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発達特性に合わせた職場での工夫【コミュニケーションと思考の柔軟性編】

こんにちは,umenoです.

「うまく会話ができない・・・直ぐにトラブルになってしまう」
「言葉になっていないことを読み取りにくい」
「いつもと違うことがあると混乱する・・・」

ASDといった診断がついていない方であっても,コミュニケーションや思考の柔軟性に課題がある方は上記のようなことを感じることも多々あると思います.

ただ,本人は真面目で,まっすぐ考えることが出来る人であることが多いです.なので,周囲の人から勘違いされず,本人らしく仕事ができるような工夫をしてけると良いと考えています.

今回はそのためにどのような工夫が出来るかについて記事にしてみました.

この記事が職場でコミュニケーションや思考の柔軟性について悩んでいる方,もしくはこういった同僚の力になりたいと考えている方にとって少しでも参考になれば幸いです.


①発達特性を捉え,分析をする


 十人十色という言葉があるように,当然障害名や特性からこれが良いということは絶対言えません.

 まずは本人の分析をすることが大切です.自身でわかっていること,周囲からみた印象それぞれを話し合うことも必要です.

・別に嫌いとかではないが,人と面と向かうと緊張してしまい挨拶や話がうまくできない
・言葉をそのまま受け取るため,背景の感情の動きや言葉になっていない「やってほしいこと」がわからない
・臨機応変が難しい.イレギュラーなことが起きると混乱する.

などなど

”具体的に現状を言語化”していくことをおすすめします.単に”人が苦手”とか”柔軟性が無い”といったネガティブな表現で終わらせてはいけません.それでは次につながらないですし,ご本人の自尊心も傷つけます.

②工夫の仕方


 周囲が許容可能な範囲で柔軟に変わっていくことが早いです.無限に工夫の仕方があると思いますが,一例を挙げておきます.

・上手な挨拶や会話に拘らない.
・具体的な情報交換を心掛ける.やってほしいことなどは全て言語化,書面化しておく
・イレギュラーな場面になったら,ヘルプを求める.ヘルプを求める方法を決めておく
などなど

「こうするべきだろ」「いやいやこっちが常識でしょ」といったことを思う方もいるかもしれません.ただ,そんなときはアインシュタイン博士のことばを思い出してみてください.

”常識とは18歳までに身に着けた偏見のコレクションに過ぎない”

色々な翻訳の仕方はあると思いますが,とても大切なことです.

周囲の人も一旦立ち止まり,自分の常識と考えていることを見つめ,柔軟に考えていくことが必要なのではないでしょうか.

まとめ

 自分とコミュニケーションを取りにくい人,価値観の違う人を批判したり,組織から外そうとすることは簡単です.ですが,それは本当に生産性を上げる行為なのでしょうか.自分の常識を見つめなおし,一人一人が柔軟に考えるようになることが大切だと考えています.そして私が今後行う事業が,一人一人,一つ一つの組織が柔軟に考え,生産性が上があるように働きかけられたら大変うれしいです.

本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.

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