、
世界一の称号手にしてまだタイトル欲しいのかこの欲張り、とやっぱり愚痴ひがみの一つも言いたくなります。
「2023年は面白かったねえ。普段ムカついてたけどあんな面白い試合が連日続いて見入ったのはあの時くらいかね」
と、某ファンから昨日言われてニヤニヤしてますけど、
中継ぎの崩壊ですとか、中軸選手がどんどん下降線にいって、また畑耕さないといけない時期になってしまいましたし、
コーチにあかつき(金村暁)が戻ってきた所を見るとそこは本営も深刻に受け止めてるんだなと思ってます。
大谷の左肩の脱臼も大変だしそれに大騒ぎするなら、
中日の井上新監督のガッツポーズによる左肩脱臼も大きく取り上げてください。
報道の皆さん。
野球は常に楽しくなければ。
これは長嶋さんが言った言葉。
もっと魅了してほしいと切に願いながら、
また今夜と、朝の野球楽しみましょう。
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