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トップインフルエンサー3名が語る!SNS投稿の技を伝授するパネルディスカッションの内容を全部お届け
みなさんこんにちは!Tastemade Japan note編集部員のRinです。
今回の記事では、前回の記事でお伝えした、Tastemade JapanのSNS総フォロワー数1,000万人記念イベントにて行われた、日本を代表するインフルエンサー3名によるパネルディスカッションの内容を皆さんにシェアさせていただこうと思います。
会場全員の目線と耳をくぎ付けにした、それぞれ違った魅力にあふれる3名のお話には、SNSを運用していくという視点だけにはとどまらない、普遍的なビジネスへの向き合い方が詰まっていました!
ぜひともそうした普遍的などんなことにも通底する思考を、今回の記事を読んで一端でも共有できると幸いです。
今回登壇していただいたインフルエンサー3名の簡単なご紹介
Bayashi_TVさま
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言わずと知れた、日本を代表する食インフルエンサーの1人であるBayashiさん。日本に留まらず、誇張なく全世界のSNSでその顔を見ない日がない、そのように言えるほど、トレンドの前線を走っていらっしゃいます。
印象に残る黒ゴム手袋と、ダイナミックな料理、そして言葉を使わずとも伝わってくる料理のおいしさが大変に魅力的です。
ロシアン佐藤さま
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続いては、その美しいスタイルのどこにそんな容量があるのかと驚かせてくれる、料理と大食い動画をメインに活動されていらっしゃるインフルエンサーのロシアン佐藤さん。
その食べっぷりは本当に気持ちがよく、深夜に見てしまうとご飯を一升食べれてしまうと錯覚するほどです。
くれぐれも皆さんは自分の適量を忘れないようにしましょうね、、!
トミー(水溜りボンド)さま
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最後に、YouTubeの世界を最前線で引っ張り、Youtuberという職業の世間的評価を確立させた一人といって間違いのない、トミー(水溜りボンド)さんです。
筆者である私自身も小中高という青春時代を通じて、トミーさんの姿を見て過ごしてきました。たくさんの人の隙間時間を笑みに満ちたものにしたことでしょう。
個人チャンネルである「とみビデオ」では、食の動画を中心にバズっており、個人活動での露出も増えている大注目すべきインフルエンサーの1人です。
今回のパネルディスカッションの趣旨と概要
さて、そんなトップをひた走る「食系」インフルエンサーの3名を迎えて行われることとなった今回のパネルディスカッション。
私たちTastemade Japanをホストに、食インフルエンサーとしてどのように歩まれてきたのかをざっくばらんに語っていただきました。
それぞれが独自の路線を確立し、たくさんのファンに愛されるに至るまでの道のりには、どんな考えがあったのか。
中々聞くことのできない、インフルエンサーの本音に近いトークを引き出し、私たちを含めイベントに参加していただいた全員の今後の糧となることを期待してのパネルディスカッションでした。
主なトークテーマとしては、
「食クリエイターとしてのポジショニングや手法が確立できたと実感した動画は?」
「動画制作での一番の失敗・苦労談」
「SNSの仕様やトレンドに合わせて意識して変化させていることは?トレンドや動画制作の知識収集の方法」
こちらの3点をお話しいただきました。
特に1点目と3点目のトークテーマについては、SNSを行っている人にとってはあまり聞くことのできないトップクリエイターの頭の中を覗くことのできる貴重な機会であったため、イベント中も特に盛り上がりを見せているように感じられました。
今回の記事ではその中身も余すところなくすべて皆様にお伝えしますので、ぜひこちら楽しみにこの後の記事も読み進めてくださると幸いです。
それではここから、パネルディスカッションの内容の記載を始めていきます。
リアル感を重視して表現等は変えずに投稿いたしますので、その点ご了承くださいませ。
トップインフルエンサー3名が織りなしたパネルディスカッションの全容を大公開
オープニング
※以下 司会(TMJ社員)コメントは通常記載
インフルエンサー3名のコメントは引用に記載
また、各インフルエンサーの方がコメント内で言及している動画についてもそれぞれ動画を掲載していきますので、ぜひご覧ください。
それでは、これよりパネルディスカッションを始めたいと思います。
今回は「SNSでの成功事例と今後の展望」をテーマにお話ししていきたいと思います。
まずはパネラーの皆様のご紹介です。
左から、日本人No.1のTikTokerバヤシさん、作れるフードファイターのロシアン佐藤さん、検証系フードクリエイターの水溜りボンドのトミーさんです。
本日はこの3人のクリエイターとお話しさせていただきたいと思います。
弊社のクリエイターからもコメントもらってきておりますので、そちらは私が代わりに回答させていただきます。
本日は短い時間ではありますが、みなさまどうぞ宜しくお願いいたします!
