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「字を書く」までの道のり【筆記具操作編】

こんにちは,umenoです.
今は幼児期から文字の練習をはじめるお子さんは多いですね.ただ,「筆記具の持ち方をどんなふうに教えたらいいのか」といったことはよく聞かれます.今回はそんな時の練習方法をまとめてみました.幼児期のお子さんをもつ親御さん,教育や療育関係者の皆さまにとって参考になれば幸いです.


①指先を上手に使えるようになることから


 まずは親指,人差し指,中指の3本でよく細かい遊びが出来るようになることがよいです.親指側3本は「操作」,小指側2本が「固定」で分けて,手を使うことが多いからです.
 あまり細かい事を意識しなくとも,粘土遊び,細かなブロック遊び,工作などをしていると,自然とそうなることが多いです.お手伝いの中では,洗濯バサミの操作をしていると,指先の力がついてきます.

②意外と大事な手首の向き


 手首が下を向いていると上手に筆記具も持てません.手首が上を向くようにするために,壁に紙を貼ってそこにお絵かきをすると良いです.
 直接書いてもいい,壁紙は後で替えるというご家庭は壁に書いてもらっても良いと思います.

③筆記具は太いものから細いものへ


 筆記具は太いものの方が持ちやすく,操作しやすいです.そのため,クレヨンから始めていくことをおすすめします.その後,少しずつ細いものに変えてみてください.

④どの角度でも書けるものから


 クレヨンやクーピーであれば,筆記具の傾きの具合に関わらず書けますので難易度は低めで,取り組みやすいです.ある程度安定してきたら,鉛筆などに変えてみてください.この点ではボールペンが一番難易度が高くなります.

⑤何より大事なのは本人の意欲


 何事も本人の意欲がとても大切です.本人が描きたい「何かがある」そして,その描いたものをみてくれて喜んでくれる人がいること,そういった状況をつくってあげることがとても大事です.しっかりとその場でコミュニケーションをとっていきましょう,そうすることで意欲を育てることにもつながります.

⑥まとめ

 今回は指先中心の話になりましたが,もちろん姿勢が崩れず,正しい姿勢で座れることも大切です.私のnoteでは毎回お伝えしていますが,お子さんをよく観察分析して,それぞれにあった関わりをしてくださいね.
 
 本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.

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