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いちご

いちごの栽培まとめです。
2月までは記録を取っていなかったので、最初のほうは記憶があやふやです。
栽培したのは、
・『宝交早生』
・サントリーフラワーズ『蜜香』
・タキイ種苗『ジャンボいちごまんぷく2号』
の3種。
三姉妹と呼んで、ほぼ条件を揃えて栽培していました。


植え付け

2023年10月15日(栽培0日目)
『宝交早生』『蜜香』『まんぷく2号』の3種を同時に、1鉢に1株ずつ植え付けました。
鉢は1ガロンの不織布プランター、土は…たしかプロトリーフさんのいちご専用の土を使用したと思います。
植え付け後は、宝交早生にハダニが少し発生した以外には特に問題なく、順調でした。

途中経過

2024年2月7日(115日目)
この日から記録をつけ始めています。

宝交早生
チップバーンらしき症状が出たこともありますが、元気!
蜜香
三姉妹の中で最初に花芽がつきました。
ジャンボいちごまんぷく2号
たぶん↑が正式な商品名なのですが、省略してます。

春までの間の作業は、水やりと枯れ葉取りとハダニ退治と、ときどき液肥あげるくらいだったと思います。
あ、あと花芽もかいてました。

これはまんぷく2号の花芽

まんぷく2号は他2種よりも株自体が大きく、水やり頻度も高かったです。

追肥

2024年2月23日(131日目)
遅れましたが、本格的に花が咲いて実をつける前に追肥をしました。

使用した物たち

蜜香は黒星病ぽい病斑がみられるので別にしているだけで、同じ日に作業しています。
後ろにニョキニョキ生えているのはニンニクです。

画像の赤丸の位置に浅く穴を掘って、肥料を埋めて軽く中耕しました。
まだ寒い時期だったのですが、数日温かい日があったせいで株が動き出したので液肥も施しました。

2024年3月15日(152日目)
なかなか花芽がついてくれないので、日当たり確保のために配置換えしました。

この時点では蜜香が一番しげっていて、次点はまんぷく2号ですがハダニにやられており、宝交早生はまだ冬なのかな?という状態でした。

花芽

2024年3月18日(155日目)

この子は宝交早生

心配していた宝交早生に真っ先に花芽がつきました。
この2日後にはまんぷく2号にも花芽を確認できています。

開花

初めてのいちご栽培なのと、『下の子がやっと幼稚園に通い始めた+まだ無職』なので時間が取れるようになって、ほぼ毎日写真撮ってます。
長いです。

2024年3月28日(165日目)

一番乗りは宝交早生

まだ花粉が出ている状態と出ていない状態の区別がついていなかったので、とりあえず開花の次の日の朝に受粉作業をしてみました。
筆で優しくなでなでヾ(´`ヾ)

その2日後、花を揺らしたら花弁が落ちました。

きれいなシンメトリーに感動

受粉していたら花弁が簡単に落ちるそうなので、おそらく受粉成功したんじゃないかな〜と思います。

そして次の日、

なんだか雌しべの先が茶色い?
肉眼じゃよく見えないので、マクロレンズで撮影
これは虫???

調べてみたら、いちごの雌しべが茶色く変色するのはアザミウマの被害に遭っている可能性があるとのこと。
また、アザミウマは小さくてよく見えないとも記載があり、もしやこれが!?と戦々恐々としていました。

そんな心配をよそに、宝交早生は次々と開花するので受粉作業もしておきました。

宝交早生

そしてまんぷく2号も開花しそうです。

まんぷく2号
ハダニにやられて葉が掠れています

更に次の日、宝交早生の最初に受粉した花は花托膨らんできました。

宝交早生
まんぷく2号

そしてまんぷく2号も一番花が無事に開花しました。
花托が大きいし、花弁も多い!
と、違いに驚きつつも、嬉しい気持ちでいっぱいです(*ˊᵕˋ*)

これくらいのタイミングで、花粉が出ているか出ていないかの見分け方がわかってきました。

マクロレンズ大活躍📸

開花後すぐは、雄しべの先端の源氏パイみたいな部分はただの板のようにツルリとしていますが、1日後くらいには縁にモコモコと花粉が出てきます。
眼鏡で矯正しても視力1.0くらいしかない近眼の私でも、近づけばわかるくらいモコモコします。
これに気づいたおかげで、受粉作業は更に効率よくなりました。

更に次の日

宝交早生
番号は開花順。

宝交早生は順調です。
そして、蜜香に遂に花芽がつきました!