トークテーマ1⃣「食クリエイターとしてのポジショニングや手法が確立できたと実感した動画は?」
それでは、早速、最初のトークテーマです。
食のクリエイターとしてご自身なりのポジショニングや制作・配信手法が確立できたと実感した制作動画を教えてください。
バヤシさん、いかがでしょうか?
バヤシさん
はい。
ポジショニングや手法は日々の動画投稿のテスト(視聴者の反応や再生数)で確立してきたので、これという制作動画はないです。
2020年1月から約2年半の間TikTokに毎日投稿をしてたんですが、
今と違ってTikTokってもっとフォロワーが伸びやすくて、動画がバズると1日に20万伸びるときとかがザラにあったんですよ。
そのときに数字が凄ければなにかしらの注目を集めることができるんじゃないかと考えて、「フォロワー数の多さを武器にしよう」と決めて、TikTokのフォロワー数が増えたことがポジショニングの確立に繋がったと思います。
また、毎日動画をバズらせたいって気持ちで投稿をしてきたので、そういったフォロワーを増やすための手法を試行錯誤しながらたくさんの動画を作って、1本1本の動画での視聴者さんからのコメントなども見てそれに応える動画も作っていきながら、手法をだんだん確立していったと思っています。
が、手法はこれからも変わると思っています。
ありがとうございます。
本当にバヤシさんはすごい勢いでフォロワー数を伸ばしていらっしゃって、私も1ファンとして毎日拝見させていただいております。
続きまして、ロシアンさんはいかがですか?
ロシアン佐藤さん
よろしくお願いします!
私は作って食べるというコンテンツをメインで、YouTubeに割と長めの動画の投稿を続けているんですけども。
私の転機になったのは、登録者が30万人の時に配信した「おとなさまランチ」の動画です。
お子様ランチの巨大バージョンを作るという動画でした。
特に、アンケートを活用してインタラクティブな要素を取り入れたことで、視聴者と一緒にみんなの理想のお子様ランチを超巨大にして食べますというのをやったんですけど、色々な食材を人の顔の3分の2くらいの大きさにまで拡大してみたりして、、、
(トミーさん:このエビフライ、ポテトが顔の3分の2あるとしたら、めちゃめちゃデカいですね。)
そうなんですよ、これ全部デカいからあんまりわからなくなってるんですけど、ちなみにこのクリームソーダ(下記動画参照)も1L以上あります。総重量が5㎏以上になりました。
これが視聴者さんとのコミュニュケーションを元にして作る動画手法の源流となった動画で、「思い出レシピ」など視聴者さんの思い出に残っているレシピをコメントで聞いて、それを動画化するなどの他のコンテンツにも要素として引き継がれていて、今後も大切にしていきたいと考えていますね。
視聴者の皆さんも「真似したいけど、なかなかできない」という反応が多くて、その独自性が評価されたことにも自信を持てましたし、視聴者さんからの反応もとても良くて、自分自身も楽しく制作できたので、今後の指針となるようなコンテンツを作り出せたと感じています。
ありがとうございます。
ほんとに、「なつかしさ」もTastemadeのコンテンツは非常に大事な要素になっていまして、ちょっと真似したくなるようなコンテンツでした。
続きましてトミーさん、お願いいたします。
トミー(水溜りボンド)さん
よろしくお願いいたします!
