撮影用の照明が必要なのはなぜ? 室内灯ではだめなの? 初心者向け
光には自然光と人工光の2種類あります。自然光は太陽の光、人工光は照明器具を使った光のことを言います。
自然光・・・太陽の自然な光
人工光・・・照明器具を使った人工的な光
今回は、照明器具を使った人工的な光(人工光)の必要性について解説します。
写真撮影でも動画撮影でも使われる人工的な光
写真撮影ではフラッシュ(ストロボ)を焚く場面、動画撮影ではLEDライトを使って被写体を照らす場面があります。
写真撮影に使う人工的な光
フラッシュ(ストロボ)、LED照明
動画撮影に使う人工的な光
HMI照明、LED照明
撮影に照明を使う理由
ライティングと呼ばれる照明器具を使った撮影方法。それでは、なぜ撮影には照明器具が必要なのでしょうか?
撮影用の照明を使う理由
・画質を良くする
・主題をはっきりとさせる
・被写体の影を減らす
・雰囲気を作りをする
・人物を美しく撮影する
・天候にかかわらず撮影出来る
・安定した撮影が出来る(自然光と違い、光が安定している)
など様々です。
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ライティングを使う主な理由
(今回のnoteでは、記事を短く設定しています。他の理由については割愛しますことをお許しください。)
・画質の向上
光が少ないとカメラ側に画像や映像の情報が届かなくなってしまいます。カメラ側に情報が届かないということは、画像や映像の情報が欠落した状態になります。すなわち、画質の悪化につながります。
・逆光時の影を減らす
逆光で人物を撮影するとどうなるでしょうか?下記の写真のように顔全体に影が落ちてしまいますよね。このような状況下では、照明器具を利用して顔の影を減らしていくことも大切です。
室内光が撮影に向いていないのはなぜ?
部屋の蛍光灯は点滅しながら光っています
室内で使われている蛍光灯やLED照明の光は、目に見えない速さで点滅しています。
東日本は50Hz、西日本は60Hzなので、東日本では1秒間に100回、西日本では1秒間に120回点滅しています。
撮影における点滅(フリッカー)の悪影響
このような室内灯の点滅をフリッカーと呼びます。
フリッカーの悪影響
下記のような症状が起こり、使いものにならない写真や映像が出来上がってしまいます。
写真撮影時
写真が明るく写ったり、暗く写ったりします。何本も明暗差のあるスジが残る写真が出来上がってしまいます。
動画撮影時
画面がちらつきます。動画のフレームに入ると目立つちらつきになります。
困ったことに、
いずれも撮影時にはわかりにくい現象です。大きな画面で見たり、編集作業中に気づくことになります。
撮影用の照明器具は点滅が起こらないフリッカーレス
・最近の撮影用器具
撮影用の照明は、光の点滅が起こらないフリーカーレスまたはフリッカーフリー設計です。
撮影用の照明を活用しよう
せっかく撮影するのであれば、画質がよく、ちらつきのない写真や映像を届けたいものですね。家族撮影、社内会議、youtubeの撮影、そのほかの身近な写真や映像にも撮影用の照明は大いに役立ちます。
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