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数学の証明問題を解くことは,交渉する練習である

 こんにちは,umenoです.最近は学習塾開業に向け,私自身改めて色々な学問の復習を楽しくしています.

 その中で,「数学の証明って交渉することにとても似ているし,構造的に一緒では?」と感じました.学生の頃は証明問題が苦手でしたが,大人になってから触れるとまた違う側面が見えて楽しいですね.そういう側面が見えると,子どもたちにも勉強の色々な魅力を伝えていけそうな気がします.

 今回は証明問題がどのように交渉術に繋がるのかということについて,考えをまとめてみました.学齢期のお子さんのいる親御さん,教育や療育関係者の皆さまにとって少しでも参考になれば幸いです.


①結論に必要な情報を集める


 証明問題では相似であること,合同であること,二等辺三角形であることなど,色々なことを結論づけるよう求められます.この時考えることは,相似であるためには「線分の比を集める?角が同じであるという情報を集める?」など,結論に必要な条件は何かを先に考えます.そして,その条件を集めることは可能なのか,そして,どうしたらいいかを考えていきますね.

②社会の中での交渉とは


 どんな業種,職場であっても交渉する場面はありますね.相手に何かをしてもらうためには,どんな条件をそろえるといいのか,そしてそれはそろえることが可能なのか,可能であればどのように集めていくかを考えます.内容は違えど,構造的には一緒だと思います.

③学生の時から練習しよう


 学生の時から交渉することはあると思います.上記のようなことを意識して,論理的に詰めていく練習をしていくことは重要です.コミュニケーションにおいては,全て論理的である必要はないと思いますが,何かを交渉する時は「関係づくり」と「論理性」が必要です.証明問題を勉強するときは,そんなお話をしても面白いかもしれません.

④やっぱり勉強は楽しい


 数学に限らず,学生の時に学ぶことは社会に出て活きてくることは多いです.どんな学問であってもやらされることは面白くないですが,目的を伝えて,面白いと思ってもらい,自ら学問に向き合う姿勢をつくる.そんな学習塾を目指したいです.

本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.

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