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子どもが集団に入れない時どうする?【幼児期編】

 こんにちは,umenoです.

 幼児期は成長に伴い,集団で何かすることが増えていきますよね.ただ,集団に入りにくい,嫌がる,なじめないといった悩みもあると思います.私も普段よく相談でうけることが多い内容の一つです.今回はそのような時の対処方法についてまとめてみました.幼児期のお子さんをもつ親御さん,教育や療育関係者の皆様にとって参考になれば幸いです.


①まずはお子さんの分析を


 私のnoteでは度々書いていますが,なぜ集団が嫌なのかを分析することからはじめます.「音が大きくて嫌」,「他にやりたいことがある」,「ダンスや歌など苦手でやりたくない」,「指示に従うことが嫌い」などなど色々あると思います.幼児期は自分の気持ちを言語化することが難しいと思いますので,観察から推測することがよいです.

②理由に合わせて対処方法を決める


 「音が大きいならば,音量を少し下げる,場所を変える」,「他にやりたいことがあるならば,終わったらできるように見通しを伝える」,「ダンスや歌が苦手ならば別の場面で練習方法を考える」,「指示に従うことが嫌いならば,指示に従ってうれしくなる経験をする」など色々できることがあると思います.

 嫌なら入らなくてもいいというわけではなく,本人なりの参加を考えた方が,本人の経験を奪わずに済むのでよいのではないかと思います.

③集団活動は避けては通れないこと


 今後生きていく上で集団活動は避けては通れない場面となります.前の記事でも書きましたが,本人なりの付き合い方を見つけて,上手に集団に参加できるようになることが目標になると思います.


④集団の段階づけ


 まずは小集団からはじめる,本人の好きな活動を集団で行うことからはじめるなどの難易度設定が出来ますので,環境調整も検討していってください.

⑤集団から学べること


 やりとりするスキル,運動スキルなど多くの子どもの中で学べることはたくさんあります.特に集団は,他の児が引っ張っていく力も働きますので,本人の気持ちが乗ってくると色々なことが身につきやすくなります.
 

⑥まとめ


 集団は色々なスキルを身に着ける良い経験になります.ご本人を分析してよりたくさんのことを楽しく経験していってほしいですね.

本日も最後まで読んで頂き,ありがとうございました.


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