蜜香
待ってたよヽ(;▽;)ノ

2月下旬に花芽を摘んでからうんともすんとも言わないので心配していましたが、なんとかなりそうで安心しました。

翌日

まんぷく2号

花粉が確認できず、受粉作業なし。

2日後

宝交早生

育てていくうちにわかってきたのですが、雌しべは受粉すると黒く細くなっていって、実から外れて落ちてしまったり、そのままくっついていたりするものなんですね。
アザミウマ関係なかったみたいで安心です。

翌日

まんぷく2号

やっと花粉が確認できたので、受粉作業しました。

翌日

宝交早生
まんぷく2号

宝交早生は花托が更に膨らんできて、まんぷく2号は花弁が自然に落ちたので、おそらく受粉成功したのではないでしょうか。

翌日の宝交早生

何度も書きますが、宝交早生です。

次の花芽があがってきて一番花が咲いたのですが、花が大きくて花弁が多い。
まんぷく2号じゃなくても、各花芽の一番花は大きくなるし、その際花弁の大きさは変わらず数が増える傾向があるんですね。
1つの花芽からバンバン花があがってくるのですが、だんだん小さく弱くなっていっている感じがするので、花芽1つにつき花は5つ前後に抑えて、あとは摘んでしまうことにしました。

3日後

宝交早生

二番花も膨らんできて、順調ですね。

翌日

蜜香

ついに蜜香の一番花が開花しました!
やはり花弁が多いのですが…なんだか雄しべが小さい。

2日後

宝交早生

日に日に実が膨らんでいくので、楽しくて仕方がない時期です(笑)
蜜香は花粉がでておらず、まだ受粉できていません。
仕方がないので、宝交早生やまんぷく2号の花粉で受粉作業をしました。

3日後

蜜香

受粉は成功したようです。

翌日

宝交早生

2日後
久々に三姉妹の全体図を撮りました。

蜜香

新しい花芽が根本に見えています。
たぶんですが、葉の茂り具合に反して花が異様に少ないので、私の育て方が悪くて生殖成長に持っていけなかったんじゃないかなと思います。
花粉が出なかったのもそのせいかと。

宝交早生

順調ですね。
やはり三番花くらいまでがしっかりしていて、それ以降の花は花托が小さく、受粉してもあまり大きくならないです。
なので後半の小さい花は咲く前に摘んでしまってます。

まんぷく2号

葉も花もグングン立ち上がってます。
一番元気!
この子も小さい花は摘んで、花に被さってしまう葉もかいてます。

2日後

宝交早生

受粉から約3週間後、赤く色付いてきました!

2日後

宝交早生

全体が赤く色付きました。
一説によると収穫のタイミングはヘタが反り返ったときらしいので、もう少し様子をみてみます。

まんぷく2号
あれ…糸引いてる…?
これは…!

ハダニだー!!!!!
株の後ろの方の葉をほったらかしすぎて風通しが悪くなって、そこで大繁殖してました。
そもそも葉も古くなっていたので(触ったらパリッと裂けるくらい硬くなってた)取り除いたら、後ろがスッカスカになりました。
そして全体にロハピ噴射!

スッキリ(ものは言いよう)

葉の量が半分以下になりました。
葉を減らしたので、実も少し減らしました。
持ち直してくれるといいのですが…

収穫

2024年4月26日(182日目)

宝交早生

初収穫しましたヾ(*´∀`)ノ
お味はね、うすーいいちご味でした(笑)
追肥や日当たりの確保が遅れたりしたので、こんなものなのかな?

