梅雨入り近い六月
腎臓病の夫との、静かなバトルの日々24
今日も鯵は釣れない
夏が近くなると、護岸でも豆鯵や豆イワシがじゃんじゃん釣れ始めるから、と、夫は今日も朝早くから釣りに出かけていましたが、ボウズで帰って来ました。
「鯵はまだ来ない。メバルの子だけが釣れたので、鳥はお腹一杯になったよ。」
昔、朝から釣れない夫と海に居て、潮が満ちてくる時に、湾の中にザーッと沢山の魚影が入って来るのが見えた時がありました。小さなイワシの群れだと思います。海の広い場所から、大きめの魚に追いこまれて、港に入って来たのでしょう。
その時、2、3匹、イワシの子が釣れたけど、あとはまた何も釣れなくなって終わりました。
そして、今日は、何故か4匹だけ持ち帰って来た、メバルの子供、可哀そうなのでしっかり下処理をして味噌汁に仕立てる事にしました。
護岸ブロックの近くにいる魚、ツバクロと思い違いをしていたけれど、調べてみたらメバルちゃんの子供でした。ツバクロの子供ばかりが釣れていた時もあります。けれど最近はメバルの子が多いです。小型で鰭がとげとげしていて、鯵やいわしと比べたら飲み込みにくそう。1回食べてから、その後海面近くに下りてから、海水を吸ってしっかり飲み込んでいる様子を見かけました。いつも夫に魚を貰って食べているアオサギさんの事ですが。
メバルの味噌汁
焼いたメバルを昆布と一緒に鍋に入れたら、静かに煮ます。沸騰させないように、弱火で。
身をほぐして、具として食べる時もあるけど、何しろ小さ過ぎるので、そのままお椀に入れる事にします。
ちょっと寂しいので、大きめに切った木綿豆腐も入れました。魚と混ざらない様に、魚を崩さないように、そっと入れて味噌を溶き、火からおろす前に刻みネギを入れました。
お汁を食べる時に、魚の両側からペロンと身をはがして食べられます。
夫の減塩、低たんぱく食が進まないのをもどかしく思っているうち、自分自身が食べることに対して前向きになれなくなって来てしまいました。夫が釣って来た雑魚のお味噌汁は、子供が複雑な顔をしながらで食べるのを見たら、満足して自分は食べる気が無くなってしまいました。😊💦