TARTAROS LANDキャラ増加中
2024年4月にアートフェアで再起動した「TARTAROS LAND」。偶像モチーフの絵画と彫刻で構成したシリーズ。
現在は主に絵画作品で色々試しながらの試行錯誤を重ねています。
キャラクター→偶像という概念を基軸に人では無いが、人の気配のある何かを探しています。
今回は新作のメデュを紹介します。
キャンバスにアクリルベースで下地を作り、油彩で仕上げる手法を試しています。
過去に抽象画で油彩を試みてましたが、ここ数年は使って無い画材。油彩表現を開拓する目的もTARTAROS LANDのテーマの一つ。
メデュは、ギリシャ神話の怪物メデューサをモチーフにしたTARTAROS LANDの偶像です。
何故メデューサなのか?
背景にある神話の持つ意味を現代に当てはめたり、蛇が持つイメージが多面的人格やコミニケーション、潜在心理を暗示している様に感じられたり、様々な想像を掻き立てる力がこの偶像にはあります。
「怪物」なるものが現代に復活してきている、今を感じるモチーフです。
自分で鑑賞し、見飽きない作品が、最近の良いと思える絵画の基準になってきました。
その絵画が何故そういう気持ちにさせるのか?特にこの「Medu Three snakes」は気になる作品です。自分の頭の一部(🐍)が自分を見つめ返し、きょとんとする。
客観と主観、意識と無意識、人の心の階層が持つ様々な不思議を感じます。
色味もパット思い浮かんだ色ですが、色々なニュアンスを想像します。
皆さんは如何でしょう。