僕の転機になった動画と言いますか、もちろんこれだけではないんですけど、フィッシャーズのモトキくんとのコラボです。
見ての通り僕映ってなくて彼だけ映っていて(元動画参照)、あんまりほかのクリエイターさんだとやらないことなのかなと思いつつ、このスタイルでほかのクリエイターさんともそれこそバヤシさんとも撮らせていただきました。
こんな風にいろいろなクリエイターに出ていただくっていうのが、周りにはあまりない僕自身のやり方だと思っています。
僕自身食のクリエイターとして活動を始めたのが9年くらい前で、水たまりボンドの活動でできた友達とかお付き合いもあったり、認知していただけることもあって、、、もうすごい、ズルですよね(苦笑)(一同笑い)
地元に仲のいい友達がたくさんいるみたいな。
昔からしのぎを削って戦ってきた仲間たちを今の形に置き換えて、自身はカメラ裏に回っているというスタイルは自分だからこそできるものだと思ってます。
あと食のイメージがついたからこそ、普段そんなに料理するイメージのないクリエイターにも安心して自分のチャンネルで料理する形でご出演していただけたとはもちろんあるかなと。
また、コメント(視聴者さん)との関係性も重要ですね。
僕という人間は9年もやっていたらある程度出尽くしているというか、もう裏もないだろうみたいなところで、、自分で自分を動画にするということはやりつくしてきたからこそ、ファンの方が自分のことをどう見てるのかというところを、コメントとかから拾ってそれを撮る。とみビデオというのはある意味、掲示板なのかなってくらい、コメント欄がある
からこそ成り立っていると思ってて、管理人ですみたいな。
そうしたスタイルを続けてきたからこそ、それが周りとの違いを生めたのかなと思います。
ほんとに日々視聴者さんからのコメントをちゃんと目を通して、またハート押したりしてリアクションすることによって、コメントしやすい環境を作ることは心がけてますし、コメントのリクエストに応じたり、料理や食事しながらコメントに答えたり、80万人突破のタイミングで視聴者さんと約束した場所に行って動画撮ったりすることによってその関係性がもっと深まって、自分ならではの動画のフォーマットが確立されていったなと思ってますね。
ありがとうございます。
ほんとにわたしもトミーさんの動画拝見させていただいているんですけど、トミーさんの掛け合いと言いますかその人柄といったところが非常に愛されてるんだなと。
(トミーさん:まぁほんとに僕映ってないですからね、たまにツッコむくらいで。)
とはいえやはりそのちょこちょこ入るツッコミが魅力ですよね(笑)
弊社のクリエイターからもコメント預かっておりまして、
「もともとアメリカ発祥のメディアで2016年日本でTMJが誕生したて、そこから海外の動画などをたくさんリサーチし、毎日のように分析検討したところ、我々の中で確立したコンテンツというのが
Hands Only Recipe(HOR)というもの。
真上からの画角で手だけを出して撮るという動画を出させていただいていて、そこからさまざまなクリエイターとのコラボ動画も生み出されていきました。テンポ感の良さを売りにした私たちらしい動画ができたときは大きな転機になった」
とのことでした。
トークテーマ2⃣「動画制作での一番の失敗・苦労談」
続きまして次の質問です。
こちらはどちらかといえばネガティブと言いますか、今まで作ってきた動画の中でちょっと失敗したなぁとかちょっと苦労したな、みたいな体験談をぜひお聞かせ願えればと思います。
バヤシさんからお願いします。
バヤシさん
なにが大変だったかっていうと、初期の頃ですね。
TikTokとかYouTubeのShortsとかもやってない時なんですけど、この動画(下記動画参照)が一番投稿した中で古いもので、自分の中ではバズるだろうと思って練習して、ライトの位置とかも考えて彩りでブロッコリー添えてとか考えて撮ったんですけど、全然再生されない、、コメントもつかない、、でも自分には自信がある、、本当にどうすればいいんだという感じでした。
自分の中で何を指標にするかがわからなかったので、とりあえず自分が納得できる動画を練習して作るんですけど、次の手の打ちようがない。
こういった時期は、苦労した、というよりも本当に苦しかった。
反応もないしフォロワー数が増えることもないからモチベーションにもならないし。
しかもこの時はまだ収益化もしていなかったから、本当になんでこんなカメラの前で自分食ってんだろうって虚しくて(笑)
(ロシアン佐藤さん:それはでもわかります!一人でカメラの前で食べてて虚しくなる瞬間(笑))
今は慣れてますけど、違和感ありますよね。
(トミーさん:ほんとにその光景って実は異常ですからね(笑))
ほんとに初期の最初の気持ちが残ってる時の動画なので、恥ずかしさもありながらも、笑ってないといけないんじゃないかとか、カメラの目線見続けちゃったりとか、何を意識すればいいのかわからず迷走してる時期は、一番苦労していたなと思いますね。
じゃあこれはもうだいぶ悩みながら動画を作成したということで、、
(ばやしさん:悩んでます悩んでます!
