子どもが”積み上げた学び”を”社会で活かす”ために大切なこと【私が考える5つのこと】
こんにちは,umenoです
お子さんが学習を積み上げる上で大切なことは何でしょうか
学校のテストで良い点数を取る事,偏差値の高い学校に合格すること,英検や漢検,算数検定に合格することなど色々あると思います
どれも素晴らしいことです
勉強に限らず,頑張ったあとに目に見える結果が出ると嬉しいもので,またそれがモチベーションにも繋がります
ただ,社会ではどうでしょうか
社会では自分で目標を設定し,自分で効果判定をする指標を設定して,自分でかじ取りをしていかなければなりません.
学生の時はある程度の頑張る方向性,分かりやすい結果が用意されていました
社会人になってから,このギャップに悩む方も多いです.そして,せっかく一生懸命積み上げてきた学習内容も活かせないこともあります.
では,そのように悩まず,積み上げてきた学習を社会で活かすために,小中学生から何をすべきでしょうか
その点について,今回は記事を書いていきたいと思います
この記事が小中学生のお子さんを持つ親御さん,教育や療育関係者の皆さまにとって少しでも参考になれば幸いです
①勉強する意味を伝える
これは小学生になる前から伝えた方が良いです.
「文字を読めると,自分で○○ができる」「計算ができると,○○ができる」などポジティブな面から伝えていきましょう
ただ,個人的にはネガティブな面を伝えてもよいかと思います.
「文章が正確に読めないと,騙されてしまうこともある」
お子さんの精神状態に合わせてですが,そういった悲しい事実も伝えていくべきだと考えています
②勉強する過程を楽しめるようにする
人間は元々,新しい知識を欲する傾向があります
「新しいことを知り学ぶことで,世の中をみる目の解像度が上がる」
「それはこんなにうれしくて,楽しいこと」
近くの大人はそういったことを情感込めて伝えながら,一緒に勉強をしてみてください
③日常生活で考える習慣をつける
「なぜ?」「どうして?」
ことばを覚え始めた幼児が連呼する言葉です
ただ,いつの間にかそういう言葉が悲しいことに減っていきます
”疑問をもつことは,学びを積み上げていくためのエネルギー”
そのためにも,日々近くの大人は会話の中で”考察”を促してください
答えは安易に与えない方がよさそうです
社会に出てからは”答えの無い事案”と無限にぶつかるからです
”答えは無いが,よりベターを探して前進すること”
そういった行為を幼少期から積み上げる必要があります
④自分で目標を立てる習慣をつける
”言われたことをするだけにならない”
社会人になってから言われたこともあるかもしれません
これって結構難しいことだと思います
学生の時は言われたことのみ頑張ってやれば評価をされていました
しかし,多くの人が3月31日を境に急に価値観の転換を迫られるわけです
「自分で考えて,自分で決める,目標も評価基準も・・・」
このプレッシャーに押しつぶされないためにも,まずは小学生の時から目標設定を積極的に行うべきだと考えています
⑤チャレンジをどんどんさせて,失敗や挫折から立ち直る経験をする
教育方法は昭和から令和にかけて大分変ってきたと思います
現在の社会規範,世間,そういったことを考えるといろいろと難しいことも多いです
ただ,大切なことは変わらないと思います
その中でも”精神的なタフさ”は大切です
それを身に着けるためには周囲の大人が厳しく接するということでは無く,”チャレンジと失敗を怖がらせずさせること”につきます
「どんなに失敗してもやり直せる」
小学生の時からそういった気持ちを持たせてあげてください
そして特に親御さんは「見守ること」を大切にしてください
見守りは放置とは全く違います
見守りは手を出さず、安全や安心を子どもに与えることです
情緒的にも論理的にも支えてあげることで、子どもたちは強くなります
まとめ
いかがでしたでしょうか.今回は学びを積み上げていくベースの部分についてお話しました.時代は変われど,人間の本質は変わらないというのが私の意見です.一人一人が最大限のパフォーマンスができるよう,子どもたちを支えていきたいですね.
本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.