3日後

蜜香

1つの花芽にたったの3つしか花が咲きませんでしたが、受粉は綺麗にできていると思います。

宝交早生

二番果も色付いてきました。
この2日後くらいに収穫して食べたら、美味しかったです。
薄くないいちご味がしました(笑)

4日後

宝交早生

三番果も色付いてきました。
この子は子供たちと一緒に収穫して食べました。
3歳児は「すっぱい」と言って残しましたが、7歳児は「美味しかったよ」と言って食べてくれました。
普段はいちご嫌いで食べない7歳児が頑張っていました(*^_^*)

まんぷく2号

一番果が色付いてきました。
背景がめちゃくちゃスッキリしてて笑ってしまう。
ハダニには十分に気をつけましょう。

蜜香

少し膨らんできました。

3日後

宝交早生

4つめが色付いてきました。
株は相変わらずで、三姉妹の中では一番こじんまりしています。

蜜香

株は、一見すごく繁っているように見えますが、意外にも葉は少ないです。
葉一枚の面積が大きく、茎が上に立ち上がっているのでモリモリして見えているだけです。

蜜香

実はまだ大きくなっている最中なのですが、花托がすでにほんのり赤いです。

まんぷく2号

一番果を収穫しました。
宝交早生の一番果が薄味だったのであまり期待していなかったのですが、美味しかったです( '༥' )

4日後

まんぷく2号

新しい花芽もドンドン出てくるし、花もバンバン咲きます。
三姉妹はだいたい同じ位置に置き、同じ頻度で同じように追肥して育てているつもりなのですが、やはり最初から株の大きかったまんぷく2号は勢いが違いますね。

大きさ比較

なかなか同時期に実が生らないので、同じ皿に乗せた写真で比較してみました。
これたぶん、宝交早生のほうは2番目の花芽の一番果(花弁が7枚の大きいやつ)で、まんぷく2号は1番目の花芽の二番果(一番果よりは小さい)だったと思います。
それでもまんぷく2号のほうが大きいですね。
ジャンボいちごの名は伊達じゃないです。

2日後

蜜香

花托より先に実(つぶつぶ)が赤くなってきました。
私の受粉の腕が上達したのか、品種の特性なのか、実の形もきれいです。

7日後

蜜香

2つ収穫して食べました。
『甘すぎる!』というラベルの触れ込みどおり甘かったです。
いつぞや根本に見えていた花芽は駄目になってしまったので、蜜香の実はこの3つだけとなりました。

3日後

蜜香

最後のひとつぶです。

蜜香

ランナーがいち早く出てきていました。

片付け

2024年5月29日(215日目)

宝交早生
蜜香

収穫が終わったので、上記の2株はお片付け。
根もたくさんで、特に蜜香は鉢いっぱいに広がっていました。
花も実も楽しませてくれてありがとうございました。
お疲れ様です。

まんぷく2号はまだ実がついていたので、この後もちょこちょこと収穫して食べたりしていました。
そして、6月の下旬から働き始めた関係で片付けのタイミングを完全に見失ってしまい、この記事を書いている9月中旬もまだ枯れずに鉢に植わっています(^_^;)
流石にそろそろ片付けようと思っていたら、コンパニオンプランツのニンニクの芽が出てきて更に片付け辛い状況に…
いや、ニンニクは諸事情で料理に使えないので増やしてもしょうがないし、片付けます(`・ω・´)
新しいいちごの苗を買う前には!

おまけ

この方は?

コンパニオンプランツとして植えていたニンニクです。
いちごを守ってくれるので、敬意を込めてニンニク騎士(ナイト)と呼んでいました。
鱗片を植えたのですが、掘り起こしたら小さいながらも丸くなってました。
暖地なので、たぶん寒さが足りなくて太らなかったんだろうなと思います。
君もお疲れ様でした(*ᴗˬᴗ)⁾⁾⁾

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