この顔見てくださいよ、だいぶ悩んでそう、もはや無心のような。
作ったから全部食べなきゃいけないから頑張ってたけど。恥ずかしいからちょっとあれですけど、、終始真顔ですからねこの動画なんて。(一同笑い)
自分はイケメン枠ではないから、かっこよければ少なからずコメントもついたと思うんですけど、だから表情もなんとかしないとと。
しゃべらない中だけど表現するにはどうしたらいいかな、つまらない顔をしないように表情を工夫していったり、と試行錯誤していきました。)
大変貴重なご経験を共有いただきありがとうございます。
続きまして、ロシアン佐藤さんはいかがでしょうか?
ロシアン佐藤さん
私はコンテンツとしてデカ盛りをメインで作って食べているんですけど、通常サイズの料理動画ではそこまで苦労しないメニューもデカ盛り動画ではデカ盛りならではの苦労がたくさんあって。
例えば、パスタの動画だと、パスタを茹でてからサムネイルを撮って、オープニングを撮って、食べる前に10分以内じゃないと固まっちゃってほんとに食べられないような状態になってしまうんです。
サムネイルで撮ったものと別の物を作って食べるみたいなことを私はしないので、そういった時間との闘いがシビアだったりして、私のチャンネルでは「美味しく、きれいに」というのを大切にしているので、見た目にもこだわって動画を配信してクオリティを保つために、5㎏のパスタを食べて、またすぐに同じものを食べることは無理なので別日にわざわざ再撮影をしたんですよ。
(一同:えー、すごいな。大変だ、、)
でも再撮影をすることへの躊躇いはなくて、やっぱりおいしく食べられないものは出さないということは徹底してます。
っていうのと、やりすぎて失敗してしまったみたいなこともあって、さっき言った通り視聴者さんからの要望を詰め込んだ料理を作る「理想の○○」っていうシリーズをやっていたんですけど、それの集大成でやったのがおせちの動画。(下記参照)
(トミーさん:いやこれマジですごい量)
これはもう何品目かも定かじゃないんですけど、、
(司会:え、でもこれって1日で作れるわけでは、、、)
1日では作れないですね。買い出しにまず1日かかって、レシピを仕上げるのにも4、5日、本格的におせちを仕込むってなってから丸3日、でもいざ食べるってなったら2時間でした(笑)
企画としてすごい楽しくて、でも企画としてやりすぎたなっていう、思い出深い動画になりました。
(トミーさん:鯛があの位置にあるって普通考えられないですもんね(画面左端に映っていた鯛を見て))
置く場所がほんとになくて、丸々一匹の鯛なんですけどもう端に置くしかなかったです。
結局失敗はしたけど、結果として面白かったからそのまま投稿するということも実はあって。
ガストのチーズinハンバーグを大きくして再現する動画では、中から切ったときに全然チーズが出てこなくて。色んな意味でアウトなハンバーグだったんですけど(笑)
でもやっぱり納得はできなかったんで、調理器具から何から見直して2年越しにリベンジして、再撮影したのがこの動画(下記動画2本目参照)
失敗したけどまた改めて再撮影してアップデートして視聴者さんに届けることで、それが結果的に視聴者さんを増やすことにも繋がったりとかもするので、失敗も糧にしながら長く続けてこれてるかなと思います。
ありがとうございます。
そういう裏側があったのは本当に知らなかったので驚きました。
トミーさんお願いします。
トミー(水溜りボンド)さん
はい、でも僕はあんまり失敗とか失敗じゃないとかを料理であんまり考えてなくて。
ていうのはその、やりたいことに臨むっていう企画なので、それがただ失敗しただけという結末になっただけ、そこも全部映すべきなのかなっていう風に思ってます。
失敗したからやり直すという場合も、やり直す前の段階もみんなとみて、逆にそういう時の方がコメント欄盛り上がると思ってて、「トミーまた失敗してんじゃん(笑)」みたいなコメントももちろんあるんですけど、「こうしたほうがいいんじゃないか」みたいなみんなの知恵が集結して次につながる、なんかこう毎回ストーリーを更新していってる。
もし失敗したら、その日のうちにコメントとかを見返してすぐに見直しをして、みんなのコメントを受けてこうなったよというものを早く出すというこの速度感は持つようにしてるんですね。
(司会:視聴者とのコミュニケーションを本当に大事にしているとのことで)
はい、もう自分視聴者のコメント全部にいいね押してるんですね。
