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羽生善治 闘う頭脳/羽生善治


 最近、寝ても醒めても将棋してます。
今年、宅建の受験をするつもりでしたが、勉強に身が入らないのはもう確実というか、今年の春頃に確定してしまったので、宅建勉強するのはやめました。

さて急にどハマりした将棋なんですが
僕がどのくらいの実力かというと、超弱いです。

将棋ウォーズという将棋のゲームがあるんですが

ただ今、10連敗中です。

だけど将棋って負けても面白いんですよ。
何が面白いって勝敗がついた後、感想戦といって、将棋の内容を振り返るという文化がありまして、自分はこの感想戦をするために戦っているんじゃないかと思うくらい、好きです。

感想戦の何が好きなのかというと
うろたえている自分を発見することができる!ということ

本来、感想戦は、戦いを振り返ってみて、いい手を探したり悪い手を探したりして、各々の将棋を改善することが目的ですが、自分の場合、相手にいい手を指されて、どうしようもなくなってるのを発見するとなんだか嬉しくなります。
理由は分かりません。分かりませんが

だから俺の将棋は弱い。のだ

振り返って反省する。そして改善する。ってことをせずに自分のクセを発見して楽しんでおるので、そりゃぁあ強くなる訳が無いんですよね🤔

自分は小学校の低学年の頃に将棋を父親から教わって、色んな人と将棋を指しましたが、勝った記憶が全くないです。
無いということで
ひょっとしたら俺の将棋観と、他人の将棋観って違うのかもしれません。

さ、今回の目次です



この手の本ってムック本というらしいですね
 ワンテーマの雑誌、書籍をムックというのだそう。
ということで、この本は、羽生さんがテーマのムック本ということでございます。

さて、将棋が強くなりたくてこの本を手にしたわけなんですが、直接、一撃で強くなるような手がかりを見つけることはできませんでした。

じゃあ、誰向けの本なのか

羽生さん好きな人に向いてるのはもちろんなんですが、将棋をやったことない人も読んだら、何かしらの収穫があるんじゃないかと思います。

仕事にしろ、趣味にしろ、対人関係にしろ、何か1つ突き詰めた人の考え方や、答えって、意外にシンプルなので、転用しやすい。のかなと。
ということで、日本語話者全ての人が読んだらいいと思いました。笑

将棋って、自分が一手指すと、次は相手の番で、何されるか分からないんです。
ひとつの局面でざっくり80通りの分岐があるそうで、その中の可能性から1番良さそうな一手を選んでいっているそうです。
その1番良さそう手の選び方も、悪そうな手を消して消去法で選ぶパターンと、良さそうな手を何個か見つけて比較するパターンと、両方あって、結局分からないから意外にも勘に頼ることも多いそう。

ただし、この勘っていうのは、膨大な知識の蓄積から出てくるひらめきなわけなので、一般的にイメージする勘とちょっと違うものっぽいですが(´・ω・`)

読みながら進めていくと、結局仕事と同じで、突き詰めると答えはシンプルで、その道を極めた人は、違う業界にいても同じようなことを言うんだなぁーというのが感想で、やっぱり色んな人が読んでも楽しめる本ではないかと思いました。

これは、2016年発売の本

さて、2016年というと、将棋界の怪獣、藤井聡太さんがプロになった年です。
なので、藤井聡太さん以前の世界線のままなので、今の羽生さんなら言わないような考え方、捉え方がひょっとしたらあるのかもしれないなぁーと思いました。
最近将棋にハマっているので、もう少し将棋界を知って、藤井聡太以後と以前の世界観を味わってみたいと思ったり思わなかったり。


将棋は未知である

羽生さんも、将棋は未知であると言ってます。
羽生さんですら、未知なものだと思ってるのに、一般人の僕が将棋を理解できるわけがないとね、まぁーーーー諦めました。
この本を読んで、将棋のコツや考え方が吸収できればいいな!なんて思ってた訳ですが、ちょっと甘すぎましたね🤔


定跡を覚えたところで強くなる訳ではない。


定跡。そうなんですよ。

定跡通りにはなかなか進行しませんし、相手のこの手を見て、戦局良し。だのって、書いてる定跡書が多いんですが、まぁー勝てません。

将棋にハマると棋書ばっかり読んじゃうので、たまにはこういう本もいいもんですね🥺

ありがとうございました!


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