天空の拳 連載スタート!
おはようございます。
いかかでしたか。「金の盾と青い牢獄」
楽しんでいただけましたでしょうか。
さて明日からはおもむきもがらっと変わり、格闘小説「天空の拳」の連載をスタートいたします。
構想20年、何度も書き直している僕の格闘小説の集大成です。
最初は(中国武術の達人と空手の達人が闘ったらどうなるんだろう)という非常に素朴な疑問から書き始めました。
幾回のリライトを経てようやく書き下ろした物語で、自分としては気に入っている作品の一つです。
あらすじ
時は日中戦争前夜、舞台は中国河北の地。ホアン・フェイロン(黄飛龍)の武館に突如日本軍の与儀宗光(よぎむねみつ)が道場破りを決行する。与儀は無敵といわれるフェイロンを僅差で破り、フェイロンは武館を閉めざるを得なくなった。義和団のザンの勧めで打ち捨てられた仏閣で生徒に洪拳を教え始めるフェイロン。中国武術の達人と空手の達人の一騎打ち。二人の闘いのゆくえやいかに。
僕自身は空手の黒帯です(初段ですけど)。洪拳はジャッキーチェンが得意とする拳法で皆さんにもなじみやすいものだと思います。中国武術によく出てくる一連の技の名前、例えば「双手右引」などの記述は、格闘中のスピード感を詰まらせるのであえて書いておりません。闘いの臨場感をお楽しみください。
毎日3エピソード分をまとめて発表していきます。8万文字と結構長いので。
お読みになってくれれば幸いです。