それ全部自分の手でやってて、1日たぶん2、3000いいね押してるので、この人の言った通りやったら今回成功したから、次もこの人の言うとおりにやってみようという風な気づきにも繋がったりして、ほんとにみんなと作ってるっていうチャンネルかなと思ってます。
なので、想像したのと違う形になってもネタにはできますし、動画制作に時間や労力、努力をかけるのは当たり前だと思っているので正直あまり失敗や苦労談を思いつかないですね。
ありがとうございます。
弊社のクリエイターからもコメントもらってまして、
ちびめしというミニチュアのコンテンツを作成しているんですけども、あちら大体が私たちの手作りになってます。
その撮影中に、完成シーン用にセットを作り込んでいざ撮影開始!となった瞬間に背景の壁が倒れてしまい全ての細かいセットの作り直しになったことがあって、また1からミニチュアを作り直したっていうエピソードがありました。
(トミーさん:それカメラ回ってなかったんですか?)
回ってなかったんです。だからもう社員の中でただ語り継がれるのみの出来事となってしまいました(苦笑)
トークテーマ3⃣「SNSの仕様やトレンドに合わせて意識して変化させていることは?トレンドや動画制作の知識収集の方法」
それでは、最後3つ目の質問です。
最近のSNSプラットフォームの仕様やトレンドに合わせて、具体的にコンテンツ内容や制作手法を意識して変えていることはありますか?
またトレンド情報や制作に関するノウハウや知識をどのように収集されているかも教えていただきたいです。
まずバヤシさん、いかがですか?
バヤシさん
そうですね、まぁ自分はずっとTikTokがメインでずっとやっていたし、TikTokが楽しかったのでやっぱり、トレンドが生まれやすい、バズりやすい、投稿したらすぐに反応が来るとかって。
でも今、最近はTikTokがそういう感じじゃなくなってきてるというか、ぶっちゃけちゃうともうあんまりおもしろくなくなってきてるというか、前の方がよかったというか(笑)
(一同:えー!!大丈夫かな(笑))
(ロシアン佐藤さん:すごい言うじゃん!)
(トミーさん:あんまりしゃべらない人かと思ってたら、すごいこと言っちゃう人だったんだ(笑))
ぶっちゃけほんとにそうだと思ってて。
TikTokのトレンドがYouTubeShortsにいって、Instagramのリール動画にいって、そういう流れがあったから、TikTokがある意味では源流でそこからとりあえず吸収すれば、自分のものにできるものもあったんです。
でも今はそうじゃない。TikTok以外のプラットフォームが面白くなったということもあるんですけど、TikTokが単に面白くなくなったとは言ったものの原因は全体のレベルが上がってきてしまったことが大きい。
だからもう今は自分が作りたい動画を作るということがほとんどで、情報収集の媒体はもうすべてのプラットフォームを満遍なくという形になった。
ただ、TikTokがバズりやすいということは変わらないし、トレンド生まれやすいは変わらないし、なのでTikTokをメインで身はするんだけど、ほんとにもうすべてを網羅的に確認するという感じです。
ありがとうございます。
プラットフォームも毎日のようにそれぞれのアルゴリズムが変わったり、おすすめが変わったりというのはありますからね。
全てのプラットフォームを網羅していこうということで、、
(バヤシさん:自分はアルゴリズムという言葉が嫌いなので(笑))
(トミーさん:またすごいことを言い始めたな(笑))
(バヤシさん:アルゴリズムを自分たちは本当に読めないし正直なところ、アルゴリズムがって言ってるような人は、、あぁまた変なこと言いそうになりましたけど(苦笑)
自分は毎日投稿する中で、いいものは必ずバズるっていうのが結果として自覚できてるし、プラットフォームの目的としては誰にも届かないで眠ってる動画があるっていうのはよくないはずで、ユーザーになるべく視聴滞在時間を長くしてもらうっていうのがミッションだと思うので、もういいと思うものを作り続けて、そういった視点はプラットフォームに任せちゃう!っていう考え方です。
手を抜いちゃったりとか、自分でいいと思えないものを投稿することは、アルゴリズムとか関係なしにダメなことだと思うし、ちゃんとした動画を作っていればそこまで気にすることないのかなって。)
大変勉強になります。ありがとうございます。
続いてロシアンさんのお考えはどうでしょうか?
ロシアン佐藤さん
はい、私はまだ主戦力で動画出しているのが長尺のYouTubeの動画がメインで、Shortsがやっぱりほんとにたくさんの方に見られているので、ぜひ挑戦したいなとは思っています。
それこそ、バヤシさんの動画とかめちゃめちゃ拝見しているし、すごく参考にさせていただいてるんですけど、私はやっぱり食べるコンテンツが主なので、縦型のShortsで食べ物がなくなっていく様子が掃除されていくようにきれいにされていくコンテンツがやはりたくさん見ていただけるので、短時間ですっきりとした気持ちになっていただけるコンテンツを今後は作っていきたいなと考えてます。
あと、トレンドのリサーチはどうしても私が制作に追われたりするので、私たちのチームメンバーに手伝ってもらって、最近見られているインフルエンサーさんの何がよくてどういった工夫があるのかという点を、ミーティングをしながらインプットしていったり。
ただトレンドばっかり追っかけていくと、ほかのクリエイターさんとおんなじになっちゃって埋もれてしまうかなとも思うので、本当に私が好きななんだろうとかも情報として入れ込んだものを皆さんにどんどん届けたいなと思っています。
それで私が最近興味を持ってやっているのが「発酵食品」とか微生物を使った何かしらみたいのが好きで、お味噌とかお醤油とか甘酒とか、そういったものの情報をふんわりとした怪しさ満点!のような伝え方じゃなくて、化学的根拠などに基づいて正確な情報を仕入れたうえで、それを中身のあるコンテンツとして発信する。
最近だと、蔵の見学に行って、実体験に基づきながら発酵のプロセスを学んだりもしましたね。
トレンドに乗せつつ、自分が発信したいものを発信するという意識をもってインプットに励むようにしています。
ありがとうございます、大変勉強になります。
本当に自分が好きなことを、しっかり動画として表現していくことが重要なんだなと。
(ロシアンさん:いやでも皆さんそうじゃないですか?(笑)皆さんそれをやられてるからたくさんのフォロワーがついているんじゃないかと思うので!私が言うのもなんですけど…(苦笑))
それはでもおっしゃる通りだと思いますね。
それでは最後にトミーさんはいかがでしょうか?
トミー(水溜りボンド)さん
はい、もちろんでもバヤシさんが言っていたように、どこからトレンドがくるみたいのはもう終わってきて、どこのプラットフォームから来てもいいように、すべてのプラットフォームを確認するというのはもう当然のことなのかなと。プロだったらやるべきことだなと思いますね。
なので、その先のことが必要になってきているかなと思っていて、いま人それぞれにおすすめが全然変わってきてて、まったく同じ順番や同じものが画面に表示されるなんてことはもうありえないと思うんですよ。
昔だったらそれこそYouTubeとかだと、大体このあたりフォローしてるよねみたいなことが分かりましたけど、最近だとほんとに視聴者さんによりけりで多種多様なものになってる。
なので、視聴者層のおすすめの枠の中の共通項の部分を貫くようなものを作れるかどうか、その点に爆発があるかなと思ってるので、それはほんとに長い時間をかけて自分のファンのコメントやSNSの投稿、自分のことを見てくれる可能性のある人の動きをどれだけ追うのかで変わってくる。
一見関係なさそうだなって思うところでも実は意味があるのかなと思ってて、視聴者のSNSとかを見て、食とかの内容だったらダイレクトに反映すればいいだけの話ですけど、例えば韓流系すごい投稿してるってなると、若干そこを体に感覚値として刷り込んでいくことで、僕のチャンネルではこれが再生されそうだなっていうのを肌感覚で理解していける人間になっていかないと。
さっきも仰ってましたけど、トレンドばかりおってるだけだとほんとにAIに勝てなくなる。
自分とはどういうもので、自分のチャンネルはどういう性質があるのかっていうのを、言葉で表しきれない肌感覚で理解するのが結局最終地点なのかなって思うんで。
さっきアルゴリズムの話がありましたけどほんとに僕も同意見で。アルゴリズムが大切じゃないというよりは、アルゴリズムより自分が作るべき動画よりも優先度が低いというだけで、もちろんアルゴリズムを理解したうえで作るべき動画っていうのを、自分なりに理解して作っていくべきなのかなと思います。
あとは、より肌感覚みたいな感覚のような話以外の具体的な意識としては、芸能人とか制作会社とかのプロの方がSNSプラットフォームにも進出してきて、「全体的にレッドオーシャン化」してきてるなとほんとに感じてて。
そうしたプロに負けないために、僕たちみたいなちょっと素人から抜けられたかなみたいなところだと、より情報量が多く、クオリティの高いコンテンツ制作を意識しないとダメかなと思って、そこは常に意識してますね。
ありがとうございます。
共通点を貫くというところは、ほんとにわかりやすいというか確かにと思える点で、大変勉強になりました。
弊社も毎日のようにSNSを見ているんですけど、弊社のほかのクリエイターさんにはない強みだなって考えているのが、弊社はざっくり30人社員がいるんですけど、30人全員が毎日SNSを分析して、週1で報告しあってるんですね。
(一同:へー!すごいそれは)
人によっては毎日発信する人もいるんですけど、なので30人分の面白いがみんなに共有されるのが我々の強みで、それをみんなが尊重しあうから面白いが集約したコンテンツを作ることができてるなと。
ただその中でも意見の対立などの争いは起こるけど、それももちろん尊重しあってきたからこそ、こうした今のTastemadeができていると思ってます。
もっと具体的なところだと、動画のテンポはどんどん早いものが主流になってきているので、TMJもその傾向に合わせて都度テンポを調整していたりだとか、最近はバズるためにはツッコミどころが必須なので、それをどう作るかを意識して構成を作っていますね。
こういったところが弊社のクリエイターからのコメントでした。
クロージング
それでは皆様、本当にありがとうございました。
まだまだお話を伺いたいところではありますが、ちょっと残念ながら時間の関係上本日はここまでとさせていただきます。
皆様にとっても参考になる情報があったかなと思いますので、ぜひ日々のSNS発信において活用してみてくださいますと幸いです。
ぜひですね、これからもクリエイターの皆様と交流を続けて盛り上げていきたいなと思いますので、何卒よろしくお願いします!
それでは本日のパネルディスカッションは以上となります。
それでは、パネラーの皆様がご退席されますので、拍手でお送り下さい。
(一同:ありがとうございました!!)
パネルディスカッションを振り返って
ここまで皆様お付き合いいただきありがとうございました。
大変に長い記事となってますので、手短に締めさせていただければと思いますね!
私なりに今回のパネルディスカッションにおいてトップインフルエンサー3名から聞けた共通項みたいなものをまとめてみるとすれば、
「自身の強みや好きなことを追求すること」
「自身のフォロワーとの関係値を最大化する工夫を行うこと」
「トレンドに迎合しすぎず、自身のコンテンツをブレさせないこと」
こういったところをお三方ともに様々な実例を交えてお話しいただけたんじゃないかなと思います。
特に私としてはやはりみなさん視聴者やフォロワーのことをとても大事にされているんだなという印象を受けることができたことが心に残りました。
実生活でもそうですが、自分のことを大切にしてくれる人を同じくらい大切にするということの重要性はどんな場でも高いものだなと感じるものです。
今回のパネルディスカッションの内容は、SNSを運用するという視点でも、一般的な仕事への従事という視点にも活きる普遍的な内容だったかなと思います。
この記事を読んでくださった皆さんの日々の仕事や生活のプラスに少しでもなったのならば幸いです。
それではみなさま、また次回の記事でお会いしましょう。
お付き合いいただきありがとうございました。